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私 :多くの日本人が誤解しているようだが、 アメリカでは株主や顧客以上に従業員を大事にする企業が増えている と著者は言う。
A氏
: 会社は株主のもので、株価をあげることが経営者の役割
だというのと全く違うね。
会社の価値は、株価総額でなく、従業員
だ
というわけだね。
ホリエモン
などが言っていた考えと逆で、日本が、かっては得意としたものではなかったのかね。
私
:このアメリカ発の「 働きがいのある会社
」という言葉は、もとはアメリカの従業員を大事にする考えを英語で Great Place to Work
というのを訳した言葉だね。
略して GPTW
という。
GPTWの誕生
は 1980年代
からだね。
アメリカ
はランクをつけることが好きな国で、 ロバート・レベリング
というジャーナリストが 1980年
頃に、「 従業員の視点
」から、会社のランク評価を考えた。
多くの企業と従業員へのインタビュー
から、 1984年
に「 100ベストカンパニー・ツー・ワーク・フォー
」を出版。
日本では「 アメリカン・ベスト・カンパニー100
」として 1986年に光文社で発行
された。
A氏 :もう、20年ほど前だね。
私 :こうして、多くの企業や従業員のデータから 、「働きがいのある会社」を 評価するテクニックが体系化 されてきた。
A氏 :それが GPTW というわけか。
私
:これを アメリカの経済誌
「 フォーチュン
」がとりあげ、毎年、「 最も働きがいのある会社100
」を 1998年から掲載
しており、この「 働きがい」を高める競争
が始まったという。
だから、 1998年は「アメリカのGPTW元年」
だ。
A氏 :どういう内容の会社が GPTW ですぐれているのかね?
私
: 調査項目は5項目
ある。
まず、 マネジメントと従業員の信頼関係
として次の3つがある。
1.信用
: マネジメントと従業員相互のコミュニケーションがとれている。
2.尊敬
: 従業員に対してマネジメントが敬意をもっている。
3.公正
: 昇進、報酬が公平で差別がない。
次に、 従業員個人と周囲の関係 として次の2つがある。
4.誇り
: 自分の仕事と役割に誇りを持てる。
5:連帯感
: 仲間と「家族」や「チーム」といった連帯感が育てられている。
A氏
:なるほど、これで大体、 GPTWが目指す経営
が分かるね。
「 蟹工船
」では グローバル経済の競争
には勝てないわけか。
私 :明日は、アメリカ以外の国の動きと、日本のことにふれよう。
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