詩集の中の栞のように~裏ブログ~

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2007/08/31
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カテゴリ: 教務(英語)

ロカビリー先生が 5文型 について書かれているが、私も全くの同感である。

日本人が英語を学習する上で5文型は大変便利な道具であり、大学受験問題を解く上でも非常に有効な方法論であると思う。

しかし、この5文型の指導、なかなか得意な先生が少ないようだ。

高校入学後、4月に5文型を習うが、中間テスト前になると、毎年多くの卒塾生が塾に質問にやってくる。

「先生、5文型が分かりません」と。

そこで「10分程度」指導すると、「おお~」と感嘆の声を漏らしてくれる子が多い。

このようなことが毎年続くと、逆に学校でどのように指導しているのかが不思議に思う。 

そもそも、前置詞+名詞が文の要素にならないということも指導されていない。

「そりゃあ、分からないだろうなぁ・・・。」と感じることも多々ある。 

と言う私も、実は、中学と高校時代に5文型を習った記憶がない。

授業を聞いていなかったのではなく、本当に習った記憶がないのだ。

初めて5文型を習ったのは、高校3年になって通った予備校でだ。

その予備校の先生の5文型指導があまりにも分かりやすかったため、私は今でもその方の解説を参考にしている。

もちろん、自分なりに色は付けているが、導入解説のベースはその先生のやり方に近い。

5文型と句・節の概念が分かってくると、英文はドンドン読めてくる。

それだけでなく、5文型の知識、等位接続詞の知識などを利用して、入試問題が解けるようになると、英語は楽しくてたまらなくなる。

高校生にとって、英語以上の娯楽・知的ゲームはそうは見つからないのではなかろうか。

このように、私は5文型を大変重視する派であるが、

現在は、中学生に対して文型指導を行っていない。

1つには、高校受験の長文を解く上で、それほど5文型の必要性を感じていないからだ。

もう1つの理由は、私の塾は1年中、それこそ受験直前まで生徒募集をしているというのもある。

中3の夏期以降に入ってきた生徒に文型指導をしたら、おそらく消化不良になってしまうであろう。それに、現在の300人規模の塾では、1人の講師が独特の指導法をするわけにもいかない。ある程度、指導法を統一しておく必要があるのだ。

ただ、将来、もし定員制の個人塾を作ることができて、中学1年生からある程度固定されたメンバーで指導できる機会があれば、中学生にも5文型を利用した指導を検討してみたいとは思うが、今のところは考えていない。






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Last updated  2007/08/31 07:33:57 PM
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