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私 : 新卒一括採用 をふりだしに、 終身雇用や年功型賃金という決められたコースにコマをすすめ 、 定年退職であがり、老後は年金暮らし という 「昭和すごろく」。 。
就活論争の歴史は古く、採用競争が過熱していた戦前の1928年 、大 卒選考を「卒業後」にする現在とは違うルールが結ばれた。
当時も「協定やぶり」が続出 し、 まもなく破棄されてしまい、戦後、大学4年時に採用を決める就職協定として復活 したが、 抜けがけとルールの形骸化はいつも繰り返されてきた。
ルールをやめるだけなら、1世紀近くに及ぶ「100年論争」に終止符は打てず 、 そもそも「学業の成果」を問わずに採用することが、いつの世も就活の前倒しを可能にしてきた 。
採用だけでなく、大学教育のあり方まで見直す必要があるが、まずは考えなければいけないことがあると、 堀篭俊材 氏は 指摘 する。
それは、 大学出の新卒社員の3割が3年で辞めてしまういったん非正社員になると、正社員の道にすすむのはむずかしいともいわれる。
「 『就社』社会の誕生」の著書がある東北学院大の菅山真次教授 は 「大学を出て3年間ぐらいを新卒扱いにして、スキルや知識を磨いた既卒の学生も、新卒と同じように就活できるようにしたらどうか」 と 提案 する。
平成の次の「すごろく」 に 専門の技能で、就職する「シェアワーカー」も加わるのだろうか 。
一度外れても、ふりだしからやり直せばいいだけの社会であってほしい と、 堀篭 氏はいう。
これは、 大学教育もからんでいる ことは ブログ 「大学改革 ブランド主義・偏差値教育、破る議論を」 でふれているね。
このブログで、 日本電産 の創業者で会長の 永守重信 氏は、 一流と言われる大学を出た学生でも英語は話せないし、専門分野もほとんどできず、多くの学生が即戦力にならない から、 企業で働けるように教育し直すのに、企業が時間もお金もかけている が、 こんな国は日本くらいしか見当たらない という。
就活問題は、大学教育からの改革が問われる ね。
「シェアワーカーすごろく」になれば「同一労働・同一賃金」も容易 だろう。