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Ryu-chan6708

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2011.04.12
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【送料無料】文藝春秋 2011年 05月号 [雑誌]

10日 に発売された 文藝春秋5月号 を買ったよ。
 最初、広告を見たら「 日本人の再出発 」が特集され、「 脱原発 」については特集を組んでいなかったので、買わないですまそうかと思った。
  しかし、 事故 について詳しいジャーナリストの 柳田邦男 氏の 「『想定外』か?」 という記事につられて買ったよ。

A氏 :俺もお付き合いで 文藝春秋 を買ったよ。

 君の 福島第1原発事故 についての「 想定外 」「 想定内 」の 知的街道 は、このところ次のように続いているね。

「想定内」の言葉の正確な使い方 マグニチュード9想定却下 、「 原発依存からかじを切れ」 、「 大津波 東電甘い想定・『福島』の危険性 90年代から指摘 」、 「電源喪失 想定できぬ・保安院・安全委 両トップ、過去に」 、「 震災は自然災害 原発は人災 防水携帯はあるのに電源が水に弱いとは 」、 「福島第1 人災の影 」、 「10メートル津波想定なし 」、 福島第1原発の「揺れ」  、 福島第1原発の設計問題

柳田 氏は、 災害対策 には「 起こり得る可能性があるものは、必ず起こる。それが災害・事故の掟である 」という考えに対して、 真摯 に取り組んだかどうかが、 問われるべき命題 だとしている。
  そして、この 命題 日本の行政や企業や技術者の世界 では、 タブーと言ってよいほど、無視されたてきた という。

A氏 柳田氏が言うような発想 を持ち出したら「 お前、馬鹿か。そんな可能性まで考えたら、いくら予算があっても足りないよ 」と言われる。

:そこで、 起こる可能性のある事態の中 で、 確率の低いものは除外 して、 経済的に対応可能なところの上限 で線引きをして、 それを 想定される 最大の地震・津波としてしまう

A氏 :そして万一、 それを上回る地震・津波が発生した時 には、「 想定外 」の 一言で弁明する
これが 日本の行政、産業界、大半の技術者 長年にわたる思考の枠組み「パラダイム」 だったと 柳田 氏はいう。
 実際、今度の 原発事故後 東電の 清水政孝 社長 は見事に「 大きな津波は想定外 」と言っているね。

柳田 氏は「 想定外 」を A、B、C 3つのケース に分けている。
  1つ目は、 本当に想定できなかったケースA
  2つ目は、想定できたが、 確率が低いとして除外したケースB
  3つ目は、 発生が予測 されたが、それに取り組むと 設計が大がかり になり、 投資額が巨大 になるので、そんなことは当面起こらないだろうと 楽観論 を掲げて 想定の上限を「線引き」してしまうケースC。

A氏 ケースCの「線引き」 原子力安全委員長 斑目春樹 氏の 「割り切り」 だね。
  事故を防止できなかったのは「 割り切りが正しくなかった 」という言い訳に通ずるね。
  「 割り切りが正しくない 」という 一言 のために、今、 原発被害はどんどん拡大 している。

柳田 氏は、 これまでの様々な災害事例 を見ると ケースAは極めて少なく BかCかその中間辺りのケースが大半を占める という。
  まぁ、俺は ケースBとケースC は同じようなものだと思うがね。

 明日は「 想定外 」の言い訳をどのように解決するかについてふれていこう。






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Last updated  2011.04.12 08:26:04
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