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私 : 安倍首相の財務省 ぎらい はよく知られていて、 象徴的だったのは消費増税 の2回の延期のとき。
決定前 に、 財務官僚 たちが官邸に通いつめ「予定どおり実行すべきです」と熱心に進言すると、首相の機嫌は悪くなった という。
A 氏 : 税率8%への増税の際、財務省 から「景気は悪くならない」と説明を受けていた安倍首相 は、 実際はそうではなかった と 快く思っておらず、財務官僚 は増税や赤字削減ばかりに熱心で、政権安定や支持率維持に配慮が足りないという不満 もあったのだろう。
私 : 過日 、 参院予算委員会 で、 そんな首相の気持ちを忖度したような自民党議員の和田政宗議員の質問 があった。
和田議員 は、 財務省 陰謀論を掲げ、太田充理財局長に対し 、「 (あなたは)民主党 政権で首相秘書官を務め増税派だから、アベノミクスをつぶすため、安倍政権をおとしめるために意図的に変な答弁をしているのではないか 」と 質問 。
これには 太田局長が憤然とし、「いくら何でも」と3回繰り返して否定 し、さすがにやりすぎだと思ったか、 後で自民党の申し入れでこの質問は後日、議事録から削除された 。
俺 も このシーンはテレビでみた が、 太田局長が頭にきているのは画面で表情や動作でありありとわかった ね。
A 氏 :筆者の 原真人 氏は、「 欧米諸国 では近年さまざまな 予算改革 が実施されている。 主要国最悪の借金大国である日本 もそこから学び、採り入れるべきものはあるかもしれない。とはいえ、いまのような 『財務省悪玉論』に乗って同省の権限を弱めることを目的に機構改革に乗り出すのでは、いかにも危うい 」という。
私 : 財政当局とはいわば「宴会幹事」のようなもの で、出席者たちがみな泥酔してしまっても、 ひとり冷静に勘定を終え、会費を徴収しなくてはならない。
無粋で、嫌われ者になったとしても、欠かせない大切な役回りなのだ という。
かつて、 自民党税制調査会のドンと呼ばれた故山中貞則 氏は 会が紛糾 すると、 「黙れ」 と制して 幹部たち に「 ここにいる 大蔵省 (現 財務省 )主税局の諸君の話も聞きたまえ。聞かずに決めたら、国を誤るぞ 」と 諭した という。
改ざん問題の余波で、来年10月予定の消費増税の実施が難しくなったとの見方も出ている。
財務省にお灸をすえたいと思うあまり、世論がそんなムードに乗ってしまえば、まさに国を誤り、消費増税は財務省のためでなく、国民生活の安定のために欠かせないもので、冷静な世論が求められる
と
原真人
氏はいう
。
官邸主導強化で、官僚が萎縮
しているという。
安倍政権は、来年10月予定の消費増税の実施に踏み切るだろうか、あやしくなってきたね 。
来年10月予定の消費増税の公約を無視して消費増税延期の「新しい約束」があり、そのために、解散総選挙をまた行うかもしれない。