知的漫遊紀行

A氏 ：昨日の夜から今朝にかけて急に 温度 が下がったね。
  一方、 政局 もいよいよ、一両日に 内閣不信任案 を 自民、公明両党 が提出するようだね。

私 ：最近のこの 一連の政治家の動き をマスコミで見聞していると、どうもよく分からないね。
　　最大の疑問点は、 誰を菅首相の代わりにするのか 、 固有名詞が欠如 していることだね。
管首相 の代わりと言っても、 民主党の国会議員 から選ぶのだろうから、範囲は限られているのにね。
　　そんなに、緊急事態に対応して 天才的な能力をもっている国会議員 はいるとは思えないがね。

A氏 ： 谷垣禎一 自民党総裁 には「 俺なら菅首相よりこういう点が優れている 」「 俺がやるなら、具体的にこうする 」という発言が皆無だね。
　　それで不 信任案 を出すという不可解だね。
　　どっちもどっちだね。

私： 批判ばかりだね。
国家的な緊急事態 だという 当事者発想が皆無 だね。
　　「 万年野党 」タイプに堕落したね。

火事 が出て、 消防夫 が必死に 消火 しているのを、消防能力のある 他の消防隊員 が 野次馬的 に見物して「 火の消し方がよくない 」「 消防隊長がよくない 」と野次っているようなものだね。

A氏 ： 消火 を手助けしようという考えはないね。
原発事故 なんかは、 自民党時代の原子力推進政策が原因 だから、 自民党が火元 なのにね。
　　野次馬で責任逃れだね。

小沢議員 も同様だね。
　　自分の選挙区がある岩手も被災しているのに、政権の足を引っ張るとはね。
　　「 もっとこうすべきである 」という案があったなら 被災地 のために 菅首相に直言できる力 があるはずだ。
政治力 がある人なのだから、野党とも話しあって、 具体策を菅政権に直言 することもできたはずだがね。
　　それがこの 大災害の非常時 に、政局の安定が重要な時期に、 政治体制を危機に陥れ 、 民主党も分裂 させるとはね。

私 ：「 こわし屋 」と言われる人だが、日本の最悪の事態に選りに選って「 最悪のこわし 」をやり出したようだね。

不信任案 が可決されようとされまいと、これは 日本の政治の大震災 になりそうだね。
人災の大震災 だがね。

A氏 ：政治が起こした 被災地への余震 だね。

私 ：これで一時的に 復興にブレーキがかかる ことは明らかだね。
　それに 小沢派 が 不信任案に賛成 したら、 民主党の分裂 は決まりだね。