りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

2007.04.26
XML
テーマ: 生き方上手(691)
カテゴリ: 社会問題
ネット上で気になることが書かれていた。

新緑

それは、 「定期的に献血する人はHIV検査を受けるべき」 というもの。
以前、 輸血によるHIV感染が発生 したことがある。
患者のために使用した血液から別の病気になってしまう。
あまりにも皮肉なことだ。

日本赤十字社 (日赤)では、提供された血液を安全のため検査している。
しかしながら ウインドーピリオド の問題があり、検査をすり抜けてしまう場合がある。

輸血用血液製剤のウインドウピリオド(空白期間)

そのため、日赤はHIV検査目的での献血をしないように呼びかけている。

献血いただく前に(日本赤十字社)

上のページにはこう書かれている。

エイズ(HIV)検査を目的とした献血はお断りしています。また、エイズ検査の結果はお知らせしていません。
(上でリンクしたページから引用)

最初に紹介した意見は、こうした背景があって書かれている。
献血での安全性のために、血液提供者はHIV検査を受けるべきという主張だ。

私は今まで45回献血しているが、HIV検査の経験はない。
それは、「自分は大丈夫」という意識があるから。
ここで詳しくは書かないが、日赤によると私は大丈夫だそうだ。
だから私は今後もHIV検査は受けない。

「エイズ検査の結果は知らせない」ということになると、気になることがある。
それは、「自分の血はどこかでこっそり捨てられているのではないか」という点。
私に限ってそれはない。
(これも詳しくはここに書けない。悪しからず)

告知といえば癌が思い浮かぶ。
HIV陽性と癌の告知は何が違うか。

それは、感染の拡大があるか否かだ。
癌は多くの場合、患者だけの問題となる。
しかしHIV陽性の人だと他の人に感染させる可能性がある。

もし、献血でのHIV陽性告知が実現されれば、今後の感染は一部でも防げる。
逆に献血ルームにはHIV検査目的の人が増えるだろう。
日赤はまさに板ばさみ状態にあるといえる。

下の「関連資料」にもあるが、日本でもHIV陽性の人は増えている。
この、静かにやってくる恐怖に、我々はどう対処すればいいのか。

この件では、人によって意見は違うはず。
そして、今のところ完全な解決策はない。
ウインドーピリオド対策が完全ではないからだ。
とすればではなく「ベター」を選択するしかない。

少なくとも少しでも危険がある方は検査に行ったほうがいい。
日赤のためではない。
患者さんを安心させるために。
少しでも輸血でのリスクを減らすために。

現在は献血に厳しい時代だ。
ただでさえ少子高齢化で血液が足りなくなる。
加えて クロイツフェルトヤコブ病 の関係から、英国滞在者には献血の制限がある。

献血時の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病対策について(厚生労働省)

牛海綿状脳症(BSE)と(新)変異型クロイツフェルト-ヤコブ病について

1980年から96年まで。
たった一日でも英国に滞在していた場合、献血が制限される。
ただでさえ血液の不足が言われているのに、状況はさらに悪くなっている。

※この記事に関する医学的な間違いがあった場合。
メッセージで教えていただけるとありがたい。
私は医学的な専門知識があるわけではない。
記事を読む際にはその点を注意していただきたい。


***********************
関連資料

HIV検査結果の献血者への通知を考える

日本ではHIVに感染している人が確実増えています

HIV陽性献血者の告知に反対

クリックで救える命がある ブログナビ ブログランキング・にほんブログ村へ 2005-11-09 14:49:02
吉川友梨ちゃん捜索の輪! 拉致問題でのブルーリボン運動 募金サイト イーココロ! 「楽天アフィリエイト&楽天広場」公認ガイド

***トラックバックはテーマに関係するもののみどうぞ。
その場合リンクは必要とはしません。
意見があればメッセージでどうぞ。
ただし荒らしと挨拶できない人はお断りです。
今のところメッセージは全て読んでいます。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.04.27 13:08:30
[社会問題] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

バックナンバー

2025.02
2025.01
2024.12
2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: