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A氏
: 柳沢厚生労働大臣
が 来年5月までに「宙に浮いた年金記録5千万件」をクレアにする
というが、これを君は 空手形
になりやすいのではと見ているね。
私 :こういう具体的な数字目標があるときは、具体的な裏づけが必要だという 常識なチェックポイント があるね。
A氏
:君は長年、こういう業務計画にたずさわってきたんだろう?
チェックポイント
とはどんなこと?
私
:計画の中味はそれぞれ計画によって違うが、その計画手順は共通した常識的なことがあり、それがチェックポイントとなるね。
安倍首相は 、「宙に浮いた年金記録」の責任は菅直人にある
なんて言っていたので対応が遅れたね。
安倍首相は 慰安婦問題
でも軽率な失言をしているね。
A氏 : 昨日の参議院での答弁でようやく自分が最終的な責任があると言い出して姿勢が変わったようだね 。
私
:きちんとした実行可能な計画を立てるには責任感が必要だね。 どうやら昨日あたりから、その姿勢が自民党に生まれてきたようだね。
次のチェックポイントは実際には 98年に始まった入力の経過を冷静に分析
しているかだね。
社会保険事務所
は百以上全国に分散していたと思うから、 それぞれの事務所で統合入力をしたと思うね。
そして、いつ頃から事務所別に3億件のデータが2億5千まで消化できたかの事実だね。
最初は簡単なものがすぐに統合されるが、だんだん、「 統合率
」は減ってきたと思う。
A氏 :ただ、「宙に浮いた年金記録5千万件」だけでなく、 入力が行われた事務所ごとの「宙に浮いた年金記録件数 」か。
私:
事務所ごとの「 統合率
」が算出できるといいがね。
それが分かると 集中攻撃する事務所
とか問題の主な原因が分かるかもしれないね。
A氏 :しかし、丁度、去年の「 社保庁年金不正免除 」事件のように全国的に症状が似ている場合はどうするの?
私
:それは敵が手ごわいと知ることになるだけだよ。
要するに相手を知ってから手形を切っているかのチェックだね。
それから、 次にどんな仕事でも4つのMを準備しなくてはならない
ので、それが 次のチェックポイント
とになるね。
仕事をやる人(MAN)、
仕事に使う設備(
MACHINE)、
仕事の手順(METHOD)、
仕事の対象になる材料(MATERIAL)
だね。
A氏
:なるほど。
MANは 突合せ作業を実際にできる人
だね。
MACHINEはほとんど パソコン
になるね。
METHODはつき合せ手順で、 パソコンだとソフト
が中心だね。
ベテランの頭の中
にもノウハウがあるかもしれない。
MATERIALは処理する 5千万件の「宙に浮いた年金記録」
だ。
これを 各社会保険事務所で整備していうかがチェックポイント
だね。
私
:そうだね。
これを 必要な数量を各事務所で揃えている
かどうかだね。
5千万件の負荷に対して、365日でやると1日14万件、事務所が100ヶ所あれば、事務所別単純平均では 1日1400件
となるね。
それができる能力のある人数、パソコン台数、パソコンソフトの調達が第1ステップだね。
それぞれに単価をかけると 準備予算
になるね。
問題になっているのは突合せ作業を実際にできるベテランの獲得ができるか、ソフトがテスト合格で完成したものを入手できるかだね。
A氏:
ソフト待ちかね。
10年たつのにのん気だね。
私
:どんなソフトか説明がないがね。どうも具体案がないせいか、説明不足だね。
俺のようなシロートでも 読み違いの検索ソフト
が可能ではないかと考えられるが、対照データ登録が大変だろうね。
A氏
:そのデータ登録も入力ミスしないようにしないとね。
まぁ、ソフトができる間、 手書き台帳とのチェック
とか、できるものはすぐ開始ということかね。
私
:ベテランはOBを含め事務所別の確保人数、空いているパソコン台数などのほうはすぐに把握できるはずだよ。
それも事務所別に誰がやるのか、どのパソコンでやるのかだね。
A氏 : 第三者委員会 も事務所ごとに編成することになるね。
私
:もし、今回の問題が国側の責任として痛感しているなら、この委員会は無意味だね。
社保庁側に立証責任がなかったなら、基本的に自動的に支払うべきじゃないの?
スタートしたら、月単位くらいで、大臣は「 消化率
」を毎月、事務所別に進行報告をすべきだろうね。
昨年の年金不正免除のようなウソでないデータでね。