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2023.08.24
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驭鲛记之恰似故人归 The Blue Whisper
第3話

長意(チャンイー)が紀雲禾(ジーユンファ)に烙印をつけたと知り、慌てて話をつけに来た山猫族世子・離殊(リシュ)。
しかし烙印だと思っていた″鮫人の印″は互いの五感を繋ぐものだった。
離殊は長意が雲禾を諦められないと分かったが、長意は決して認めようとしない。
「…まだ好きだと言ったか?」
「口に出さずとも心は分かっているはずだ」

一方、空明(コウメイ)は長意から押し付けられた洛錦桑(ルオジンサン)に手を焼いていた。
すると長意が苛立ちながら戻ってくる。
「長意、あんまりよ!雲禾が自由を望んでいると知っているくせに!」
「外の状況を知らぬのか?!」
実は北淵(ホクエン)では雲禾が卿舒(ケイショ)を殺したと言う流言が広がり、今、自由にしても狐族に復讐されかねないという。
「監禁と復讐とどちらがましだと?!」
長意は空明と洛洛をつないでいた仙縄を解くと、洛洛は大人しく帰って行った。

空明は確かに紀雲禾が身を隠すには雲苑(ウンエン)が最も安全だと気づいた。
北淵の外に出れば仙師府に追われ、北淵内では狐族に狙われる。
「ようするにまだ諦められないのだな?」
「…執念でも未練でもいい、必ず生かし続ける」
空明は長意と雲禾、雪三月(セツサンゲツ)と離殊、どちらも情のもつれから抜け出せないと嘆いた。

( ;∀;)ちゃんいー

三月は長意を説得する離殊の姿に深く感銘を受けた。
するとちょうど離殊が冰湖(ヒョウコ)から戻って来る。
雲禾を想いながら決して認めようとしない長意と釈明もしないで辛い現状を受け入れている雲禾。
三月は2人の意地の張り合いに自分の姿が重なり、後悔する前に素直になろうと決めた。
「長意に話していたでしょう?好きな人を喜ばせることが愛情だと…」
離殊は三月が全て聞いていたと知った。
「だからあなたをもう不安にさせたくない…私はあなたが好き、やり直しましょう」
三月は傷ついた自分を遠くから見守ってくれた離殊の深い情に応え、勇気を持って前進した。



一方、順徳仙姫(ジュントクセンキ)・汝菱(ジョリョウ)は激しい傷の痛みに苦しんでいた。
すると万花谷(バンカコク)谷主・林昊青(リンコウセイ)が薬を差し入れてくれる。
「仙師が鎮痛薬を与えないのはあなたの痛みに無頓着だからです
 仙師の懸念はその顔のみ…仙姫も疑ったことがあるはずです
 仙師が大事なのはあなたか、別の誰なのか?」
汝菱はふと思い出した。
確かに鮫人の美しい鱗で作った袴で舞を披露した時、師匠から厳しく叱られたことがある。
激高した汝菱は思わず鞭で林昊青を打ちつけ、自分たちを反目させるつもりかと迫った。
「これも忠誠心ゆえ、お疑いなら仙師の書斎にある密室へ…答えはそこにあります」
林昊青はいずれ仙師と対する時、仙姫が最上の武器になると踏んでいた。



狐族少主・卿瑤(ケイヨウ)は北淵の安定のため、仲間たちの同意のもと長意を新たな長に推挙した。
空明は長意の性格からして断ると思ったが、長意はためらいながらも結局、引き受けることにする。
一方、微妍(ビゲン)は長意が尊主になったのは少主を想ってのことだと喜ばせていた。
卿瑶もまんざらでもないが、ともかく早く就任の式典を行い、長意の威厳を示して一族の士気を高めたいという。
毎日、欠かさず父に自分の霊力を注いでいる卿瑤、しかし未だ父が目覚める様子はなかった。

その頃、長意に烙印を押された雲禾は絶望の淵にいた。
しかしこれまでどんな圧力にことごとく抗い、屈したことはない。
「最期くらい自分で選ばせてもらうわ」
雲禾は思い立って帷(トバリ)を外し、梁(ハリ)に引っ掛けようとしたが、運悪く長意が現れた。
( ತ _ತ)<何をしている?
(^ꇴ^)、<…埃を落とそうかな〜なんて
( ತ _ತ)<やれ
(^ꇴ^)、<…もう終わったわ
雲禾は今日も長意に監視されながら食事を始めた。
…首を切るのは痛すぎる、飛び降りてもせいぜいお尻を打って終わりよね
…絶食したくてもこれじゃ無理だし、喉を詰まらせて窒息?ダメか
…部屋に火をつけてみるのは?でも長意に氷漬けにされて終わりよね
その時、雲禾はある方法を思いついた。
「長意、ここ数日、冷え込んできたから練炭をもらえない?」
すると羅策(ラサク)が世子を迎えにやって来た。
卿瑤少主が呼んでいるという。

長意が席を立つと、急に雲禾が呼び止めた。
「長意、あなたは私が出会った中で一番美しく、一番優しくて、一番善良な人よ
 あの崖の1日がなければ大好きなままでいられた、生涯の伴侶になれたかもしれないわね」
しかし長意はなぜ今さら雲禾がそんな事を言い出すのか分からない。
「…明日は重要なことがあり来られない、しかと薬を飲んで食事を取れ」
「ええ…安心して」
雲禾は最後に伝えたいことが全部、言えたと安堵し、独り涙を流した。



翌日、雲禾は窓を全て閉め切り、紅羅(コウラ)炭を焚いた火鉢を並べて横になった。
「最期にあの美しい尾ひれを夢で見られたらいいのに…」
一方、長意は狐族や仙友たちが見守る中、尊主就任の儀に臨んでいた。
しかしふいに鮫人の印が雲禾の異変を知らせる。
驚いた長意は矢も盾もたまらず、卿瑤が止めるのも振り切って大殿を飛び出して行った。

その頃、雲禾の魂は肉体を離れ、まさに混沌に帰ろうとしていた。
しかし急に面紗(メンシャ)で顔を隠した仙女に止められ、引き戻されてしまう。
「…まだ生きている」
目を覚ました雲禾はいつのまにか窓が開き、風が吹き込んで練炭を消してしまったと分かった。
そこへ式典を抜け出した長意が駆けつける。
「本気で死のうとしたのか?」
長意は雲禾の無事な姿に安堵したのか、寝台に腰をかけた。
すると雲禾が長意の冠からかんざしを引き抜き、自分の首を突き刺そうとする。
焦った長意は咄嗟に阻止、雲禾の首をつかんで押し倒した。
「雲禾、勝手に命を絶っていいと言ったか?!」
「長意、あの崖で懲りていなかったの?…ふっ、私の筋書き通り東海へ帰ってくれたら良かったのに
 結局あなたを傷つけ、私は順徳に捕まったわ、あなたを順徳の下僕にしたくなかったから」
「黙れ…黙れっ!」
「復讐したら?…憎いのなら殺せばいい、殺してよ、殺して!」
「いくら望んでも死なせない」



雲禾は誰が自分の邪魔をしたのか分からないまま憎しみを募らせた。
一方、長意は雲禾が自分との時間より自害を選んだことに落胆を隠せない。
空明はひとまず長意が体調不良だったと取り繕っておいたが、これで尊主としての権威が失墜したのは事実だった。
しかし長意と言えば雲禾が自害しようとしたと嘆き、衰弱が激しいので治療して欲しいという。
空明は仕方なく治療を引き受けたが、長意に一途な想いを抱く卿瑤には自分で釈明するよう言い聞かせた。

卿瑤は仲間たちの信頼を取り戻すためにも雲禾を追放するよう提案した。
「尊主のそばに置くにはふさわしくない」
長意は雲禾を追い出す口実に自分を尊主に祭り上げたのかと疑ったが、卿瑤は誤解だという。
「今日から私がしかと彼女を見張る、騒動は起こさせない」
「構わないわ、強要するつもりはない、ただ尊主と北淵のために言っただけよ」

一方、閬風巓(ロウフウテン)では天君・汝鈞(ジョキン)が仙令の示した模様に頭を悩ませていた。
ひとまず模様を図に写してみたが、それが何を表しているのか見当もつかない。
その時、偶然、風にあおられた図が碁盤に乗り、その上に碁石が落ちた。
「岱輿(タイヨ)へ行くべきだ」
合虚(コウキョ)神君の助言を聞いた雷沢(ライタク)神君と飛廉(ヒレン)神君はこの図が地図とも限らないと首を傾げたが、汝鈞はこれも巡り合わせだと確信して出かけることにした。

雲禾は騒がしい音で目を覚ました。
すると侍女たちが雲苑に荷物を運び込み、忙しく準備をしている。
「何をしているの?」
「尊主がこちらに越して来ます、議事や巡視以外の務めは全て雲苑で行うとのこと
 睡眠の邪魔にならないよう結界を張って音を遮りますのでご安心下さい」
「これ以上どこに結界を増やす…(はっ)まさか寝台の周りに?」
「そうです」
…やってくれるわね、私を見張るためここまでするなんて…
雲禾は自由に死ぬこともできず、解放どころか居場所は寝台ひとつ分だけになった。

つづく


(  ̄꒳ ̄)ちゃんいー、やってくれるわね~





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最終更新日  2023.08.24 16:19:31
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