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2007/06/07
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カテゴリ: ニコニコ介護生活



こんなメールをいただきました。(転載お許しくださいね)



我が家の○○ちゃんは7月7日に18歳になる男の子です。
昨年の夏からグルグル回るようになり。12月になり血尿がでて前立腺、今年に入り悪性リンパ腫、今は心臓と気管支、便秘です。
痴呆も出ていますが可愛いです。

○○ちゃんが病気で痛くないかな?それだけが心配です。
寝顔見てはニタ~とする毎日です。
ただ、夜中も寝ないでお百度参りのときはオロオロするばかり。
どうしたら良いのでしょうか?
昼夜逆転していても気持ちよさそうに寝ていると起こすこと出来ません。
介護について教えてください。





介護について・・・

具体的なことではなく、取り組む気持ちの事だと解釈して
今日は介護の周辺のお話を少し。




介護をしていて誰しもが思い悩むこと
それは

”本当に愛犬のためになっているのだろうか ”
”どこまでの医療を施すのか ”

ということではないでしょうか。

それでも
愛犬が、生きようという意欲を見せている間はあまり悩まないものです。

見えなくなっても、聞こえなくなっても
歩けなくなっても

食欲さえ見せてくれれば、飼い主の気持ちは介護(お世話)に向かってまっしぐらです。
世話することに迷いはありません。
介護の初期は体力勝負です。

それが
後期になると
体力と共に大きな精神力が必要になります。

それは
先ほども言ったように

”こうして手を尽くして命を長らえさせる事が
 果たして愛犬のためになっているのだろうか ”

という悩みが生まれてくるからです。



命を悟るのでしょうか

おいしい匂いに反応しなくなり
喜んで食べていたものにも口を開かなくなる時が来ます。

スマーフもそうでした。

それでも
入ったものを飲み込んでくれる間は
食べさせる方法はいくつかあります。

ただ
そこまでして食べさせる事に・・・やはり迷いはつきまといます。

食欲もなく、おいしいとも思えず、身体もしんどくて・・・
それなのに口をこじ開けられ、まずいものを押し込まれ・・・

愛犬の身になって考えると
拷問を強いているんじゃないかと思ってしまいます。



闘病の有無にもよりますが

≪食欲がなくなり、眠る時間が長くなり
やがて、眠りの中で神に召される≫

これが命本来の在りようかと思います。

そのように生涯を終えることが出来る命は
とても幸せです。

ただ・・・残される方がそれを受け入れられない・・・。



尊厳死は人間だけの問題ではないと思うのです。
すべての命に尊厳はあるのですから。

そこで・・・悩んでしまうのです。



食べさせながら、いつもスマーフに言ってました。

『おいしくないのにごめんね。かぁさんがあなたにいて欲しいの。
かぁさんのワガママ、許してね。』 と。





今、介護されている方

愛している事に自信を持って
したいようにお世話してあげてください。

愛してるからこそ迷うのです。

まわりがなんと言っても自信を持って!

