PR
Keyword Search
Comments
僕は1999年に前世療法を初めて学びました。そのクラスでは理論的な説明の後で受講生が三人一組になって実習をします。
クライアント役、セラピスト役、スーパーバイザー役です。
その時僕はすでに何度かセッションを受けていましたが、あまり前世が見えず半信半疑のまま受講しました。
催眠にかかりにくいタイプです。
この時もセラピスト役、スーパーバイザー役は良いとしてクライアント役の時に苦労しました。
あまり過去生が見えないとセラピスト役やスーパーバイザー役の方の迷惑にもなるし、そう思うとますます緊張して催眠時に必要なリラックス状態から遠くなります。
それでもおふたりのおかげで自分の過去生を見ることが出来ました。
自分で見たのは次のような過去生です。
イタリアの都市で医療の仕事をしていました。おそらく14世紀から16世紀の間くらい。当時は近代医療は成立していないので植物を使ったり、今でいうエネルギー療法、心理療法のような手法を使っていました。キリスト教とも関係があるようです。
灰色やベージュの石造りの建物が複数立っているイメージ。
最初は順調にいっていましたが、ある時に小さい子供が来たときに助けらず、亡くなってしまいました。自分はその子を抱えていて、近くにその男の子のお母さんがいます。お母さんはこちらを責めることはないのですがとても悲しんでいます。
それから僕は自信を失って仕事を辞めたようでした。
実習なので一セッション30分程度で僕が見たのはここまでです。
セッションが終わった後に三人で話し合います。
僕は正直にいいました。
確かにセッション中さっき言ったようなビジョンがぼんやり見えたけど自分が作ったような気がする。
2,3日前に東京でイタリア美術の展覧会に行ったし、僕は小さい時に教会に行ってたし、そうした経験から自分でさっきのような過去生を作ったのだと思うと。
これはよく言われる感想のひとつでワイスの本にも出てきます。また僕もその後クライアントの方から何度も言われました。
その時スーパーバイザー役の人が言いました。
それは違うと思う。むしろ逆で過去生でイタリアにいたからイタリア美術の展覧会に行ったのだ。だって普通の人はイタリア美術の展覧会にそう行かないもの。何より私も同じビジョンを見たもの。と言いました。
彼女はサイキックでスーパーバイズをしながら同じビジョンを見ていたそうです。
もちろん理屈では僕が作った過去生と思ったビジョンを彼女も見ていたと考えることも出来ますが、それより昔のアルバムを見るようにふたりで同じ過去生を見たと理解する方がより自然に感じました。
およそ20年前のことを思い出したのは先日ある先生のセッションを受けた時に
「あなたは過去生で2回ヒーリングの仕事をしている。2回とも仕事をしていく中で患者さんを助けられず、死んでしまったことがあり、それでその仕事を辞めている。でもそれはあなたのせいではないからその思いを手放しなさい。」というようなことを言われたからです。
その内容は概ね僕が自分で見た過去生と符合します。
もちろん僕は先生にそのような過去生を見たとは言ってません。
僕は複数の角度から同じことを見た場合にはそれが自分にとっての真実だと考えるようにしています。
なので僕はおよそ20年前に見た過去生のトラウマを解放出来たのかも知れません。