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私
: 稲盛和夫
氏は、 京都にセラミックの会社
を作ったのは 1959年
。
中小零最企業
だった。
それが今は 売上高
が 1兆円
を超え、 2014年3月期
には 1兆4千億円
になる見通しだという。
新しいことをやるには、 何事にもくじけない強い精神力
がいるという。
それを貫いてきた
という。
すでに 稲森氏
は 名誉会長
となり一線を退いたが、 会社
は「 次は 3兆円
企業に
」を目指しているという。
A氏
:俺も興味をもって、この 対談
を読んだが、 柳井
氏が ユニクロ1号店
を開いたのは 30年前
だという。
彼の実家は 1階が店舗
で 2階が住居
という 商店街の小さな店
だった。
それも 炭鉱の町
だ。
廃山
で シャッター通り
になったという決して恵まれた環境で育ったわけでない。
それでも「 燃える闘魂
」を持って頑張ってきたという。
私
:それが 30年
の間に 零細企業
から 1兆円
規模の会社に成長した。
2013年8月期
の 売上高
は 1兆円
を超え、これから 売上高 5兆円
の 世界ナンバーワン
の 衣料品会社にする目標
だという。
2014年
はその 第1歩
だという。
A氏 :二人とも共通しているのは 現在の日本人の覇気のなさを嘆いている ことだね。
私
:今はサラリーで毎月カネが入ってくる。
しかし、 現実
は、会社は何時潰れるかわからない。
店だって、何時 閉店
になつかわからない。
そういう 現実感が希薄になっている
という。
A氏
:要するに、みんなが「 坊っちゃん
」「 嬢ちゃん
」になってしまったという。
先進国の劣化、社会の成熟化
のせいかね。
今の若者は「 さとり世代 」だというね。
私 :ところで、 柳井氏 は何より、 中小企業や零細企業に頑張ってもらいたい という。
本田宗一郎、 松下幸之助 、 アメリカのウオールマート創業者 の サム・ウォルトン など、 世界で優れた経営者の本質は世界で変わることはない という。
それらを追求すれば、 中小企業や零細企業 でも 世界的な企業になる可能性 があるという。
ユニクロ のように、 炭鉱町の小さな商店 が 世界第4位 の アパレル製造小売業 になったんだから、できないはずはないとして、 一人ひとりが気概を持って働くことが、日本再生の一歩だ と 柳井 氏は言う。
2014年
にはそういう企業がどのくらい誕生してくるだろうか。
安倍晋三首相
の 3本目の矢
の「 民間の爆発
」が起こるだろうか。
明日はこの 対談の後編
で1月13日号の掲載だ。
中国との関係
に話題が移る。