PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List
【送料無料】2020年、日本が破綻する日
私
: 1998年
まで、 政府金融債務残高の対GDP比
は、アメリカ64.1%、イギリス52.5%、ドイツ70.3%、フランス70.3%、 イタリア132%
、 日本113%
で、 イタリアが最悪
。
ところが、 2010年
では、アメリカ92.4%、イギリス83.1%、ドイツ82%、フランス92.5%、 イタリアが127%
、 日本197.2%。
もはや、日本の財政は 先進国で最悪の水準
で、 世界一の借金大国
となったね。
A氏
: イタリア
は 財政再建
に国を上げて努力しつつあるわけだね。
一方、日本は 努力を怠ったツケ
だね。
私
:通常の家計ならばもはや、 借金ができない水準
だが、国は将来の 課税権
があるので、さらなる借金を行い、 そのツケを将来に先送りしている状態
だね。
2010
年
では、国の総予算 207兆の4割は借金返済
。
これでは、いくら仕分けしても、 増税をしないで借金返済に必要な予算が捻出できるという主張
には根拠がないことになるね。
A氏 :ギリシャと違って、これだけの借金をしても、日本には 約1400兆円の家計貯蓄 があり、これが国債を支えていたんだね。
私
:しかし、今のペースで国債を発行して借金を続けると、 2020年
には、 政府の借金が家計の貯蓄を食いつぶす計算
になるという。
このため低金利の状態は長く続かず、このまま何も対策をとらなければ、 ある段階で金利は上昇
し、 財政破綻となる可能性
があり、そしてそのリスクは毎年高まっているという。
A氏 :景気が回復すれば、 財政再建 はやりやすくなるのではないの?
私
:景気が良くなれば、 金利が上昇
するから、 膨大な借金の金利負担も上昇
し、景気による効果が帳消しされるから、「 景気が回復すれば、財政再建はしやすい
」とは限らないという。
むしろ、今の日本財政は 不況だから安定化
しているという側面をもっているという。
A氏
: 増税
は避けられないね。
早くから少しずつ始めるべきだね。
私 :しかし、 増税が不可避の場合 、 経済の理論 によると、段階的に増税するよりは、 一挙に増税した方が、経済が受ける損失は少ない という。
A氏 :日本の国債の格付けも低いだろうね。
私
:市場は 日本国債
を警戒しつつあり、その格付けは、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど 先進国中で最も低い水準
に位置付けられているという。
次第に 日本財政の柔軟性は低下
しつつあり、今後、財政を統制できると信じられる枠組みを策定できなければ、 日本国債の格付けはさらに引き下げられる可能性
があるという。
財政の破綻確率
というのがあるが、 50年後の破綻確率
は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスが 3%未満
だが、 日本は約30%
で 日本財政の破綻確率は突出
しているね。
財政再建は、緊急の問題
だね。
それなのに、こないだのブログの「 借金頼み 予算92.4兆円 国債、再び税収超す
」では、 2011年度の政府予算案
は、まだ、この問題を解決しようとする意欲は見られず、大型予算であり、また、 大幅な借金
を重ねているね。
明日は、その借金によって、 民間企業では債務超過 になって倒産状態になっていることについてふれよう。