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Ryu-chan6708

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2009.04.21
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カテゴリ: 読書感想



この胸に深々と突き刺さる矢を抜け(上)

:どこかの書評でほめていたので、読むに気になったね。
  図書館に予約して、大分待って、借りられた。
  こういう 上下2冊の本 図書館で予約 するのは、難しいね。
  下巻のほうが先に順番が来たりすることがあるからね。
小説だと下巻から読むのは無意味 だね。
  そのため、下巻の予約は、上巻と一緒にせず、 ちょっと間を空けてすることがコツ だね。

A氏 :題名が大げさな感じがするね。

:主人公は、 40歳台である大手の週刊誌の編集長
  女の子が一人いるが、 奥さんは東大の政治経済の研究者。
男の子ができたが、生後まもなく亡くしている。
  これが心の深くで ショック となっているね。
   主人公は、2 年ほど前に胃ガンが見つかり、摘出手術 をしたが、その後も薬を飲んでいる。
  男の子を失い、胃ガンを宣告されたときはショックだったことが描かれている。
彼の内面の葛藤 が詳細に描かれている。

週刊誌の編集長 であるだけに、描かれている世界は幅が広い。
  政治経済文化あり、 芸能人のスキャンダル もある。

市場原理主義者 フリードマン 批判から、 格差問題 をはじめ、世間的な話題がもれなくとりあげられているね。
格差は政府の無策 だと叫んでいる テレビキャスター 何億もの年収 があることを突いていたね。

  この本のアマゾンの読者コメントを見たら、絶賛しているものと、点数がからいものとがあったね。
  絶賛しているものが多かったがね。

A氏 :なんでそんなに極端に分かれるのかね。

:心理描写はうまいが、どうも主人公が週刊誌の編集長であることから、 世間からやや離れた評論家的な姿勢 があるようだね。
  だから、「 突込みが浅い 」という読者がいるのだろうね。
  主人公も、 ガンのショック で自分の人生に対して、 諦観 しているような感じがしないでもないね。
  しかし、 上巻 はすらすら読めたね。
下巻 でどのように「 矢が抜ける 」のか、期待したいね。

  ところで、この小説の主人公は、スキャンダルを暴く 週刊誌の編集長 だが、この小説では 編集の仕事の裏 がよくわかるね。
  その意味で、こないだの「 週刊新潮 」の 誤報 は、 編集長の責任 でもあるね。

  例の 民主党のガセネタ問題 で、 民主党 の若手の 党首 だった 前原代表 が辞任した事件があったね。
  当の 永田議員 は辞職し、その後、 自殺 しているね。
東大、大蔵官僚のエリート だったのにね。

永田氏の胸に刺さった矢 は抜けなかったんだね。






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Last updated  2009.04.21 11:16:20
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