ご家族の理解や協力が得られない事もあるかと思いますが
一人でも二人でもわかってもらえる人が見つかると
ずいぶん違います。

いろんな方に話してみて
聞いてもらえる人を見つけるのもひとつの方法です。

無理解を嘆くより
無理解を当たり前だと思う方が気が楽ですよね。

smatiはいつでもお話伺いますよ。

精神的に疲れると、肉体も疲れてしまいます。
ただでさえ身体を酷使してしまっているのです。


手抜きも大歓迎。
罪悪感を感じる必要はありません。

愛情の裏打ちがあれば、どんな状況であっても、愛犬は必ず幸せです。

少しでも気持ちが楽になるように
もし介護の経験のある方が居られたら
愚痴でも何でも聞いてもらって
ストレスを溜めないようにしてください。

それがもとより愛犬のためなんですもの。

頑張りすぎて、逃げ出したくなる前に。



こうして文章にすると
smatiの気持ちが揺るぎなかったように感じられるかもしれませんが
決してそうではありません。

その時には見えなかった事もたくさんあります。

ただ
あのとき出来る精一杯だった
そして
愛するスマーフは何もかも許してくれている

と思える事が、今の支えとなっています。


大変な介護ですが

≪ご自身を第1に、愛犬を第2に≫

そのくらいでちょうどいいと思います。


スマーフとの日々は
まるで秋の夕暮れのように穏やかで幸せな時間でした。

そんな時間を、皆さんも大切にお過ごし下さいね。

【2005.6.7  チッチ に鼻ホジホジされるスマーフ 】





長くなってしまいました。

”どこまで医療を・・・”
については、次回また。。。



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Last updated  2007/06/07 11:02:22 AM
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Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
>愛してるからこそ迷うのです。

その一言で救われました!
きっと メールを下さった方も同じ思いをされるのでは無いでしょうか

何処までやってあげるのが良いのだろうか?と悩む気持ちって 何時も付き纏いますから
兎に角今は一生懸命なので 痴呆もないし夜と昼の逆転も無いし 心臓病と足だけ 他はいたって元気だから
私の場合は 未だ呑気にしていられるのかもしれませんね
smatiさんのお言葉 ご自身を第1に、愛犬を第2にを肝に銘じてがんばろう~~っと♪

お元気そうだったので安心しました♪
色々諸事情の方は進んでいますか?そちらの方も忙しいのでしょうね^^
またいつでも押しかけてきてね~ (2007/06/07 01:42:30 PM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
女将修行中  さん
ヒカルとの最期の日々を思い出しました。
様々な思いがあったけど、今思えば・・・
本当に穏やかな充実した日々でした。
後悔はしていません。自然体で最期を迎えたと
思っています。私の腕の中で一声啼いて逝ったヒカルは「ありがとう、先に行って待ってるよ。」と
言ったと信じています。
(2007/06/07 05:32:00 PM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
hana♪1202  さん
ふと。花道を思い出しました。

花道を天国へ召してあげたい。そう思ったのは花道がお空に旅立つ前日でした。

その時の花道は言葉では言い表されないくらい苦しんでいました。目が揺れ、脳を犯され起き上がっては倒れ。点滴で落ち着かせ、無理やり寝させてる状態でした。

hanaはチルが突然旅立った為、介護は花道へのたった2ヶ月でした。
でも、やっぱり旅立って欲しいなんて一度も思ったことなくて。ただただ、hanaの傍で生きてて欲しかった。
それは人間のエゴかもしれない。でも、一緒に歩んできた道。それは犬・人間の関係を超越し、家族以上の存在だと思っています。
人間に生かされてるとか、もう楽になりたいとか…犬はそんなこと絶対思っていないとhanaは信じます。
どんなことがあっても人間を裏切らない犬。
きっと最期の最期まで傍にいたいってそう思ってくれてると思います。
だから、自分の出来る範囲内で彼らにやってあげれることをしてあげれれば、それが一番だとhanaは思います。

smatiさんのおっしゃってる言葉が凄く温かく感じたhanaでしたぁ。 (2007/06/07 08:17:53 PM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
ママをとおして、久しぶりにスマちゃんに会えた気がするわ。
穏やかなスマちゃんとの生活が、いかに愛情に満ちたものだったのか・・。
苦悩はあって当然だよね。
またまたジ~ンとしちゃった。
(2007/06/07 08:28:04 PM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
きよちぃー  さん
一度書いたコメントがエラーで全部消えちゃいました(T▽T)
昔、闘病で頑張っているにゃんこを飼っていたとき、獣医さんに言われた言葉が「動物は死ぬことは考えていない、生きることだけ考えているからな」でした。
15年も前に言われた一言が、今でも頭に焼き付いています。
何を伝えたいのか分からなくなってきましたが…^^;
きっと、みんな生きたいって思っているような気がします!
はづちゃんも毎日朝晩沢山の種類のお薬飲んで、本犬はきっと凄く大変なんだと思いますが、それでも生きている限り愛情を持って出来る限りのことをしてあげたい、一日でも長く一緒に生きていたいって思います。
メールを下さった方も、今の時間を大切に過ごして下さったらいいなぁ・・・と思いました。 (2007/06/07 08:41:58 PM)

