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Ryu-chan6708

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2006.10.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類

私: 朝日新聞のスーポーツ欄で3回に分けて「 オレ流の進化 」という落合監督のチーム運営を特集していたね。

A氏 :俺も読んだ。
 落合選手のプレーヤー時代は典型的な「 渡り職人 」だね。
 その選手としての成績は確かにすごいね。
 しかし、 共同体的 な選手ではなかったね。

:だから、中日ドラゴンスの監督依頼がきたときは驚いたようだ。
 一匹狼の自分に、まさか、チームを率いるという仕事の依頼は来るとは思っていなかっただろうからね。

A氏 :しかし、監督としても 機能集団のリーダー としては適切だったんだね。
 練習もみっちりやる。
鍛えた選手に敗戦の責任を押し付けない。

:共同体型では選手に責任を押し付けやすい。
 しかし、このドライなマネジメントは、共同体的なウエットな日本人体質に合うのかね。

A氏 :「 理想の上司 」に優勝監督がなる場合が多い。
 仰木、野村、星野らの監督は優勝後は「理想の上司」のランク上位になっているね。

:ところが、 2年前のリーグ優勝のときの落合監督は37位だったというね

A氏 :たしかに、人付き合いは悪いね。

:名古屋には後援会組織もないという。
 徹底的に野球に集中する。
 まさに 共同体と機能集団との分離 だね。
 他の監督のように報道陣らと茶を飲んで仲良くする必要はない。
 そんな暇はないという。

A氏 :君の日記の 江夏のぼやきのように 試合にも多少、人情的なものが必要なのかね。

:その点、落合監督の意見は違うね。
いい野球をするからファンが来る
勝利を求めて球場に来る
勝てば気分良く家に帰れる
 実に明快だね。

A氏 コーチ、スコアラーの陣容は12球団で一番多いというね

私: それに彼には共同体的しがらみがないから、自分が評価した人を自由に選べる
全員、落合監督が一本釣りしたという。
そして信頼して任せる
 自分が選んだのだから、責任は自分にあるという考えだね。

A氏 :不思議なことに落合監督はアメリカ野球の経験がないのに、 アメリカの機能集団的な方法に徹しているね。

:これは製造業の経験だが、俺が知っているある工場長は長い間、アメリカの子会社の社長をしていたんだ。
 部下のマネージャーはアメリカ人だ。
 責任を与えると同時に権限を任すんだね。
責任権限を与えても口うるさく口出しをする上司が多い日本型ではないね
 しかし、報告は求める。
 それが日本にもどってきて工場長室で報告だけ受けていたら、 現場をよく回らないと逆に批判されていたよ。

A氏 :落合監督はチームの選手やスタッフに対して批判めいた発言はしたことがないという。
 人選の責任は自分にあるということが明確なんだね。

私: その点、江夏氏が 監督には選手を信頼する度胸も必要 だというのと共通しているね。
 しかし、落合監督なら「 江夏の21球 」の最後のピンチのとき、最後、ブルペンに交代投手に投球練習をはじめさせたかね。

A氏 :興味ある問題だね。

私:交代投手の投球練習はしなかったかもしれないね。
 江夏と運命をともにする気でいたかもしれないね。
 度胸でなく、自分の責任として。スマイル





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Last updated  2006.10.19 19:32:26
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