ワルディーの京都案内

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2016/05/23
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2016年3月25日の記事≫ 

 肺がんの治療中に仕事を失った千葉県船橋市のHTさん(47)は2011年12月、再就職に向けて、新たに証券外務員の資格も取得した。仕事を通じてまた社会とつながりたかった。

 12年1月から本格的に就職活動を始め、インターネットで300社近くに応募した。その中の一つがコールセンターの管理や運営を行う「ベルウェール渋谷」(東京都渋谷区、平野宏会長)だった。

 面接では「肺がんで治療を続けています」と伝えた。同社はHTさんを「金融機関にいた経験があり、数字に強い。即戦力として使いたい」と評価。採用を決めた。

 3月下旬、HTさんは再就職を果たした。任されたのは、様々な企業からコールセンター業務の契約を取る営業の仕事だ。「人に会うのが好きで、営業の仕事は自分に向いている。大きな契約が取れた時の達成感は大きい」

 会社側は「必要なら平日に病院に行ってもらってかまわない」と、HTさんの治療を優先する姿勢を示してくれた。

 15年9月、腰の痛みを感じて検査を受けると、腰の骨と脳に転移が見つかった。その後、股関節にも転移が見つかり、放射線治療を受けた。今年1月上旬からいったん休職し、自宅療養を始めた。

 1月下旬、体のだるさと吐き気が強くなり、国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)に一時入院した。

 入院中の2月中旬、会社から小さなアルバムを贈られた。そこには、療養中のHTさんを励ます同僚からのメッセージ用紙が貼られていた。「早く良くなって戻ってきて!」「いつもの笑顔で負けないで乗り切ってください」――。どのページにも心に染みる温かい言葉が並んでいた。新しい抗がん剤がよく効き、2月下旬に退院。体調を整え、4月をめどに職場へ復帰したいと考えている。

 「がんになって、良かったこともある」。最近、そう感じる。がん患者同士の交流会での出会い、そして新しい会社の同僚や上司にも恵まれた。

 「病気にならなかったら、知り合わなかったはずの大勢の人と出会うことができた。私にとっての財産です」






>会社から小さなアルバムを贈られた。そこには、療養中のHTさんを励ます
>同僚からのメッセージ用紙が貼られていた。

 がん治療中の患者を採用するだけでなく、治療で休んでいるときも、このような暖かい励まし。こういう会社はあまりないのではないかと思います。がん患者やがん治療に対する理解が世の中全体で深まり、少しずつでもがん患者に対する環境がよくなっていくことを願うばかりです。


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最終更新日  2019/03/29 11:19:26 AM
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