詩集の中の栞のように~裏ブログ~

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2009/02/28
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カテゴリ: 経営・教室運営

新中3生を立て直すことが、今年前半の最大のテーマになる。

まず、作業スピードが遅い。学校の期末試験で時間切れになるくらいに遅い。今まで、とりわけ個別指導塾では様々な子を指導してきたが、そうした中でもダントツで遅い子がいる。とにかくゆっくりだ。たとえば、授業中にプリント(大問8つくらい)を解かせると、他の子が両面1枚終える間に、まだオモテの大問1をやっている最中。(他の子も決して速いわけではない)

授業中は、この子に合わせるわけはいなかいので、どんどん進んでいる。消化できなかった分は別の日に来ているため、結局毎日来ることになってしまう。保護者の方と本人に聞いたら、「それでもいい」ということなので、がんばらせている。この子の作業スピードを上げることが一つ目の課題。

二つ目の課題は基礎力の養成。以前書いたことがあるかもしれないが、たとえば技術家庭で2点(100点満点)であるとか、社会や美術で1桁(100点満点)を取るような状態で入塾してきた子が3人。この子たちである→ ココ ココ 。他にも「先生、この塾の塾長って誰ですか」発言をしたり、忘れ物が多かったり、整理できなかったり、テスト予想問題を学校の先生に見せたり。もうハチャメチャである。専門家の方ならお分かりになると思うが、若干そういう傾向が強く出ている状態である。

昨日、この子たちの基礎力診断テストを行ったのだが、今回勉強した比較と受動態以外はぼろぼろ。正負の計算、累乗の計算、文字式は全くできておらず、連立方程式のやり方も忘れている。

3人には、入塾段階で個別指導を勧めたのだが、「うちでやりたい」「がんばりたい」ということなので応援している。やはり毎日来ている。

この子たちの基礎力を立て直す絶好の機会がこの3月から春休み終了まで。ここで易しめの春期テキストを徹底的に反復させようと思う。

なお、授業レベルの問題もあるので、来年度の新中3生のお問い合わせ者に対しては、オール4以上の生徒さんは全てお断りした。経営者としての判断は完全に間違っているが、今いる子たちの中に、オール4やオール5の子を混ぜると、それは塾側にとっても、力の弱い生徒にとっても、オール4以上の子にとっても全てが悲劇になる。今いる子を無視して授業するわけにはいかないし。

1人でやっている塾なので、致し方ない。 以前の塾で言えば、5~6クラスあったうちの「最上位クラス」と「一番下のクラス」の子を同時に指導するような感じになってしまう。7,8人までならいけるが、それを超えると現時点の私の能力では難しい。別途個別補習という手もあるが、それは物理的・時間的に難しいと判断した。出来ないことは出来ないと予め伝えるようにしている。

そういう訳で、お問い合わせ者の方2名には申し訳ないがお断りした。近くにはena、早稲アカ、市進、栄光もあるし、エリート集団を集めた個人塾も2,3件あるので、そちらをおすすめした。また、市外に出れば、所謂「強い個人塾」が私の知る限りにおいて4件ある。うち2件は私もお世話になっている。

ただ、法政と早稲田を目指している子はオール3なので入塾になった。この2人には別途テキストを渡し対応していく。

とにかく、今お預かりしている子の基礎力を上げること。これが課題になる。みんな毎日塾に来てがんばってくれている。なかなか成果はでないけれども、彼女たちを応援したい気持ちが強く、そう決断した。

お父様方とは何度も面談したが、とにかく素敵なお父様方。「この塾に見捨てられたら、うちの子は行くところがない」「うちの子は、塾が大好きなようです。」とまで言ってくれた。確かに、近隣には個別指導塾が10件以上あるが、そこに行っても放置されてしまうケースもあるのかもしれない。それにどのお父様も教員や教育関係のお仕事なので(笑)、自分のお子さんの状態をよくわかっていらっしゃる。面談の際にも、いろいろとこちらが勉強させて頂いた。

この2月の経営的な決断が、今後どのように影響していくかは分からないが、今はがんばるのみ。彼女たちをどうにか都立高校(一番下の高校でも良いらしい)に入れなくては・・・






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Last updated  2009/02/28 03:38:32 PM
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