『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』
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第16話「ポーカーフェイス」
「どーした、夢之助」
「ボク、爆弾のこと思い出しました」
シカマルに答える夢之助。当然芝居である。
「本当か」
「話してくれ」
夢之助にたずねるネジとシノ。
シカマルの作戦によると、この芝居で台詞を吐いていいのは、ネジ、シノ、サスケ……つまりポーカーフェイスを保つことが出来るものだけとされた。特にナルトは論外扱いされ、先程までふくれていた。
「それは――」
皆に緊張が走る。ここで敵に見張られているなら、必ず現れるはず――だが……。
敵は、現れなかった。
「大事なことだ。小声で教えてくれ」
ネジが打ち合わせ通りの台詞を言い、皆はひそひそ話に切り替える。
「ねえ、敵、いないのかな? 全然出てこないじゃない」
テンテンが小声で言う。
「おかしい……。いくら小さな国と言っても、里に脅しをかけてきたほどの者共だ。今は木ノ葉も手薄で、侵入はたやすいはず。秘密を知るこの子供を放っておくはずはないのだが……」
シノも不審がる。
「……ネジ。わりぃが、念のため白眼で見てくれねーか? 万一に備え、白眼を使用していることを気付かれないように……。そーいうことは出来るか?」
「……初めてだが、やってみよう。夢之助、オレの目を見てもなにもなかったようにしていろ」
ネジは夢之助に目を向けたそのままで、白眼の術を発動させる。夢之助はビクッとするのをなんとかこらえた。
「……!」
ネジは息を呑む。
ナルト『次回は……シカマルはヒナタに何ひそひそ話してるんだ?』
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