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昨日は、生徒たちにお守りを買ってあげようと思い、湯島天神まで出かけた。
しかし、御徒町を降りて湯島天神に向かうと、すでに湯島駅あたりから道路に行列が出来ている。列の意味がよく分からないので、警察に聞くが、「最後尾に並んでください。」という返事のみ。「最後尾はどこなのか」と尋ねると、「特に最後尾という基準はないので、列に入れる所から、どんどん入っちゃってください。」ということ。
「正月から仕事してないね~。」と思い、気分が悪いので湯島天神撤退
。(ちなみに今まで言っておりませんでしたが、わたくし警察が嫌いです。)
急遽、アメ横探索に切り替えた。アメ横は、入り口が上野駅で、出口が御徒町になっている (別に逆でもいいのだろうが)
徒歩10分程度の商店街である。
今回は御徒町側から入り歩くことにした。アメ横内では、売っている物を見ても、売っている方々を見ても、「そ、それ、どう考えてもパチ物だろ」としてか思えないブランド品が大量に売られていた。興味が引かれるものも何もなく、気づけばアメ横出口。
そこで、上野駅から原宿駅に向かい、明治神宮で初詣をすることにする。しかし、さすがは明治神宮。もの凄い人だかりで、全く列が進まない。やっと神門をくぐっても、人が多くお賽銭をする場所にたどり着けない。仕方なく、神に祈ることもなく、おみくじを引いて退散。新宿に出た。結局、お守りは買わなかった。
その後、新宿に出て「252生存者あり」という映画を見て帰宅した。
さて、帰り際のこと。自宅の近所にある神社の前を通った。老夫婦が二人だけ参拝していた。また、本日、父の見舞いに病院に行く途中、再びその神社の前を通った。今日は若い夫婦(カップル)が二人お祈りをしていた。
この神社の前は、毎年正月に通り過ぎるのであるが、いつ見ても2,3人の人がパラパラいるだけである。この神社にはなぜ人が来ないのであろうか。明治神宮や湯島天神との差は何なのであろうか。神様の効力が違うのだろうか。明治神宮の方が願いが叶う可能性が高いのだろうか。
結局、初詣もクリスマスと一緒なのである。単なるイベント。私もそのイベントの参加者の1人だ。だから、近所にある人気(ひとけ)のない神社よりも、明治神宮や受験の神様湯島天神を選択する。ブランド力である。神にもブランドが出来たのが今の日本。
そして、立地も重要な要素になる。明治神宮なら、渋谷、原宿、新宿に徒歩で行けるため、参拝の後、遊びたい若者には格好の場所。
本来の参拝の目的は薄れ、初詣は1つのイベントとなりつつある日本。よくよく考えてみたら、明治天皇も300万人の願いを聞き入れて実現するのも大変そうだ。300万人の願い事が全て叶うとは到底思えない。参拝者が多ければ多いほど、その神社がウソっぽく思えてくるのは私だけであろうか。ついでに、あの「初詣の参拝者ランキング」なるものも、一体何の意味があるのか疑問に思えてくる。
もし、神様が本当にいるのであれば、参拝する人がほとんどいない近所の神社の方が効き目があるような気がする。いかにも日本昔話風でもある。
ところで、私は明治神宮と湯島天神に出かけ、新しい「ビジネス」として「新興宗教」の可能性を感じた。世界中を襲った不況。そして、初詣やクリスマスの盛り上がりをみると、宗教はこの国で最高のビジネスチャンスになりうるのではなかろうか。この際、神社と寺院の区別も一切取っ払い、キリストや仏教、イスラムも全て融合した新興宗教を作れば、ビジネスとして成立するかもしれない。初詣からクリスマスまで何でもやる宗教。学生サークルで言う「オールラウンド系」というやつだ。
宗教という名前にすると人が集まらない可能性もあるので、「パーティー」にすれば良いかもしれない。そう「パーティー」とは1つの宗教なのである。「政党」も宗教の1つである。
私は、日本経済と日本の政治から抜け落ちているのは、宗教的・哲学的思想であると、学生時代から感じていた。功利主義、経済優先の考え方、規制緩和、修正資本主義。こうした考えだけでは、今後の世界はやっていけない段階になっているのではないだろうか。政治と経済に、宗教的・哲学的な考えを盛り込んでいかなければ、国家はいつか崩壊していくと思う。
ちなみに私は公明党でも某宗教でもなく、無宗教・無党派層である。政治に必要なのは、宗教ではなく、宗教的思想および思考。哲学ではなく、哲学的思想および思考。これがなくなった政治システムは、人間から離れていってしまう。それが、レーガノミクス以降のアメリカであり、プラザ合意以降の日本であると思っている。
と、書き出したら、おそらく100分の1もいかない段階で、こんなにまとまりのない文になりました。長くなりそうなのでやめときます。(お蔵入りナンバー21)
近況6 2011/06/27
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