こんばんは。ご報告が遅れちゃったけれど  
プチ姉  さん
こんばんは。今日はスマーフちゃんにお願いが
あって来たんだ。実はね、我が家の愛犬プチが
先月、急死しちゃったんです・・・(涙)

プチは突然天国に来てしまったから、まだ
いろいろ戸惑っているかもしれないんだ。
何かあったら教えてやってね。お願いします。
スマーフちゃん・・・ プチ姉より (2007/06/07 08:51:15 PM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
ilife320  さん
smatiお母さんの日記、そして皆さんのコメントを拝読して涙を必死にこらえるilifeです...。

愛犬の状態によると思います。  あきらかに痛さで苦しんでいる(持続的な痛みと定期的にくる発作的痛み双方)のなら.....さよならを言うタイミングを決断するのは飼い主にあります。  欧米ではこういう場合の決断を 『愛犬にできる最後で最高の贈り物&優しさである』 と言います。

介護は24時間体勢ですから、周りの助けや支えが必要でありその中で自分が悔いの無いように一緒にその愛する者と過ごせることができる、できたのなら...それは...言葉がなかなか見つかりませんが、幸せ、大切な時間、貴重な経験なのだと思います。   (2007/06/07 09:41:12 PM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
認知症の仔の介護はほんと体力勝負よ
どこかで手抜きをしないと、精神的にもまいるからね。
でも元気な時よりどうしてこんなに愛おしいんだろうね。
昼夜逆転は治せるものなら治した方がベターよね。
リキは昼間、ととさんが庭に出してくれているので
夜中の徘徊はしなくなったわ

お知らせ鳴きはするけど。
オムツ替えればまたぐ~よ。

ママぁ~5月30日の日記見たかな
睡眠剤飲ませた様子
(2007/06/07 10:33:53 PM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
うさぎちゃん さん
smatiさんお久しぶりです~(^o^)丿
お元気そうで良かったです♪
いろいろと、お忙しいんでしょうねぇ!

介護ってとっても難しい問題ですよね
人間も動物も同じだと思います
smatiさんの言葉でまた 介護することにも元気が出てきました
ありがとう~m(__)m (2007/06/08 12:36:41 AM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
meiakira  さん
ワンニャン達を家族に迎えた以上は、誰しもが経験し悩む事だね!
スマちゃんの介護を長年してきたママのアドバイスは、飼い主さんにとっては心強いと思うよ!

ヒロママも、今まさに・・・だよね!
『ご自身を第1に、愛犬を第2に』←心の葛藤があって難しいと思うけど大事な事だと思う!

それにしてもいつも思うけど・・・・・
ブログ仲間のワンニャン達って本当に幸せだと思う!
最近、特に不幸なワンちゃんの話題ばっかり目にするから尚更ね・・・・

(2007/06/08 09:36:31 AM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
shinobu36 さん
こんにちは。

ひとりで悶々とするのは・・よくないです。
私もそうでした。
『しゃべってよぉ~!!』と泣いて叫んでいました。
私は泣く事で色んな想いを発散してたのかな~!?

今となってはすごくべんの介護は私の為になっています。
べんが私にくれた思いやりのプレゼントです。
smatiさんの言葉にうんうんとうなづきながら
じ~んとしています。
(2007/06/09 11:40:12 AM)

Re:≪ブログでお答え≫ 介護について・・・気持ち編(06/07)  
ももぺん☆  さん
このメールのワンコはすっごく愛されてるな~って感じました。
昼夜逆転は家族の方がつらくないのならそのままでいいよね~って思います。
18歳って年齢を見るとどうしても太郎と重なってしまい、切なくなっちゃいました。
スマーフちゃんは幸せワンコだったよね~!
大好きって気持ちがワンに伝わってるってのが一番大事なこと、とsmatiさんから教えてもらいました。 (2007/06/10 08:50:06 PM)

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