りゅうちゃんミストラル

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2005.05.11
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テーマ: タイ(3307)
カテゴリ: 薬物
皆さんはヤーバーという言葉をご存知だろうか?
タイなど東南アジアで出回っている麻薬のことだ。
(ヤーバーというのはタイ語で「バカの薬」という意味)

よくわからない人は、以下の文章を読んでいただきたい。

タイにおける薬物問題の現状(在タイ日本国大使館)

タイの麻薬

また、ビルマで傭兵としてカレン族に関わっている高部正樹さんのレポートは、事実として重い。

決して他人事ではない。麻薬とかかわることの恐怖(正論)

私もタイ、ビルマ国境を車で走ったし、タイの国境警備担当者と話をした。
両国の国境は南北に長く、密林地帯だ。

ビルマ国境に近いメーソートからメーサリアンまで行くには、
私の時にはソンテウというピックアップトラックしかなかった。
土ぼこりをあげながら山道を行くソンテウに乗れば、
いかに両国の国境が守りにくいかが実感できるだろう。
観光客が感動する大自然も、麻薬の運び屋にとって見たらいい隠れ蓑だ。

タイ政府はそんな地域での麻薬撲滅に手を焼いている。
事実上、タイ側だけで麻薬の撲滅は不可能だ。

タイ政府は麻薬撲滅運動に力を入れているが、
そのために刑務所の過剰収容が問題になっている。
それほどこの問題は深刻ということだ。

タイ刑務所の過剰収容問題(在タイ日本国大使館)

また対麻薬戦で勝利宣言したタクシン首相に、
国王までもが懸念を表明している。

国王陛下、対麻薬戦死者にご懸念

2500人もの死者を出しては取締りの「やりすぎ」が、
批判としてあるのは当然のことだ。

ビルマからは多くのヤーバー(麻薬)がタイに入ってくる。
そしてその一部は日本人観光客に供給される。
何しろタイは日本人観光客にとって、旅行しやすい環境だからだ。

バンコクで有名な安宿街であるカオサンでは普通に警察の摘発があり、
手錠をかけられた若者が連れて行かれる。
私も一度その現場を見た。

開放感からか気軽に麻薬を手にする日本人がいる。
今日もまた日本人が麻薬に手を染める・・・

日本人と麻薬は、こうして関係を深めていく。
タイやビルマなど東南アジアで起こっていることは、
決して「対岸の火事」ではない。



参考にするページ

軍事・麻薬問題(ビルマ情報ネットワーク) 店主敬白(麻薬犯罪状況)

ヤーバーはやばい! ゴールデントライアングル(まさやんの放浪記)

ラオスの子どもを蝕む覚醒剤ヤーバー Drug War


追記

薬物には直接関係ないが、日本政府はビルマに対して経済援助をしている。
この援助がビルマの民主化に役に立つとは私は思えない。

日本のODA(政府開発援助)とビルマの人々

ビルマ人民主活動家から 日本人へ メッセージ

ビルマ民主化の行方──1995年8月取材 ビルマ問題とは何か

ビルマ民主化闘争略年表 ビルマの民主化

ミャンマー(ビルマ)の政治情勢


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最終更新日  2005.05.12 19:02:20


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