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2009年02月21日
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カテゴリ: ドライウォール
ドライウォーラーの気遣い



最近、レンガ積みのことばかり書いてきましたので、
同時進行していたドライウォールの仕事について
お話します。


以前、本物のドライウォーラーは、貼り方ひとつ
違うというお話をしていたと思いますが、
この吹抜けのある部屋でどのように貼っているかを
ご覧頂きます。

まず、私たちが使うのは、4x8フィート(1.2mx2.4m)
の石膏ボード。それもテーパーボードと呼ばれる、
ジョイント・テープがしっかり美しく貼れるボードを
使用します。

それと引き換え、日本のメーカーは、3x8(0.9mx2.4m)
のもので、尚且つベベルド・エッジという、殆ど角が
真四角のボードを使用するのです。

大きさからお分かりのように、幅が狭ければ
ボードの数は自然と増えます。ということは、
ボードとボードとのジョイント・ラインも
増えるということです。

強度としては、ジョイント部分が一番弱いところですから
3x8のボードを使えば、弱点が増えるのがお分かりでしょう。

また、テーピングに適さないボードですから
ジョイントの強化も出来ません。

じゃあ、何故そんなボードを使うのか?

それは、大工が持ちやすいからなのです。
幅が1.2mもあるボードでは、取り回しするのが
大変なのです。また、テーピングの手間やパテも
ほとんど要りません。要は、お客さんのことでなく
自分の都合を優先しているだけなのです。

効率という言葉で、本来の施工を割愛しているんですね。

また、横方向に長く貼ったボードは、レンガ目地の
ように互い違いに貼りますから、垂直方向に
ジョイントが通りません。つまり垂直圧縮の力が
掛かっても、まっすぐ割れが入るリスクが少ないのです。

しかしながら、日本の大工の仕事は違います。
垂直方向に長く貼りますので、上から下まで
ジョイントが通ってしまいます。

また、2.7mの高さの吹抜けのようなところは、
長さ2.4mのボードでは長さが足りませんから、
2F床を組んである厚さ30cmくらいの部分(青い斜線部分)
を継ぎ足して貼ります。

2F床組みと1F壁との接合部に、丁度ボードの
ジョイントも持ってくるのですから、更に
この部分にクラックが生じるリスクが大きくなる
のです。

本場のドライウォーラーは、この部分にジョイントが
くるのを避けて、1F壁の腰あたりに高さ30cmのボードを
足していきます(赤い斜線部分)。そうすることで、
少しでもクラックのリスクを減らそうとしているんですね。

あなたなら、ドライウォーラーと大工、どっちに
仕事を頼みますか?

仕事は、何でも気遣いと工夫ですね。






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Last updated  2009年02月21日 12時42分01秒
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