ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2015/08/24
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テーマ: 海外生活(7782)
カテゴリ: ドイツの想い出
 ドイツでの単身赴任時代(2010年7月~2011年12月)の旅行の想い出をデジタルカメラで撮った写真を掘り出しながら思い出し出しアップしています。

 日本に帰任する前に、パリの美術館巡りをしておきたいと思い、帰任の約1カ月に週末を利用し、パリに1泊2日で旅しました。

 2001年11月24日、25日のパリ美術館巡りの第1日、ルーブル美術館#15です。


●「アシリ4世の神格化とマリー・ド・メディシスの摂政宣言」 by ルーベンス

 昨日紹介した「マリー・ド・メディシスの生涯」の1枚です。左下から右上に流れる構図です。左側には、暗殺された後のアンリ4世の神格化、右側には《女王の摂政》が描かれています。彼らの息子であるルイ13世は、当時わずか9歳で、喪服を纏ったマリー・ド・メディシスが王国の当主となって人々の上に君臨する玉座に座っています。中央やや左には、翼を持つ戦争の女神ベローナが描かれています。寓意と神話が複雑に混ぜ合わされているようです。

PB240056(ルーベンス).jpg





●「ジプシー女」フランス・ハルス(1581/5~1666)

 ハルスは、オランダ絵画の黄金時代を代表する画家の1人で、レンブラントとほぼ同時代に活躍しています。作品にはハールレムの住人を描いた肖像画が多く、人々の生き生きとした表情を捉える描写力が見事です。笑っている人物画を多く描いたことから「笑いの画家」と呼ばれているそうです。

PB240050(ハルス).jpg





●「バテシバの水浴」レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン

 レンブラント(1606-1669)は、17世紀を代表するオランダの画家です。大画面と明暗を画面上に強く押し出した技法を得意とし、「光と影の画家」「光と影の魔術師」の異名をもち、人物画の黒々とした瞳も特徴です。

 この絵は、水浴しているところをダビデ王に見られたバテシバを描いたもの。「覗き見する王の姿はなく、バテシバが手にした恋文からその存在を見る者に想像させるにとどめている」と解説書には書いてありますが、そんな逸話や寓話は普通日本人は知らないので単純にこの明暗の美しさを楽しめばいいのかなと思います。

PB240051(レンブラント).jpg



(続きます)


ドイツ在住期間:1995年~2001年



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最終更新日  2018/08/04 11:48:45 AM
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