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Ryu-chan6708

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2007.08.24
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カテゴリ: 健康


私: どこかの市で 市長 が音頭を取り、職員とともに 7名がメタボリック症候群解消に挑戦 した。
 ところが、その中の一人である 40才台の課長が暑い中をウォーキング中に心臓をやられ、急死 したというね。

A氏 :何ヶ月前かに7人の職員は 7人のサムライ とかで市長を先頭にメタボリック撲滅に向かってスタートしていたようだね。

:亡くなった課長は、順調に体重は減っていたというね。
 しかし、この順調が問題だね。
 計画通りに減っていたんだろうが、背景には無理があったのではないのかね。
運動中心 に減らしていたようだがね。
 これは 心臓によくない場合 があるね。

A氏 :食事にも気をつけないとね。
 俺も昔、40代の頃、体重が異常に増え、血圧が高かったね。
 当時、「 5日間で10キロ減量する法 」とかいう本が出たね。
 もう、当時から ダイエットブーム だったんだね。
 そこでその本の通りにしたら、確かに 10キロ減った
 ところが、そのときは、冬だったんだが、 風邪をひいて熱で体がガタガタ震えたね
 俺はそれまで冬に風邪などひいたこともないし、ましてや熱なんか出したことはなかったんだよ。
体力がなくなり、抵抗力が落ちたんだね
慌ててやめたよ。

A氏 :それが愉快なんだよ。
 その後、 人間ドック に行ったんだが、 検査結果を説明する医者の机の上にその「5日間で10キロ減量する法」の本がのっていたんだよ。大笑い
その医者の話しを真剣に聞くのをやめたよ。

:俺も君と同じ頃、太らないようにと思って当時はやりの ジョギング をほぼ毎日20分くらい、していたね。
 十数年も継続してやっていたから、癖になっていたね。
 ところが、ある夏の夜、出張から帰って、なんか疲れていたんだが、走らないとさっぱりしないので、 無理して走り、風呂で汗を流して休んでいたら、不整脈になったね

A氏 ジョギング も無理すると危ないらしいね。
 たしか、 ジョギングブームを起したアメリカ人がジョギング中に死んでいるね。

:医者に行ったら、「 いつまでも若い気でいるが、体はついていけないよ 」と言われた。すぐに、 ジョギングからウォーキングに変えたね。
十数年、ジョギングをしていたんだが、 体力は年とともに落ちていたんだね。

A氏 :それにしても、その 7人のサムライ でメタボに挑戦した市長は、特に強要したわけではないとして、 残った職員の挑戦は継続していく というね。
 健康診断をして、医者の指導ですべきではなかったのかね?

私: 市長の発想は、 メタボリック症候群との戦いは「自己責任」 だからだろうね。
死んだ者に責任がある
秋に減量に成功した者は勝者だね。
冷たい 市場原理 だね。
 「 生権力 」の時代だね。

A氏 養老 氏がいうように、 部下の「自己責任」にすると、上司は楽だね。
 
7人のサムライの個性を見なくていいんだからね。

黒澤明 の「 7人の侍 」は、個性的な集まりだね。
 それをまとめるリーダーの 勘兵衛 は、実にその メンバーの個性をよく見て編成し、使い分けているね
人事の妙 だね。
 安倍首相が身につけてもらいたいことだね。スマイル

A氏 :その 市長 は、 7人のサムライに号令を出すだけで 、後はメンバーの「 自主性 」に任せるのだから、 勘兵衛のように、命をかけた戦いがないお役所の上司は楽だね。
お前は、ちょっと運動を避けたほうがいいかな」ぐらいの「人を見る目」をマネージャーたる市長は持つべきではなかったのかね

養老 氏がいうように、 個性を「内的個性」に追い込んで、「自己責任」にしたために、人を使ったり、扱ったりする側が楽になり、人を見る目、指導する目、気遣う目が衰退 したようだね。
人を見る 力のないのか、無関心なのか、そういうマネージャー が増えてきたのではないかね。
 最近、企業不祥事が増える背景にそれが一つあるような気がするね。






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Last updated  2007.08.24 20:28:21
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