2020年10月16日
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テーマ: 読書(8465)
カテゴリ: 本 は行
今日の読書は、2020年度、117冊目
❤加工によって食品の栄養価が失われる。穀物はほとんどがデンプンに変えられているし、糖分も濃縮糖液が使われる。さまざまな脂肪分も濃縮されているし、何より悪いのは脂肪に水素が添加されていることだ。水素添加で生じるトランス脂肪酸は健康に非常に悪影響がある
❤甘い飲み物を与えたラットは、空腹感が減るどころか、増した
❤食欲をコントロールするのは血糖値と脳の視床下部で、この2つはいずれも糖分に影響される
❤肥満の増加分は著しい。そして、その根っこがファーストフードやジャンクフードやソフトドリンクの消費拡大と直結している
❤スーパーマーケットでの購入の60%は完全に無計画になされる
❤1990年、エール大学の研究:カップケーキを二個食べた子どもはアドレナリン量が10倍になり異常行動が見られた
❤チェダーチーズは、タンパク質、塩分、少量の糖分も含むが、3分の1は脂肪分。カロリーの3分の2は脂肪分
❤肉を加えるだけで完成する商品には、一箱に最大15gの飽和脂肪酸が含まれていた
❤食べる量が少し多いだけでも、それが毎日続けば体重増加につながる
❤チーズと肉の食べ過ぎをやめる。チーズと赤身肉を週2食にする。ベーコン、ソーセージ、ホットドック、サンドイッチ用に加工された赤身肉は、塩分も添加されており、できれば完全にやめる方がいい
❤人々に飽和脂肪酸の摂取量をほんとうに減らして欲しいと思うなら、赤身肉やチーズ、アイスクリームといった食べ物を控えるべき。
❤赤身肉や加工肉で大腸がんリスクが高まる
❤塩分の性質について、依存性を持つという点でセックス、自発的運動、脂肪分、炭水化物、チョコレートと同様
❤塩味の薄い食事をしばらく続けていると味蕾が感度を取り戻して高塩分食がやめられる
❤素早く溶ける食べ物は、カロリーがないと脳で判断される
❤ジャガイモはそれほど甘くないが噛んだ瞬間からグルコースが砂糖と同じ働きをする。でんぷんは非常に吸収されやすく、同量の砂糖より速く吸収され、血糖値が急上昇し、肥満になる。血糖値が急上昇すると食べ物がもっと欲しくなる。この作用は、最初に食べたものが何であれ、四時間ほど続く。
❤人々が日々買い求める加工食品は、過食をそそのかすように計算しつくされている
❤われわれは安い商品という鎖につながれている。ほんとうの問題は、われわれが値段に反応しやすいこと、そして、残念だが持つ者と持たざる者との格差が広がっていること。新鮮で健康的な食品を食べるほうがお金がかかる。肥満問題には大きな経済問題が関わっている。そのしわ寄せは、社会的資源に最も乏しい人々、そしておそらく知識や理解が最も少ない人々にのしかかってくる
❤CMや店頭でいかにも本物らしく演出される音や香り。レジのすぐ近くに置かれたソフトドリンクの棚。目の高さに置かれた、利益率が最も高く健康に最も悪い一部の商品。逆に、全粒粉の小麦や無添加のオーツ麦といった基本的な食品は最下段、新鮮な果物や野菜は店の端のほうに追いやられていることがある






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最終更新日  2022年03月25日 18時15分50秒
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