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私
: 昨日
、地球交響曲の第1章で 象の話
が出ると言ったね。
龍村氏は、この話をとりあげ、地球交響曲の考えを具体的に説明しているので、今日はこれにふれようね。
A: 象の話?
私
:象牙密猟者のために母親を殺され、2才で孤児になった メスの象エレナの話
だね。
18才まで ダフニー
さんという女性に育てられ、その後、野生にもどる。
ダフニーさんは今も、可哀そうな小象を飼っているが、 問題はある年までに野生にもどさないと一人で生きていけないのだという
。
A氏 :人間であるダフニーさんには、 象を一人前に教えるというDNAがないからね。
私
:ところが、このエレナがタフニーさんと連携して、ある年齢になるとタフにーさんから小象を受けて、野生の訓練をしてくれるのだという。
龍村氏がエレナに会ったときは、38才だったという。
象は人間と同じ年のとり方だそうだね。
A氏
: 動物はそういう子供のしつけや訓練をちゃんとやるDNAがある
んだね。
君の シートン動物記のウサギの例
でもふれているね。
人間にはないのかね。
私
:シートン動物記でも 小熊の親
の話のように文明と接するとこの親のDNAがおかしくなる例があるね。
日本の親の子ども教育のDNA伝達は戦後失敗したね。
教育再生会議
では今、子どものしつけまで言い出しているね。
母乳を与えよとかね。
「 国家の品格
」の藤原氏は、日本はそのDNAを 明治維新
、 敗戦
、 バブル崩壊
の3つで大きく失っていると言っている。
日本人は全部、過去を良いも悪いも放り出すという。
A氏 :でも、龍村氏はよく、そういう象を見つけたね。
私
:これも理屈ではないんだね。
あるときテレビの ムツゴロウの番組
を見ていたら、このエレナとダフニーさんが並んでいるのを偶然、目にした。
野生象とダフニーさんが仲良く並んでいるのを異様に感じた。
そして、 その象の目がクローズアップしたとき、実にきれいな澄んだ目だというんだね。
これで気に入ったわけだね。
直観だね。
直感
でなくてね。
A氏 :シナリオなんかどうするの?
私
:普通の映画つくりと違うんだね。
シナリオなしだ。
自主作品だから、金も余裕がない。
撮影時間はあまりとれない。
A氏
:そのエレナという象は野生で過ごしているんだろう。
よくタイミングよく、撮影できたね。
私
:それが不思議なんだという。
まず、ダフニーさんのところに行ったら、すぐにエレナ来たという。
ダフニーさんとエレなの間にどういうコミュニケーションがあるのか分からないのだという。
それなのにツーカーであるらしい。
耳に聞こえない音があるのかね。
人はもっと謙虚に自然との共生に学ぶべきだね。
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