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A氏
: ISO9001
では、「 教育・訓練の評価
」というのがあるそうだね。
私
: ISO9001
規格の「 6.2.2 力量、教育・訓練及び認識」
の c)
に「 教育・訓練または他の処置の 有効性
を評価をする
」とあるね。
もっとも、ここの「 教育・訓練
」のもとの英語は training
だがね。
A氏
: ISO9001
では「 有効性
」とは明確な意味があることを、 このブログ
でふれているね。
君は、 教育と訓練
を分けているね。
その 教育
だが、俺のもといた会社では、各部門に人事管理部門から 外部講習案内
が来て、それで部門長の判断で部下を派遣するというのが基本だったね。
これは訓練でなく 教育
で、しかも 社外
だね。
だから、 社外講習
が終わると、 受講者本人
が帰ってから、 報告書
を書き、上司に報告する。
その報告書には 評価欄
があって、受講者が記入する。
大抵、「 ためになりました
」の1行で終わりだがね。
この 評価欄
は、 ISO9001
をとるために以前、品質保証部門が追加したものらしい。
私
:どうも、書類の形式だけで、I SO9001
に対応しているようだね。
「 有効性の評価
」とは「 計画達成度の評価
」だね。
部下を選んで講習に行かせた 部門長
はどういう計画をしたのかね。
「 息抜きに行って来い
」ではダメだね。
A氏
:そうすると、 評価欄
は受講者でなくて、受講に行かせた 部門長
が書くべきだということになるね。
まぁ、 部門長
が「 行って来いよ
」で送り出し、 受講者
が帰って来て報告すると「 ご苦労さん
」で終わることが多いがね。
考えてみればこれは 無管理
だね。
マネジメント
がないね。
私 :だから、会社の業績がわるくなると、 社外研修費 は真っ先に削られる。
ところで、アメリカでは日本の社外研修でやっているような研修を社外で受けると 自費
だそうだね。
だから、日系企業がアメリカの労働者に歓迎される原因の一つに、その 社外研修費
を 会社が負担
してくれるからだというね。
A氏 :相互にメリット、デメリットはあるだろうね。
私
:アメリカは実力主義だから、かっての部下が上司になることもある。
だから、部下にはあまり 仕事のノウハウ
を教えないそうだね。
訓練も上司が特別に行うと 有料
になることがある。
自己責任
が徹底しているんだね。
だから、 プロ
が育ちやすいのかもね。
まぁ、せっかく ISO9001 の維持に カネ を出しているのだから、その マネジメント発想 を理解して、社外研修の報告書の 評価欄 くらいは上司が受講者に内容をよく聞いて書くべきではないの?