放浪の達人ブログ

三伏冬期小屋


今回のテーマは【冬期避難小屋と露天風呂】である。

湖に映る月
中央高速松川I.Cを出て山に向かう。
小渋湖の横を通る山道で幻想的な景色が見えた。
湖に映る月を見ながらしばらく時間を過ごした。

5月の南アルプス
南アルプスの麓は初夏というより晩春である。
目指すは画像右側の小河内岳(おごうちだけ)。
残雪の状態次第では三伏(さんぷく)避難小屋泊を予定。

森の中
原始的な森の中を歩くうちに次第に残雪が増え
画像のように急斜面をトラバースする箇所が増える。
スリップしたら数十mは滑落するので緊張する。

ランプで過ごす避難小屋
その後の登りで残雪は増え続け三伏避難小屋泊とする。
年配の単独登山者を交えた3人で過ごす夜。
ここで持って来たランプに火を灯す。
これがやりたかったのだ。

5月の山の朝
長袖シャツ、セーター、フリースを着て寝袋で寝た。
それでも夜明け前は寒くて眠れなかった。
日の出前にアイゼンを装着してデイヴと外に出た。

塩見岳からの朝陽
塩見岳方面から朝陽が昇る。
雲海に浮かぶ富士山の夜明けが見れずに残念だが
小河内岳避難小屋に泊まるのはまた次回。

5月の朝の南アルプス
南アルプスが一望出来る崖のふちからの写真。
下を覗けば崩落がすさまじいが
寝転んでいるととてもリラックスできる。

避難小屋に差し込む朝陽
避難小屋に戻り朝食を食べていると
窓から朝陽が差し込んで来た。
この後、ペットボトルのハレーションによって
虹色のプリズムが壁面に映った。

雪で作る飲み物
雪を溶かしてコーヒーを作る。
放り出されたように脱ぎ捨てた2人の登山靴。
性格がわかるような気がする。
向こうがデイヴ、手前が僕の靴。

三伏冬期避難小屋
三伏冬期避難小屋を出て下山開始。
トレースを見つけるのに苦労したが
そこは2人の本領発揮というか本能発揮である。

その後、登頂目指して登って行った単独登山者が合流。
冬山経験の多いベテランだったが
残雪の状態の悪さに断念して撤退して来たとのこと。
3人でのんびり下山して露天風呂に行った。

   (2008.5/22、23日)

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