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2004/10/11
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長文で硬い内容になってしまいました。

目がチカチカする時はどうぞ読み飛ばしてくださいね。
白いボックスの後にスマーフが待ってます。

でも、書かずにはいられなかったんです。
ほんとは皆さんに知ってもらいたい
そう思っています。。。

昨日の報道番組で、動物についての特集があった。

1.クマが人間を襲う被害が例年になく多発している原因。
2.天然記念物の北限ニホンザルの被害に、捕殺許可が出そうなこと。
3.犬の突然死が遺伝病で、その背後にある日本のペット産業の実情。


それぞれ深刻な問題を抱えていた。

1.と2.については・・・

被害に遭われた方に直接の責任がないのは明らかで
まして亡くなった方も居られ
被害の拡大を考えると捕殺も止むを得ない事はわかるが
相手(クマやサル)に責任転嫁したところで
問題の解決にはならない事を改めて感じた。



3.犬の突然死・・・


五右エ門 というボーダーコリーが2歳を迎えてすぐに発作を起こした。

まるで狂牛病のようにふらつき、立てない、歩けない
チック症状のように身体をビクビクと震わせ
原因もわからず2ヶ月後に亡くなった。

同じ年齢、同じ症状で亡くなった犬が他にも国内で2頭いることもわかった。

飼い主の方は血統書を辿り
3頭は、 4世代前に同じ犬の血を受け継いでいる 事がわかった。
その犬は、 CL病(セロイド リポフスチン症) のキャリア犬だった。

CL病とは、 成長と共に脳細胞が壊死し2歳3ヶ月までに死を迎える
治療法のない恐ろしい遺伝病。

発症例の多いオーストラリアでは
飼い主の了解を得て情報を公開し、繁殖に歯止めがかけられている。
五右エ門と2頭の先祖はそのオーストラリアの同じキャリア犬だった。。。


ミニチュアダックスの水頭症や
ゴールデンレトリーバーの股関節不全など
他の犬種にも遺伝病が増えてきていている。

みんな血統書がついていた。。。



血統書を発行している JKC (ジャパンケネルクラブ)にも取材したが

JKCでは、登録料を払えば血統書を発行するらしく
『どこかが責任を取らなきゃいけないが。それを  我々素人 (はっきりこう仰ってた。シロウト?! 聞き捨てならない!) が責任を取るわけにはいかない。』
などと、信じられない言葉が返ってきた。


また、 日本のブリーダーには、資格も免許証も要らない という。
血統書がどこまで健康を保障しているのか・・・
ほとんど ”ノー”といわざるを得ない。


遺伝病の犬を多く診てこられた獣医師が
これ以上、遺伝病のキャリア犬をつくらない
不幸な飼い主と犬をつくらない、という趣旨のもと
JAHD(日本動物遺伝病ネットワーク)  を立ち上げられた。


急激にペット大国になった日本
毎年57万頭の血統書つきの犬が生まれている。。。

番組は
このまま何の規制も設けなければ
遺伝病をもつ犬がどんどん増えていき
五右エ門のような犬が後を絶たなくなる事を告げていた。




さよなら 五右エ門

シリーズ闇の正体1 ペット突然死の真相



日本のペット産業は
欧米に比べて大きく遅れていると思う。

お友達の ilifeさん(カナダ在住)
日本とカナダの違いを折に触れ書かれている。

ペットショップでの子犬販売
レンタルドッグ・・・etc

愛らしい寝顔を見たり抱いたり出来るのがうれしくて
ついつい動物園感覚でショップに立ち寄ってしまうが
ガラスケースの向こうの実態をオーナー側がしっかり認識して

これ以上不幸な犬と飼い主を作らない努力 をしなければいけないと思う。




お題 『目玉くらべ』

10.11スマーフ


今日は惜しくも ”自力バナナんコ”には至らなかったけど
晴れた秋の午後を満喫してくれている。






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Last updated  2004/10/11 04:07:37 PM
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