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2014年06月16日
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カテゴリ: 外壁材
雨戸シャッターを撤去したレンガタイル外壁


6月11日にレンガ・タイル張りの家の雨戸シャッターが
脱落してきたという記事を書きましたが、もう少し詳しく
状況を見てみましょう。

この写真を見ると、雨戸シャッターの下の木質サイディングも
スライス・ブリックの下のコンクリート・サイディングも
防水紙の上に直接貼る「直貼り」だったことが分かりますね。

また、木質サイディングとコンクリート・サイディングとが
ぶつかる接点に防水的な気遣いがされていなかったことも
分かります。

(防水紙は、その接点ラインで切れ目(ノコ目)が入っていますし、
雨戸シャッターの周囲をコーキング処理してあるだけで
コーキングが劣化して切れてきた際の手当が何も考えられて
いないといった状況です)

以前記事にも書いた通り、外壁材の内側に通気層を取らない施工
(直貼り工法)は、万一雨が外壁内に侵入した時には
雨漏りや外壁の劣化、最悪構造材の腐食を引き起こすことと
なります。

レンガ・タイルを構造体に直貼りせずに、コンクリート・
サイディングを下地に張ってあるから雨漏りは問題ないだろう
と考えたのでしょうが、このようにサイディングのつなぎ目が
動いてしまい割れが入っていては、雨の侵入を防ぐことは
出来なくなります。

当然、割れが入った部分で、上に張ってあるレンガ・タイルも
一緒に割れて剥がれてしまいました。


スライスブリック張り外壁の割れ


この家の場合、更に悪いことが重なりました。

それは、構造体の柱の間隔が北米と同じ407mmであったことです。

通常、日本の2x4工法では、柱の間隔を455mmとするのが
一般的ですが、間隔が狭ければそれだけ柱の数も多くなるので、
強度も増すという考えで407mmのピッチで施工する輸入住宅
ビルダーも多くいます。

それはそれでいいことではありますが、国産のコンクリート・
サイディング(パネル・タイプ)の大きさは、910mmの幅で
作られています。

柱が455mm間隔であれば、サイディングのつなぎ目と柱の
位置が丁度重なり、サイディングのつなぎ目を柱に釘等で
打ち付けることが可能です。

でも、柱が407mm間隔であれば、サイディングのつなぎ目と柱の
位置がずれてしまい、つなぎ目を柱に釘等で打ち付けることが
出来ません。

つまり、ジョイント部分が釘打ちされても、12mmの厚さしかない
構造用合板にしか釘が利いていないということになります。

だから季節の温度変化や地震、家自体の重みなどで、少し家が
動いてしまうと、外壁材のつなぎ目が割れてくるということに
なってしまう訳です。

ここでも、外壁の通気工法を採用して、胴縁というスペーサーが
サイディングのつなぎ目に当たるように入れていれば、
動くリスクも減らせたでしょうし、外壁内の乾燥を促すことも
出来たと感じます。

確かに直貼りすれば、それだけ手間も減らせますし、お客さんに
提示する見積金額も少なく出来るでしょう。

お客さんは、同じ見栄えで見積が安ければ、そちらを選ぶのは
必然ですが、それだけで住宅メーカーを選ぶのは危険です。

勿論、名の売れた有名メーカーだから安心ということもありません。
広告・宣伝やブランドと、技術や知識は別ものです。

実際、この家を建てた新築時のビルダーは、名古屋の輸入住宅では、
相当有名どころですからね。(何年か後に外壁が雨漏りをしたことで、
レンガ・タイルの外壁に造り替えたのは、別の業者さんですが・・)

どうやってそれを見極めるかは、こうした情報をHPやブログを
通して、ちゃんと公開しているかを確認したり、直接話を聞いたり
することで、そのビルダーの技術や知識レベル、誠実さや人間性を
確認する以外方法はありません。

いくら安く造っても、10年しないうちに雨漏りしたり、壊れたり
してきたりしたら、それ以上の心労やお金が必要となります。

さて、皆さんは、どこで家づくりをお願いされますか?


<関連記事>: こんな施工をする建築屋は、長くは続かない








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Last updated  2014年06月16日 14時05分41秒
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