詩集の中の栞のように~裏ブログ~

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2007/01/30
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カテゴリ: 本・参考書


今日は会議がなく、なぜか仕事もそれほど忙しくない。
授業も入ってなく、自習に来る生徒を指導するだけだ。

と、油断していると、急に忙しくなるのが常なんだけど^^;


ちくま書房から出ている 『賃金デフレ』(山田 久) という本を先ほど購入し、今読み終えた。

これは、久々おすすめ☆

ぜひ読んでみてください。

そう言えば、先日の 朝まで生テレビ をビデオに録画しておき、日曜日に見ましたが、
「同一価値労働同一賃金」 って塾業界だと難しいと思いませんか。


そもそも民主党の言う 同一価値とは何か

1コマの授業を埋めれば、それで同一価値になるのか?
同じ1コマの授業でも、退屈で眠くなる授業もあれば、笑いが絶えない授業もある。成績がグーンと上がる授業もあれば、ほとんど成果のない授業もある。
綿密に計算されたプロの授業もあれば、行き当たりばったりの全くわけのわからない授業もある。

「それでも1コマの授業は1コマ分。その1コマの授業で発生する売り上げも決まっている。だから同一賃金にせよ。」ということですか。

確かに、1回の授業だけ見れば、その授業でどれくらいの効果があったか分かりにくい。
1回の授業から、塾側で得られる売上・収入も一定だ。講師によって、授業料が違うなんてことはありえない。
そういう意味で、プロの授業もクソみたいな授業も同じ1コマ分だろう。


でもね、良い先生の授業は生徒の表情が違う。

満足そうな表情を見ていると、こちらも安心するし、嬉しくなる。

さらに良い授業をしょうと先生方も気合いを入れている。

何時間も準備をして、1コマの授業に臨んでいる。

そんな素晴らしい授業と、生徒にとってほとんど価値のない授業が同じなんだろうか。

そもそも同一価値って、会社が決めることなのか、消費者か決めることなのか。その判断も難しいよね。

しかし、法律上「同一価値労働同一賃金」が導入されたら、塾業界困ってしまいますね。

「同一価値労働同一賃金」は、アメリカ型職務給であれば、その導入は容易かもしれないが、

日本型職能給、さらには日本型の労働組合の形態から考えると導入は難しいと思うのだが。


受験シーズンが終わったら、
「同一価値労働同一賃金」に関する本
「職能給と職務給」に関する本
を読みあさろうと思います。






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Last updated  2007/01/30 04:46:36 PM
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