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私
:29日の土曜日になんとなく NHK衛星第2
を見ていたら、「 関口知宏中国鉄道大旅行
」をやっていた。
今年の春のものの再放送のようで、 桂林から吉安
、 吉安から西安
の何篇かを集中的に4時間ほどやっていた。
私
:すでに中国についてはこの知的街道で「 大地の慟哭
」、「 中国の食の不安
」、「 中国の大難
」などでいろいろな情報を得ている。
しか、この旅行の目的はそういう中国問題の取材でなく、列車の旅が中心なので突っ込みがたりない点はあるね。
しかし、 チラッと興味深いシーン
が時々引っ掛かるね。
A氏 :例えば?
私
: 福建省
などの 南部の農村風景は水が豊かな感じで
、 広大な緑の田園風景
が車窓から見られるね。
だが、これが 西安に向かって北上
すると、 ある土地では今年は雨が例年の三分の一で、農業ができないと言っていたね
。
中国の成長の最大の阻害要因
が 北の地方の水
であるというのが実際に登場してきたね。
A氏 :そういえば、列車で出稼ぎの人が多いのはやはり、2億人という 「民工」問題 がからんでいるのだろうかね。
私
:ある若い女性は、 扇風機を持参
していたが、出稼ぎ先が暑い部屋なのかもしれないね。
また、ある若い母親が幼児を連れていたが、出 稼ぎのために幼児を田舎に預ける
のだという。
母親は「 民工
」になるために都会に行くのだろうね。
日本では年収200万円以下の人が1000万人を超えた
というが、 これらの2億人と言われる中国の「民工」の人々の低賃金と密接に関係している視点
がほしいね。
A氏
: 保険会社の女性の団体
と乗り合わせ、関口知宏が日本の歌を歌わせられる。
そこで「 北国の春
」を歌うね。
中国の女性らも一緒に歌う。
この歌は テレサテン
が三十数年前に歌ってそれ以後、中国で流行しているのだという。
私:
彼女らは都会に住む女性だろうね。
いわゆる恵まれた「 都会籍
」の人だろうね。
だから、明るさが違うような気がしたね。
中国は「 都会籍
」と「 農村籍
」の 生まれながらの格差
があるが、その違いが分かるね。
ところで、中国の鉄道は電化していないので ジーゼル なのかね。 しかも、 連結している車両数 が多い気がするね。
A氏
:20両くらいあるのかね。
長いね。
私
:これから、 旅は雨の少ない北京に向けていくらしいから、列車の窓の外の農村風景が気になるね
。
水は不足
しているのだろうか。
黄河は本当に涸れ出しているのだろうか
。
そういう視点で、この旅行記録を見たいね。
中国は経済成長を急ぐあまり、環境問題にあまり熱心でないようだが、 中国の経済成長のためにも環境対策は緊急の課題
ではないのかね。
それが 中国の経済成長の特徴
のような気がするね。
もっとも、関口知宏氏によると地方の大都市では節電のため、夜は暗いという。
矛盾だね。