今日は遅い夕飯を食べながらスマホで井上尚弥の試合を通して見た。スマホの小画面だったし、ながらで見ていたのでもっとじっくりしっかり見たいと思うが、とりあえず解説動画とか他の意見を全く入れない状態で俺の率直な感想を書こうと思った。今回の試合は1ラウンドの井上尚弥のダウンに尽きる。正直、このシーンを見たときには負けるのではないかとすら思えた。1ラウンド、序盤は割にキレのいい動きにも見えていたが、最初の段階でネリのラフな攻撃にうまく対応出来ていなかったのか、井上尚弥にしては雑なボクシングに見えた。攻め込まれたときの対応が今一つといった感じがしていたが、問題のダウンを奪われたシーン、ここだけ何度か見返したが何となく井上の動きが緩慢に見えた。ダウンを奪われた後も井上尚弥にしてはこれまで見たことがないような劣勢を感じさせる雑な動きだった。ネリが強かったのか、攻めているときの距離感も今一つといった感じがしたしディフェンスも結構雑に見えた。接近して交錯したときの両者の攻防も互角に近いような、いつもならそこで圧倒する井上らしさがなかった。ネリのラフな戦いに振り回されたところがあったのかもしれないが、それにしても今回の井上尚弥はらしくないといったところが多かった。総括するといつもよりもボクシングの精度が低かったといった感じがした。単純にネリが強かったからか、井上尚弥の調子が悪かったのか、それとも衰えか。それでもダウンを奪い返してネリもダメージや疲れで落ちてくると井上が完全にペースを握っていった。それにしても今回も最後はきっちり倒しきったのは流石だ。振り返ってみれば結果的には1ラウンドのダウンもフラッシュダウン、サプライズだったと試合後のインタビューで言えたくらいの圧勝ではあった。それにしてもネリは結構キレていたし序盤はタフだった。あとはネリのドーピング検査の結果も知りたいところだ。