知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2008.03.20
XML
カテゴリ: 社会問題

環境問題はなぜウソがまかり通るのか(2)

:次に 地球温暖化による海面上昇の問題 だね。
過去40年で海面水位は7センチ上昇 したという。
グリーンランドと南極の氷床の融解による影響は合わせて0.19ミリ だという。

A氏 :テレビではいつも 氷山の崩壊映像 を流しているが、 故意の誤報 か。

IPCC第4次報告のデータ によると、 30年後に11センチの海面水位の上昇が予測 されるという。
  ところで、 海面水位は引き潮、満ち潮などで日常的に推移 している。
1ヶ月の水位の変化は 200センチ の上下
  夏と冬の変化は 40センチ 上下
  大阪の100年間の変化
260センチの上昇

A氏 大阪はすでに水没 していないといけないはずだね。

環境化学 に「 カーボンニュートラル 」という用語があるそうだ。
  「 燃焼させても二酸化炭素が増えない 」という意味だね。
石油 石炭 などと違って、山の木を自分で切ってそれを火にくべれば、 木は太陽の光で二酸化炭素を吸収 し、 還元炭素 (植物)にしたのだから、 同じ量の還元炭素を燃焼させても二酸化炭素の量は変わらない ということだね。

A氏 :けれども植林したり、森林から木を切って運び出したりするのに石油を使うから、 森林起源だから「カーボンニュートラル」というわけにはいかないね。

:著者は、 バイオエタノール 「カーボンニュートラル」にならない という。
  石油をガソリンにすればよいものを、 わざわざ一度植物にするために、石油を注ぎ込み、それからガソリン相当のエタノールにするという手の込んだやり方 をする。

A氏 ブッシュ大統領 の言っている バイオエタノール は「 カーボンニュートラル 」でなく、 科学ではなく政治 だというわけだね。
  木を植えても成長している間は二酸化炭素を吸収しているが、還元炭素は蓄積され、燃やすと二酸化炭素に戻るのか。

私: 著者は、 リサイクルのムダ を指摘しているね。
ペットボトル の例があげられているが、この問題で確か、今年になって、フジテレビの報道2001か何かに出席していた記憶があるね。
  著者は、 ペットボトルリサイクル推進協議会 回収率の高さを誇るが再利用率を発表していない としている。
  その議論でTVが扱っていたが、あまり結論は明確でなかった記憶があるね。
  この本によると「 ライフ 」の店名で知られている 株式会社ライフコーポレーション という食品を中心とした スーパーマーケットチェーン が、国を相手に「 リサイクルはかえって消費者に負担をかける 」ことを争点のひとつにして 訴訟 を起こしているという。

A氏 リサイクル するとそのコストでかえって 石油消費が増加 するのかね。

私: 著者の試算によると、次のように石油量に換算できる。

 1.1回使って焼却する場合--- 96.0グラム
2.リサイクルする場合---- 238.0グラム
3.5回使用の後焼却する場合-- 19.2グラム

A氏 :リサイクル歓迎には、 焼却は環境に悪という先入観 があるからかね。

:著者は、事実として プラスチックを燃やしてもダイオキシンは危険なほどには発生せず 、あえて言えば「 特別にダイオキシンが大量に出るような運転をすれば出る 」ということだという。
焼却炉でプラスチックを燃やしても炉は傷まない。
むしろ、廃棄物にプラスチックを含まない場合、カロリーが低いため燃えにくく、 ゴミに重油をかけるという本末転倒 のことがあるという。
プラスチック は焼却すればすべて気体になるので、ゴミは発生しないという。
  しかし、著者はなんでも リサイクル はよくないと言っていないね。
  その例として アルミ の例をあげている。

A氏 :いろいろ、常識を覆すことが多いね。
  しかし、何故、こういうことが堂々と議論されないのかね。

:学者も研究者も 政府の金で調査研究 するから、 御用学者や評論家が増える。
マスコミもそれに同調
する。
環境は専門的なことが多いから庶民はだまされやすい。
  しっかりと、 相対思考 を持つべきだね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.03.20 08:16:40
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: