古本屋の読書日記

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2008.11.10

最近の事情

カテゴリ：カテゴリ未分類

趣味で始めたネット古書店ですが、この2年ほどは
注文が皆無です。その前はとても利益が出るという
ような状態ではなかったのですがボツボツ注文が
来るのでそれなりに楽しんでいました。

さて、誰でも始められるネット古書店なので僕の
ような本好きの方たたちで始めた人も多くいらっしゃる
と思いますが、本当に事業として成り立つ方はごく
ごくわずかだと思います。

「ネットで古書店をやろう」みたいなノウハウ本が
出たのが数年前です。それをたすけるのが「ブックオフ」
のような新しいタイプの古書チェーンです。

そこで100円で仕入れて、古書の相場価格・・・・たとえば
美本で、定価の半額と設定し800円とすれば700円の利益です。

さて、700円ですぐに売れたとして、次は発送です。
送料は当然300円くらいは頂くわけですが、これは結構手間です。

ということで、とても割があう副業とはいえません。

そして最悪なことにネット社会の便利さを享受すべく始まった
超スモールビジネスなのだったはずが、ネットの便利さでわずかな
利益さえ出なくなって来ています。

それはアマゾンでの中古本販売です。

ここでは本の値段度外視で価格設定をし、アマゾンから支給される
決まった送料と、実際の送料の差額を利益とする出品者がいるよう
なんです。

さて、そのアマゾンとて当たり前ながらすべての中古本がそんな
タダ値同然では無く、稀少本は高値で、新品が無くそれ以上の値の
つくものもあります。

そこを狙えばいいということで、ブックオフなどでは、本の番号
でネットで検索して、高値で売れそうなものだけを仕入れてる
人たちがいます。

それは効率のよい仕入れ方ではありますが、本好きな人間にとって
はどうも性に合いません。混んでる店内であれをやられると、邪魔
だしなんか落着かず迷惑に感じていました。

ところが最近そういう人たちもめっきり少なくなってきたように
感じます。アマゾンで高値がつきそうだといっても必ずすぐに
売れるとは限りません。そういうところで限界が来てるのかも。
※本当のところは知りません。

さて、「ネットで古書店・・・」の著者の方は今はネットと
並行し現実の対面販売に力をいれられているようです。

さて、僕のところも分野を絞って在庫を整理しようかなと
考えています。

で、野球の本もけっこうあって、阪神の真弓新監督の著書を
ヤフオクで2冊出品してみましたが反応無く・・・・ダメかぁ
と思っていたら、在阪の出版社がネット古書店のページを
をみて、注文したいと在庫確認の依頼がありました。

なんというベストタイミングで無事にご購入いただく
ことが出来た次第。

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