ワルディーの京都案内

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2015/08/24
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞 2015年2月14日の記事です。


 「患者を生きる 旅」には、約40通のお便りをいただきました。病気や障害を抱えながらも、目標や夢を支えに生きる。「読者編」はそんな人たちのエピソードを紹介します。

 ●旅が生きる力に

 私の夫は47歳のとき、けががもとで眼球以外の全身の運動機能を失いました。77歳で亡くなるまで、彼の生きる力になったのは旅でした。彼が行きたいと言う場所を日本中、私の運転で走り回り、晩年は海外へも出かけました。

 夫は時に「何のためにこんな体で生きていなければならないのか」と嘆きました。私は「あなたが出かける場所で、不自由なところを知ってもらい、改善してもらう。そのために生かされているんでしょう」と応じていました。

 乗り物も建物もバリアフリーが進みました。これからは、障害のある本人が旅を望むかどうかが重要でしょう。強く望めば、周囲は支えてくれるはずです。必要なときは助けを請う。あとは支える側が心のバリアーを取り除き、いつでも手をさしのべる用意をしておきたいものです。

 (東京都 女性 78歳)


 ●人工肛門(こうもん)つけて夢実現

 サラリーマンだった48歳のときに直腸がんになって人工肛門をつけ、30年がたちました。「ストーマ」編の記事を自分に重ねて読みました。過去には超満員の電車で便が漏れ、恥ずかしく、死にたい思いをしたこともあります。

 がんが転移した後、無謀と知りつつ日本百名山に挑戦し、がんと闘う気持ちで3年で踏破。フルマラソンの夢も実現しました。

 その後、前立腺と皮膚のがんを経験し、今は認知症の方の介護施設で傾聴ボランティアをしています。体には多くの器官があるけれど、失ったのは肛門だけ。それが何だというんだ。その思いに行き着いた時、人生は変わりました。

 75歳で四国のお遍路を38日かけて歩き通しました。ハンディがなかったら、私の人生はごくつまらない、ありきたりのものに終わったに違いありません。生きることを真剣に考えさせてくれた人工肛門。そして何より大きな贈り物は、「人の痛み」を知ることができたことかもしれません。

 (長野県 男性 78歳)


写真:直腸がんを告知された日、日記に決意をしたためた。いま、旅を楽しむ日々だ=「ストーマ」編から






(投稿者のお名前は「男性」「女性」に変更させていただきました。写真も掲載を控えさせていただきました。)


 皆さん、障害を乗り越えてがんばっておられます。再発しないよう頑張るためにも、再発したときの覚悟のためにも、こういったお話は心に響きます。


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最終更新日  2018/08/03 01:43:10 AM
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