ワルディーの京都案内

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2015/07/09
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」2014年10月5日の記事です。


長崎県・福江島のC.Y.さんは小児がんと闘い、18歳の誕生日を前に亡くなりました。「島でみとる」には、多くの手紙やメールが届きました。

 ●1年10カ月で手術6回

 ふつうに働いていた30歳の娘は、2012年11月に、とつぜんがんを宣告されました。9月ごろから腰が痛いということで整形外科に通ってましたが、X線検査で何もないと言われ、痛み止めの薬をもらって過ごしていたんです。

 娘の両足がとつぜん動かなくなったのは、11月15日朝のことです。タクシーで病院に行ったところ、硬膜外血腫の疑いで、同日夕刻には近くの病院に救急搬送されました。MRIの結果、脊髄(せきずい)のがんらしいとのこと。すぐに手術が始まり、終わったのが夜中の12時。癒着してがんを取り切れず、グレード3と宣告されました。

 翌日からは膀胱(ぼうこう)や直腸の機能障害のためトイレに行くことも出来ず、下半身機能は失われてしまいました。さぞかしつらかったでしょうが、娘は泣きませんでした。

 若いからがんの増殖も早いらしく、脊髄から脳へ転移。でも、「脊髄の痛みに比べれば、脳の手術は大したことないよ」と言ってくれました。私のほうがつらかった。その後も入退院を繰り返し、この1年10カ月の間に6回の手術を受けたことになります。

 (神奈川県 女性 58歳)


 ●田舎はあきらめろ、なのか

 C.Y.さんの記事を読み、島での医療の大変さに共感しました。

 出身は長崎県の奈留島です。不便なことはいろいろとありますが、医療面での遅れは相当です。先進的な治療が必要だった母親は、長崎大学病院へ3泊4日の泊まりがけで通っていました。精神的な疾病もあったため、いつも父親が付き添っていました。体が弱ってしまった現在、ほとんど引きこもり状態になっています。

 奈留島はいまでも常勤は内科医しかおらず、緊急時にはどうすることもできません。予算の問題なのか、2004年の市町村合併で五島市に統合されてからは、なおのこと島の医療体制がないがしろにされているような気がします。

 田舎だから、仕方ない。そうあきらめろということでしょうか。

 (愛知県 女性 46歳)


写真:治療の合間に、自宅でくつろぐC.Y.さん=「島でみとる」編から





(お名前はイニシャル表記にさせていただきました。写真も割愛させていただきました。)


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最終更新日  2018/08/21 11:32:06 PM
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