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A氏
:こないだ君との会話の「 プロセスアプローチの乱用
」で、「 プロセスアプローチ」
の「 プロセス
」は特別な意味があるから、注意しろと言われたね。
私
:そうだよ。
すべての活動は、誰が見たって「 プロセス
」だよ。
「プロセス」の連鎖だよ。
これは 実体
として存在する。
A氏 :その 実体 に対して、どのような視点や角度から、調査・分析するかが、 アプローチ だね。
「 活動にプロセスがある 」というのは、 アプローチ でなく、 実体の表現 だね。
ところで、 品質マネジメント8原則
というのがあって、その中に「 プロセスアプローチ」
があり、「 活動及び関連する資源が一つのプロセスとして運営管理されるとき,望まれる結果がより効率よく達成される
」と説明があるが、これは活動を「 プロセス
」に注目して見よと言っているだけだね。
活動そのものがは時間的な変化をする「 プロセス
」だから、ただ、見ているだけで「 プロセスアプローチ
」になってしまうね。
同様に、 8原則
に「 システムアプローチ
」というのがあるね。
説明では「 相互の関連するプロセスを一つのシステムとして,明確にし、理解し、運営管理することが組織の目標を効果的で効率よく達成することに寄与する
」とある。
私
:これもわかりにくいね。
「 システムアプローチ
」の 改善例
を見ると、トラブルの解決を 個人の資質
にするのでなく、その個人がおかれた システム
を改善している例が多いね。
A氏
:「 トラブルの原因は個人の責任でなく、システムの責任だ
」という アプローチ
だね。
敢えて言えば、「 個人はシステムの犠牲だ
」という アプローチ
だね。
私 :その点、 品質マネジメント8原則 の説明は、これも 他のアプローチ 、例えば「 個人責任アプローチ 」のような対比した説明がないので、ピンとこないね。