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Ryu-chan6708

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2007.11.28
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カテゴリ: 社会問題


A氏 来年、3月にロシアで大統領選挙 があるんだね。

現行憲法 では、 プーチン大統領 退陣 しなくてはならない。
プーチン大統領 の動きが問題になっているが、 彼が権力の座を降りないためにいろいろな手を打っていること は大体新聞が報じているので分かるね。
  それより、 驚いたことが2つ ある。

1つは 石油や天然ガスがロシアに豊富 で、これで国として繁栄を回復して維持しているのは分かるが、これが「 ガスプロム 」という 巨大な独占企業 に握られていることだね。
プーチン は、大統領を辞めたら、「 ガスプロム 」の 会長 になるのではないかとも言われているくらいだ。

A氏 ロシア は大分国際資本が入ったんだが、 石油や天然ガスはできるだけ独占化 しておきたいんだね。

私: 2つめに驚いたのは ロシアを囲む東欧やバルカン諸国など、十数カ国 が群がっていて、 ソ連崩壊以降、独立し、市場経済をめぐってそれぞれ複雑な動き をしていることだね。
 西側寄り 、になるのか、 ロシア側 になるのか、そして、 ロシアも最近、大国化というか、帝国化した動き を示すようになっている。

 俺たちが世界史や地理をきちんと習ったのは高校だが、そのときは、 ソ連は大国で一国だという印象 だった。
  その後の ソ連崩壊後 のことは正式に勉強していないから弱いね。
  もう一度、 高校の教科書 を読まないといけないと感じたよ。スマイル

A氏 :いや、それは 中学の問題 かもしれないよ。
君のブログ の「 頭のよい子が育つ家 」では、 筑波大付属駒場中学に入学したF君 が居間のテーブルの 地球儀 を引き寄せ、父親に「 昔のソ連は今いくつの国に分かれたか 」と質問しているシーンの記事がある。
父親は正確に答えられない。
子どもは 国の名前をあげ15だと正解 を言うということが紹介されていたよ。

:中学校で優秀な子はもう知っているのかね。
  これらの 15の国のソ連時代からの関係と、ソ連崩壊後のロシアとの市場経済をめぐる関係は複雑 だね。
  この本の「 ロシア世界 」という言い方は分かる気がするね。
  その関係はソ連時代だけでなく、もっと、歴史的にさかのぼるかもしれないね。

A氏 これらの分散した国 が、 EUに加盟 するかが大きな問題となっているね。
EU への加盟 はロシア離れだね。

NATO への参加 もあるね。
  今、 イランからのミサイル防衛 で、アメリカはこれらの諸国の一部に ミサイルを配置 しようとしているね。
 これがロシアを刺激しているようだね。

A氏 :ロシアは港が少ないので 石油や天然ガスをパイプラインで送っているが、これが周辺諸国を通過 することが多いね。

私: その点でも隣接する国との関係は深いね。
 そして、 インド、中国という大国との関係も微妙 だね。
 しかし、 かなりの武器がこの両大国にロシアから輸出 されている。
ロシア は、今、「 ガスプロム 」を先頭とする資源産業に過度に依存しており、そのインフラ、人材不足が指摘されている。

A氏 :「 新帝国主義論 」で「 KGB の伝統を色濃く残すロシア 」と言われているが、今後、 プーチンはどうロシアを運営 していくのだろうかね。

ロシアと西側の対立 は「 冷戦 」にもどるほどのことはないが、「 冷たい平和 」と言われているという。
 最近、プーチンを「 国家の父 」としようという動きで、ロシアの世論調査があったが、 半数近くは反対 だそうだ。
ロシア 一種の独裁的な国家 だから、不安定要素が多いね。
 これも「 地球帝国 」の不安定要素の一つだね。






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Last updated  2007.11.28 08:31:27
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