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私
: 朝日新聞の社説
でこの本を引用して、 1時間で8種の生物が絶滅
しているとあったが、 マイケル・クライトン
は ビョルン・ロン・ボルグ
の本から、 それはウソである
と「 恐怖の存在
」で書いているね。
それで、 2つの対立した事実の比較対決読み
になった。
先に「 環境危機をあおってはいけない・地球環境のホントの実態
」の「 23章 生物多様性の問題
」を、昨日ざっと読んだ。
今日、図書館で「 1秒の世界
」を借りられたので、両方手元にして、比較読みができたよ。
「 1秒の世界
」は薄い本で、環境問題から、人体の問題まで 123のテーマ
を扱っている。
そして、 1テーマ1頁でそれも文章は1行から10行
くらいだね。
その 6
3番目のテーマ
に
「 1秒間に0.002種、7分に1種の生物が絶滅しています
」というタイトルがある。
そして、 1時間に8種の生物がこの地球上から姿を消している
という。
A氏 : 朝日新聞の社説 は、 この頁を引用 したんだね。
私
:このタイトルの下に 解説の文章
が続く。
問題の解説は次の部分
だね。
「 地球に生息する生物種の数は、1500万から1億と学説によってさまざまだ
が、 アメリカ、ミズーリ植物園の園長
によれば、 熱帯雨林の破壊が主な原因
となり、 1日200種の生物が絶滅
しつつあるという。
もし、この説が正しいとすれば
、地球はいま、 6500万年前の恐竜大絶滅以来、最も激しい種の大量絶滅に直面
していることになる。」
A氏
: マイケル・クライトンの反論
を頭に入れて、この文章を読むと、 実に非科学的
だね。
だって、 生物の種の数が学説で大きく違っているのに、どうして、1日200種の絶滅が分かるのかね。
昨日の 反対論
の「 環境危機をあおってはいけない
」では、 ノーマン・マイヤーズの1年に4万種が絶滅するというウソを指摘
しているね。
私
: ミズーリ植物園長の名前
が書いてないので、 ノーマン・マイヤーズ氏
かどうかわからない。
「 1秒の世界
」では、引用として、 国連環境計画(UNEP)の資料を1つ
をあげているね。
これに対して、「 環境危機をあおってはいけない
」では 生物種を扱ったこの第23章だけ
でも、 90にわたる引用
をあげている。
当然、 国連環境計画(UNEP)の資料
もとりあげている。
科学的な慎重な姿勢
を貫いているね。
本が厚くなるはずだね。
A氏
:「 1秒の世界
」でも「 この説が正しいとすれば
」とあるのに、それをいきなり、「 1秒間に0.002種、7分に1種の生物が絶滅しています」という
決めつけたタイトル
にしているので、明らかに「 あおり
」だね。
非科学的
だね。
「 イラクに大量破壊兵器があるのが正しいとすれば
」人類にとって危険だから、 戦争をしても正当だという論理
と同じだね。
それで戦争を始めてしまった。
先に結論ありきだね。
イラク戦争には朝日新聞は反対
だったのにね。
同じ論理の生物の種の絶滅には反対しない。
思考が矛盾しているね。
私 : 1989年 に グリーンピース は、 ウェブサイト で「 地球の生物種の半分が今後75年で消滅する可能性が高い 」と述べていたので、「 環境危機をあおってはいけない 」の著者 ビョルン・ロン・ボルグ が デンマークの日刊紙で批判 したら、 グリーンピースのデンマーク議長がこの文を削除 したという。
A氏 :とにかく「 あおり 」はよくないね。
私
:「 1秒の世界
」は、 2003年6月に出版
されている。
「 環境危機をあおってはいけない
」の和訳は 2003年6月出版。
偶然、 同じタイミング
だね。
「 環境危機をあおってはいけない
」の原書の初版は 1998年
。
マイケル・クライトン
は、これを読んで、「 恐怖の存在
」で使ったわけだ。
「 恐怖の存在
」の原書は 2004年発行、和訳は2005年
。
問題になった朝日新聞の社説
は最後の2008年4月30日
。
最後が、不勉強となり一番、分が悪いね。
反対意見収集も配慮した「 相対的な思考
」が必要だね。
それに、「 1秒の世界
」にあるような 数字
には簡単にごまかされないことだね。
信用ある事実データの確認が不可欠
だね。
情報過多の時代では常識かもしれないがね。
読者は「 情報詐欺
」に気をつけないとね。
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