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私 : 6月12日にイラク で、 過激派組織「イスラム国」(IS)に対する戦闘終結宣言後、初の総選挙 がある。
「アラブ諸国で民主主義はうまくいかない」。そんな指摘をよく聞く。
王制や独裁が続き、公正な市民社会ができていない、イスラム教は民主主義と相いれない、部族に依存する風潮が根強いなど、理由はいろいろと挙げられる。
A 氏 : 確かに民主化運動 「アラブの春」はチュニジアを除いて挫折。
エジプト では 独裁政権崩壊後、2012年に当選したイスラム系大統領を1年後に軍が拘束。
イエメン、リビアではいまも内戦や混乱が続き正式な政府ができていない。
イラク では 03年に米軍がフセイン政権を倒した後、新憲法
制定、総選挙と形のうえで民主化が進んだが、宗派対立、過激派台頭で暴力が吹き荒れ、汚職も蔓延し、IS支配後の復興はなかなか進まない。
私 : 翁長 氏は、 バグダッドで、イラクの 政治家や政府に対する不満を切々と訴える民衆の声に聴き入るしかなかった が、 3月に実施されたエジプト大統領選と比べて市民の反応が対照的だったので、胸のすく思いもあった という。
その エジプト政府 は、 「テロとの戦い」を優先 するため、 デモを規制し、政府に批判的なメディアへの締め付けも厳しい。
現職シーシ・エジプト大統領に対抗する有力候補は立候補断念に追い込まれたり、拘束されたり
し、
市民に政権をどう思うか尋ねても答えを拒む人がほとんど
。
結局、 もともとシーシ氏を支持していた小政党党首が唯一の対立候補となり、シーシ氏が圧勝 。
A 氏: これに対し、 イラク総選挙 では、 対IS戦勝利の実績を強調したアバディ首相率いる政党連合は獲得議席数で3位。
かつて 反米強硬派で知られたイスラム教シーア派 指導者が率いる政党連合が躍進し、先行きの不透明感教が漂う が、 それは、完璧ではなくても自由な選挙が行われた証し で、 時間がかかってもイラク がこの正念場を乗り越え、民主主義でアラブを引っ張る存在になってほしい と 翁長 氏はいう。
私 : トランプ旋風で荒れている中東の混乱 の中で、 6月12日のイラクの総選挙の結果に注目 だね。