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A氏
:「 週刊新潮
」が 朝日新聞阪神支局の襲撃事件
の 真犯人の自白
として報じていた記事が「 ガセネタ
」であることが明らかになったね。
先週号では、 お詫びの記事
が出たね。
一昨日の朝日新聞夕刊の「 池上彰の新聞ななめ読み 」の 連載コラム では、「このコラムは新聞を題材にしているが、 今回は週刊誌についてとりあげる 」と、池上氏はわざわざ断ってこの週刊誌の問題にコメントしていたね。
私
:朝日新聞は、この真犯人と名乗る人物の発言はおかしいと、長い間、詳細な論陣を張っていたね。
それに対する「 週刊新潮
」の対応があいまいなので、これは朝日新聞の勝ちだと思っていたがね。
だから、後は 「ガセネタ」にだまされた「週刊新潮」がどのように「負けを認める」か
に興味があったね。
A氏
:池上氏 もその「負け方」
に興味をもっていたようだね。
「 週刊新潮
」は「お詫び」ですまさず、 10ページにわたり、その失敗の検証
をしているという。
俺は読んでいないが、 池上氏はその反省の方法を評価
しているね。
ただ、 見出しのタイトルが煮え切らないのを批判
しているね。
記事タイトルの副題に「 本誌はいかなる『間違い』を犯したのか
」とあるのをメインタイトルにもってくるべきだと言う。
私
:メインタイトルは 「『週刊新潮』はこうして「『ニセ実行犯』に騙された
」だね。
「 週刊新潮
」は被害者のように思っているが、 ジャーナリズムの誤報行動は、加害者行動である
という反省がないあいまいだね。
この誤報でも、 米大使館員が「被害者」
になっているね。
今週の「 アエラ
」で「 週刊新潮
」のこの記事をサポートするようなことを書いた 佐藤優
氏が 弁明の文
を書いているね。
彼も「週刊新潮」にだまされた被害者
だね。
A氏
:3年前に国会で 「ガセネタ」問題
があったね。
騙された民主党は、その「 騙された」経緯
を今回の「 週刊新潮
」のように、党として詳細に公表していなかったね。
私:前原代表の辞任でウヤムヤ
だね。
A氏
:そういえば、例の NHKテレビの従軍慰安婦の番組
で、 自民党の国会議員が圧力をかけた
という 朝日新聞とNHKの対立
はどう決着したのかね。
当時の 自民党議員の安倍、中川氏
がやられていたが、この問題は風化したのかね。
私
: 風化
したようだね。
ガセネタで議員を辞任した 永田議員も自殺
して、 事件は風化
するだろうね。
「 週刊新潮 」も今回の問題で萎縮せず 失地を挽回 するだろうね。
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