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Jul 15, 2009
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カテゴリ: 今日は何の日
 2815/07/15 ファテナー大佐の元部下三人が、アルゼンチンのキャンプに到着。
        (『宇宙船ピュルスの人々』K.H.シェール 創元SF文庫627-04)
____________________________________

 恒星間宇宙に進出した人類は、地球連合と植民同盟に分かれ、戦争が起こり、
 30年間続いた。半年前に終わったものの対立は残っていて、休戦状態だった。
 連合の特殊部隊の指揮官だったライオネル・ファテナーは、戦後のインフレを
 予期して、戦争中に資金を物資に換えられるようにしていた。それを元手に、
 艦隊から宇宙船ピュルスの払い下げを受け、運輸業を始めようとしていた。
 しかし、元々自爆船だったピュルスは、小型の貨物船に戦艦のエンジンを付けた
 特殊な船で、不安定だったため、超空間ジャンプで暴走し、人類未踏の領域に
 飛ばされてしまった。

 偶然、異星知性体と遭遇した場合の「発見者の法規」と呼ばれる保安法規が
 発行されたのが、2063年7月1日。その後、人類が植民したもっとも遠い星が
 18000光年ですが、未だに非人類知性体とは遭遇していませんでした。どうも、
 この本が書かれた当時(1966年)の銀河系は、今より大きいと考えられていた
 ようです。
 ピュルスというのは、古代ギリシアのエピルス王ピュルスに由来していて、
 ローマ軍を破ったもののあまりの損害の大きさに「ピュルスの勝利」という
 言葉が生まれたそうです。この名前は、物語を暗示しています。
 銀河の中央部の進んだ帝国、超能力を持ったミュータント、人類と関係のある
 ヒューマノイド、太陽系の座標を知られないようにするための慎重な行動など
 ローダンシリーズと共通する要素が散見されます。

 (2003/07/15記)





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Last updated  Jul 15, 2009 06:49:07 AM
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