知的漫遊紀行

Ａ氏 ：今日、 風邪気味 なんで 医者 に行ってきたよ。
　まぁ、たいしたことはなかった。

私 ：急に暖かくなったんで気をつけないとね。
　外は、 スギ花粉 と 黄砂 で空気は汚れているしね。

Ａ氏 ：ところで、医者の待合室の掲示板に ジェネリック医薬品 のことを書いてたビラが貼ってあった。
　　同じ効用だが安くなる薬があるといって、 ジェネリック医薬品 の ＴＶコマーシャル をやっていたのを記憶していたので、思わず読んでみたよ。

私 ：あぁ、 後発医薬品 のことだね。
　　俺は、政府が英語を使い出すときは、何か裏があると思うので、英語は使わないようにしているよ。
　　新薬の特許が切れて、安くなるというやつだね。

私 ：この制度は、 医療保険費を節減 するためだろうね。
　　なんでも医療保険費 ３０兆円 のうち、薬品費が ６兆円 で、それがジェネリックにすると １兆円以上、コスト低減 になるらしい。

Ａ氏 ：このビラを貼ってあるくらいだから、俺の行った医者は、ジェネリックは使っていないんだろうね。

私 ：アメリカでは６０パーセントがジェネリックだというが、 その成分は全く同じだ と言うね。
　　どうして、日本は違うのかね？

Ａ氏 ：今日、薬局でクスリをもらったが、 ２０００円 ほどとられたよ。
　　それにしても、いつも思うのだが、 薬局には白衣を着た薬剤師らしい人が２，３人いて、その他に事務員がいるが、ヒマ そうだね。
　　あの人たちの金も俺たちが払っているのかね。

私 ：君はその薬局の領収書を持っているかね？
　　今夜、 たけしのＴＶタックル でこの領収書をやっていたね。

Ａ氏 ：あぁ、ポケットに突っ込んだままだよ。
　これがそうだね。

私 ：この 領収書の明細 を見ろよ。
調剤技術料 と 薬学管理料 というのがあるだろう。
　　この分が薬剤師や事務に回るのではないの？
　　エーと、
　　保険合計点数が ６６０点 。
　　調剤技術料 １１９点 。
　　薬学管理料 ３７点 。
　　薬剤料 ５０４点 。

Ａ氏 ：ということは、 約２５パーセントは薬局手数料 かね。
　　薬剤師みたいな白衣の若い男が俺の前にもらった薬のリストを見ながら「 体の調子はどうですか 」と一言、聞いただけなのにね。
　それで 調剤技術料と薬学管理料 かね。

私 ： 薬剤師 には、医者から病気の情報は行っていないらしいね。
薬の処方箋 だけだね。
　　だから、 薬剤師はクリスを渡す人の病名は知らないで、アドバイスをしないといけない。

それから、 たけしのＴＶタックル では 後期高齢者医療制度 が ４月１日からスタート すると言っていたね。

Ａ氏 ： 後期高齢者？

私 ： 厚労省 が 医療保険の赤字解消のために考え出した言葉 だね。
７５歳以上の老人 に対する新語で英語を使わないだけましだが、４月１日から年金から保険金を天引きするというわけだね。
高齢者社会 を迎えて、日本の医療保険制度も大変な時期を迎えているが、まだまだ、ムダは多いと思うね。