≪2016年1月15日の記事≫
2014年7月から慢性骨髄性白血病の治療を受けている新潟県の建設会社員の男性(48)は、病気のことを妻(41)以外には、直属の上司ら勤め先の3人にしか話していなかった。
気を使われるのが嫌だからだ。しかし、妻から「何かあったときに相談したい」と頼まれ、男性の兄2人には伝えることにした。
母(73)と上の兄(52)が暮らす県内の実家に、県外にいる下の兄(50)に来てもらった。
「白血病なんだ」
夕食後、兄2人に打ち明けた。上の兄は「困ったことがあれば、俺たちが何とかする」と言ってくれた。
治療開始から1年が過ぎた15年8月。県立がんセンター新潟病院で、いつものように支払いをしようとして窓口で言われた。
「『限度額適用認定証』の期限が切れているので、29万9170円になります」
3割の自己負担額で、グリベックの代金がほとんどを占める。1カ月の負担に一定の歯止めをかける高額療養費制度の認定証を示せば、男性の支払いは約4万4400円で済むが、有効期限は1年だった。月末までに新しい認定証を持ってくれば支払いを待ってくれると窓口で言われ、すぐに全国健康保険協会の支部で再発行してもらった。薬代の高さを改めて思い知らされた。
「地震や火事に遭ったら、薬だけは持って逃げよう」。妻と冗談で語り合った。
いまのところ、薬で白血病細胞は抑えられているが、副作用と思われる体のだるさが続いている。勤務中どうしてもつらいときは、現場を離れて休ませてもらっている。許してくれる社長や上司に感謝している。
このままずっと薬代を負担できるだろうか。不安は消えない。秋田市でのフォーラムで知り合った患者・家族の会「いずみの会」代表の田村英人さん(65)の存在に期待を寄せている。同じ慢性骨髄性白血病の患者で、現在、治療薬の使用をやめる臨床試験に参加中だ。薬なしでも2年近く良好な状態を保っている。
「いつか自分も薬を飲まずにすむようになりたい」。そう願っている。
男性は昨秋、母親(右)らと群馬県へ温泉旅行に出かけた
>有効期限は1年だった。
私の2回目の「がん」発病は前の会社をリストラになり、別の会社に再就職して1年3ヵ月後の2014年7月。その再就職した会社の保険は協会健保でした。最初の「がん」で高額医療制度のことは知っていたので、すぐに認定証を申請しました。
治療に専念したいということと、働ける状態になっても他にやりたいことがあったので、1年契約更新時の2015年4月に会社は辞めました。辞めた後の健康保険は、協会健保の任意継続保険にするか、国民健康保険にするか、二つの選択があったのですが、保険料を比較するなどして、協会健保の任意継続にしました。保険証が変われば、高額医療の認定証も新たに発行してもらわなといけないので、同時に申請しました。
下記がそのときの投稿です。
http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201504170006/
協会健保の任意継続か、国民健康保険かを悩んだときの投稿は下記です。
1) http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201503270003/
2) http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201503280003/
3) http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201503290006/
4) http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201503300003/
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