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私 :4月末のブログ 「人間関係の質の低下 孤独の病、助長するSNS」 で、 米国 で SNSの影響 で、 リアルな人間関係が減り、格差まで生んでいる というエッセイを取りあげたが、今日の新聞記事は 日本の小中高校生の「ネット依存症」問題 をとりあげている。
ある 男子生徒は中学2年の夏、専門病院 で 「ゲーム依存症」と診断 された。
部屋に引きこもって体を動かさなかったため、 健康診断で肺の働きは「53歳程度」と判定された という。
友達との会話の時間もすくないので、リアルな人間関係ができにくい。
A 氏 : 内閣府の2017年度の調査 によると、 小中高生の7割以上がネットゲーム をしており、 比率は年々高まっていて 、 ゲーム以外にもSNSなどネットを利用する時間 も長くなっていて、 1日の平均利用時間は159分で、14年度より約17分伸びた。
厚労省 . 研究班 の 12年度の推計 によると、 「ネット依存症」の疑いがある中高生は全国に約52万人に上る が、 ネットやゲームをする子どもがすべて依存症になるわけではない 。
私 : 単なるやり過ぎと依存症の違い は、 自分で制御できるか に加え、 心身の健康悪化 、 遅刻や不登校、家庭内暴力などの問題が起きているか いないかで判断する。
国内で初めて「ネット依存症」外来を開いた久里浜医療センター では 年間約1800人が受診。
未成年が56%、20代が31%で、男性が85%を占め、樋口進院長は「始めるのが若いほど依存症になりやすい 」と 警告 。
子どもは脳が十分に発達しておらず、快感や刺激を求める欲求が理性に勝る傾向がある という。
A 氏 : 「ネット依存症」 には、 SNSなどへの依存症 も含まれるが、 圧倒的に多いのは「ゲーム依存症」で、センターの患者の9割を占める。
主流の「オンラインゲーム」 は 内容が常に更新され、際限なく続けてしまう という。
樋口院長 は 「勉強やスポーツに比べて簡単に達成感が得られ、依存に陥りやすい」と指摘。
同センター で 「ゲーム依存症」と診断された人 は、 朝起きられない(76%)、昼夜逆転の生活(60%)、 学 校や会社を休む(59%)などの問題 を抱えていた。
物を壊す(51%)、家族に暴力をふるう(27%) といった 暴力的な傾向 も目立った。
私 : WHO は 今年6月 に公表する 国際的な病気の分類の改訂案 で初めて、 「ゲーム依存症」を「ゲーム障害」として疾患名に入れる方針 。
これに対し、 日本の企業も加盟する米国のゲーム業界団体 は 「ゲームに依存性はない」 と 反対を表明 している。
しかし、現実に、 ゲームに熱中している多くの子供達
をみると、
なんらかの影響
は無視できないね。
A
氏:近所にいる男の孫は小学生高学年頃から、ゲームに熱中しだしたので、ゲームの攻略本を買い与えたら、熱心に読んでいた。
俺のところに遊びに来ても、ゲームに熱中するから、会話が減ったね。
中学生のときは、部活が運動部だったので、土曜も部活で運動不足とはなっていないね。
親しい友だちも数人いるらしい。
小学生のときのゲーム攻略本の効果か、国語は好成績だが、他の科目は勉強不足。
今年、高校入試で、間際の勉強でなんとか公立高校に入学した。
「ゲーム依存症」ではないが、インターネットに俺よりはるかに詳しくなり、将来、ハッカーになって、政府の公安関係の仕事を依頼されるのではと冗談を言ったね。
私:ゲームやSNSが今後の彼の人生に大きな影響を与えていることは確かだね。