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2011年10月30日
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カテゴリ: 里山の日々

みんなで がんばっぺ

朝8時に集合! 町役場から2名、東京電力からも職員が2名参加。

段取りをして、「さあ! やっぺ!」

個人用のタービンポンプも用意してくれた。この集落の高圧洗浄機だけでなく隣の行政区からも、もう一台の高圧洗浄機を借りることができた。

CA3A0786.JPG

2台の洗浄機のノズルから勢いよく水が噴射される。ポンプのホースから噴き出す大量の水が汚れを流し落とす。思い思いにデッキブラシ、スコップ、ホウキを手に、アスファルトを擦る人、U字溝から土を掃き出す人、それを土のう袋に入れる人、水を掃き出す人と手際良く作業が進む。

CA3A0783.JPG

昼までに200メートル近い集落の通学路を除染することができた。除染後に測ってみると3割程度、放射線量が落ちた。アスファルトにこびりついた放射性物質は意外としつっこい。とりあえずは当座の除染を終えたが、引き続き専門業者による本格的な除染が欠かせない。

CA3A0788.JPG

福島は大小の山をかかえ、起伏の多い土地だ。山には杉や松の針葉樹林があちこちにあり、この葉に放射性物質が降り注ぎ、しっかりと溜まっている。これが雨が降ると流れ出すから、一度除染したからといって手放しで安心できない。

しかも、杉の葉は強風に枝ごと折れて落ちてくるし、松の葉は季節を問わず一部分が枯れ落ちてきて、そのたびに付いている放射性物質を土産にもってくる。福島市内の某所で除染した後に大雨が降り、裏の山から水が流れ落ちてきた。翌日測ると除染前と変わらず元の黙阿弥だったという。これが現実だ。だからこそ、県内の地形や条件を考慮した国のしっかりとした除染対策が求められる。安全で安心に暮らせる環境には、まだまだほど遠く、時間がかかりそうだ。






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最終更新日  2011年10月31日 04時39分58秒
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