詩集の中の栞のように~裏ブログ~

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2007/03/30
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今日の22時頃、卒業生が来た。

A子とB子である。

私はこの2月から異動してきたが、実は1年目から4年目(5年目?)に教務主任を務めていた教室に戻ってきたのである。

だから、今いる生徒とは初対面であったが、昔在籍していた生徒のことは知っている。 

A子とB子。 

2人は「強烈」な子であった。

授業態度は悪い。言葉遣いは悪い。勉強はしてこない。先生に対しては反抗的。

宿題はやらない。授業中におかしを食べ出す。私語が多い。漢字テストの勉強はしてこない。

塾の備品を壊す。壁に落書きをする。

私の塾講師人生の最初の年に教えた子で、2年間指導した。

本当に苦労した。

まだ自分自身も未熟であったため、コントロールができていなかった。

また、私の精神面もまだまだ出来ておらず、本気でカチーンと来ることもたびたびあった。

そのA子とB子が来た。私が塾長として戻ってきたことを噂に聞き、訪問してくれたのである。

嬉しい訪問であった。

本当に本当に良い子になっていた。礼儀正しく、言葉遣いも丁寧で。

しかも、私の体調や仕事について心配してくれる優しい子だ。

外見もものすごく美しくなっていた。2人ともアイドルや女優さんにでもなれそうなほどだ。

こちらが先生であるのに、なぜか色々励まされてしまった。

本当に成長してくれた。

異動してきてから、前任の塾長への訪問が後を絶たなかった。

「なぜ辞めてしまうのですか?」「残念です。」「妹も先生に見てもらいたかったです。」

そんな言葉を後ろで聞きながら、結構傷ついたりもした。

しかし、今日A子とB子の訪問を受け、元気が出てきた。

嬉しい再会だった。

「先生ありがとうね。」「先生に叱られて良かった」「先生に会えて良かった。」

会話の最中、何度も何度も言ってもらった。

お礼を言いたいのはこちらの方です。本当にありがとうございました。






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Last updated  2007/03/31 02:37:57 AM
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