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私
:この本は「 ダウンシフターズ
」との関連で図書館から借りた。
ダウンシフター
という言葉は、この本からのものだという。
この原書が刊行されたのは、 1998年
で、 アメリカ
は好景気で、 異常な消費社会
になっていた。
A氏 : リーマンショック でその 浪費が壊滅 するまで、後、10年だったね。
私
:当時は、 典型的な中流階級から上流階級の世帯
は モノに溢れていた
。
ガレージは 車2台用
だが、モノが溢れ、 3台用のガレージが必要
になってきた。
追加の1台分は粗大ゴミ用だ
。
見て→欲しくなり→カネを借りて→買う
、という サイクル
だね。
この本を参考にして 異常な浪費活から脱却した人
は、リーマンショックによる被害は少なかったのではないかね。
著者は、 浪費主義から抜け出すための 9原則 をあげている。
1.欲望をコントロールする
。
2.新しい消費のシンボルを作り出す---高級品をカッコ悪いものにする。
3.自分自身をコントロールする---競争消費に対する自発的な抵抗
4.共同利用を学ぶ---借り手になったり貸し手になったりする
。
5.商業システムを解剖する---賢い消費者になる
。
6.「買い物療法」を避ける---消費は中毒である
。
7.祝い事を脱商業化する
。
8.時間を作る---働きすぎと浪費の悪循環になっていないか
。
9.政府介入で消費の歪みを調整する
。
9番目は、 贅沢品には高い税 をかけるなどして、消費の歪みを調整するということだね。
A氏
:しかし、著者の考えに反して、 当時のアメリカ人の多くは浪費をリーマンショックまで続けた
。
おかげで 中国は儲け
、 日本もなんとか輸出依存で景気を維持
したね。
私
:そして、ドカンと リーマンショック
が来て、日本人は別に浪費をしたわけでないのに、一番、 手痛いショック
を受け、 トヨタもついに赤字
となるね。
日本はアメリカの浪費を支えていたのだから、 その崩壊による連鎖反応
を起こしたね。
今、アメリカ景気は多少、もどっているようだが、 高い失業率
、 貯蓄の増加
など、 消費パターン
は変わったのかね。
この本の著者の新しい著書を期待したいね。
ところで、今、俺たちは、「 計画停電
」で不便な生活をしているね。
ダウンシフター
的になったね。
しかし、 ガソリンや食料品の買いだめは、一種の浪費時代の名残の浪費パニック
だね。
オイルショック
のときの、 トイレレットペイパー騒動
の再来だね。
こないだ、 ヨガの若い女性インストラクター
が、買いだめは好ましくないと言って、トイレットペーパーが足りなかったら、 インド人みたいに水をかければよい
、と言っていたよ。