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今日は、私が過去スイミングスクールで教えていた時に実際にあったお話です。生徒は、小学5年生の男の子Aくん。クラスは4種目が泳げ1時間で1200Mほど泳ぐクラスでした。このクラスは人数が多い(15名前後)ために泳ぎ込みの練習の時には私は上から練習内容の支持を出していました。ある時、私が「次は50M10本1分20秒サークル」と言った後、Aくんが私にこう言いました。「先生は良いよな!上で見ているだけで!」と・・・この日の練習は10分前に切上げ、Aくん以外は自由に遊ばせました。私は、その男の子を呼び二人でベンチに腰掛け話しました。Aくんは、さっき言ったことで怒られるのだろうと思ったのでしょう。怪訝そうな顔をしていました。私は怒る気など全くありませんでした。ただ、聴きたかったことがありました。Aくんにこう尋ねました。私:「Aくんは、プールはどうして来てるの?」Aくん:「小学校1年から通っているから」と答えました。私:「Aくん水泳以外に何かやってみたいスポーツはある?」Aくん:「ある!サッカー」私は、この言葉でさっき言ったAくんの言葉の本当の意味を理解しました。私:「それってお母さんかお父さんに言ったことある?」Aくん:「ない。」私:「どうして言わないの?」Aくん:「なんか言いずらい」私:「そっか。 Aくん、プールに通えているのはねお父さんが毎日一生懸命に 働いて、そして、お母さんもAくんのためにと思っているんだと」A君:「・・・・・・(沈黙)」私:「まず、その気持ちをお母さんかお父さんに伝えてみることはできるかな? サッカーをやらせてくれるかどうかは分からないけど その気持ちを伝えることは大切なことだよ。」Aくん:「・・・う~ん・・・でも言いずらい。」私:「そっか。 今日はお母さんは来ているの?Aくん:「うん。」私:「じゃあさ!こうしないか。 練習終わったら先生も一緒にお母さんのところに 言ってあげる。 そうしたら言えそうかな?Aくん:「・・・わかんない・・・」私:「大丈夫。 うまく言えなかったら先生が手伝ってあげる。」Aくん:「う~ん・・・わかった。言ってみる。」と練習か終わってAくんと一緒にお母さんののところへ行きました。お母さんは始めは、何かあったのかとびっくりした表情をしましたが。私から、Aくんがお母さんにお話したいことがあるようです。と切り出しAくんの背中をポンを押しました。Aくんは、サッカーがやりたい。とハッキリと自分の気持ち(意思)を伝えました。その後、私からお母さんに今日練習中にあったことそして、練習後に二人で話をしたことについて報告しました。ようやくお母さんは状況が理解でき、安心した表情を見せました。お母さんは、Aくんはずっと水泳が好きで通っているものだとばかり思っていた。でも、サッカーがやりたいと言ってくれて初めてそうでないことが分かったと・・・そして、帰ってお父さんと相談してみようと言って帰っていきました。翌週、Aくんとお母さんが私のところへやってきました。お父さんと3人で話した結果、ここまでがんばって続けてきた水泳だから、もうひとつ上の級(最上級)まで行ってからサッカーをやろうとAくんも納得の上で決めたそうです。その後、Aくんは練習の態度ががらりと変わり、目標に向かって毎週一生懸命に練習に励んでいました。3か月後に見事最上級に進級し、翌月退会し、新たな道サッカーへ歩んで行きました。最後の練習日には、お父さんもわざわざ会社を休んで見に来ていました。練習後にとてもいい表情をした両親とAくんを見て私も心が温かくなりました。会員を一人辞めさせてしまう結果になりましたが、嬉しい気持ちだったのを今でも覚えています。練習は本人が好ましくないことをさせなくてはいけないことも多くあります。でも、気持ちを聴いてあげることとは大切なことです。本人の思い通りにならないかもしれないけど気持ちを聴いてあげる。そのゆとりを私自身、いつも持ち続けたいものです。
2010.01.21
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今日は3年お付き合いしているクライアントUさんからとっても嬉しいご報告を受けました。Uさんとの出会いは、3年前、私の知人からの紹介でした。出会ったころのUさんんは、大変にストレス下におかれている状態でした。メンタリティーのバランスを崩しており、それを戻すためにセッションを開始しました。始めの半年はセッションというよりは、鬱積している感情を吐き出させる「カウンセリング」に近い内容の時間でした。1年が経つころ、鬱積した感情は解放され、本質的な成長(自身との新たな関係の構築)を行うためのセッションに切り替え継続してきました。あれから、3年。先日のセッションの中で、とても嬉しいご報告を受けました。それは・・・・・--------Uさんのお話----------------実は、先日3年ぶりに健康診断を受けました。3年前までは、毎年受けていましたがここ3年は受けていなかったので少し不安はありましたが、受けてきました。そして、その結果にビックリしたんです。3年前までは、全ての検査項目の数値は診断表でグレーゾーン(危険数値)に入っていました。今回、それ以上に悪化していたらどうしようと思いながら検査結果を見るとなんと!全ての検査項目でクリアゾーン(健康領域)に変化していました。私は、この3年間特別に運動や食事などの改善プログラムは一切行っていませんでした。しかし、この結果には本当にビックリ!とても嬉しかった!3年間してきたことはひとつだけ。曽根原コーチとのセッションです。メンタリティーのバランスを健全に戻し、そして、自己の本質的な成長(自身との新しい関わり方を手に入れる)への取り組みを3年に渡りしてきました。今は、3年前の自分とは全く異なる自身との関わり方を手に入れることができました。不安や恐れといったネガティブな感情が生まれてもそれに気づき囚われている時間が激減しました。今回の健康診断の結果から気づくことは、心と身体はつながっていることを実感しました。しかも、心(メンタリティー)の状態によって身体が多大な影響を及ぼすことが自身の心身を通じ感じることができました。どれだけ、運動や食生活、ライフスタイルに気をくばっても、心(メンタリティー)の状態に意識を向け健全を保つことができなければ身体はすぐに影響を受けてしまうことを理解しました。3年前と比べ、形として(財産や物質的なもの)手にしている物は減りました。が、あの時よりも心が軽く人生の歩み方が変わり今の方がとても幸せです。------------------------------------------------そうなんですよね。心と身体はつながっている。よく知られていることですが、本質を理解している方はなかなかいらっしゃらないです。それを、自身の心身を通じそのことを理解できたUさんは本当にこの3年間がんばってきました。私のセッションは、毎回心が軽くなって良かったいう内容のものだけではありません。本質的な成長へ取り組むセッションは、とても心の深く感情に焦点をあてたセッションです。セッションを終えるとヘトヘトになることも多々あります。自身の目を背けているネガティブへの感情と向き合うことをするからです。私は圧力をかけたり、問いただしたりしません。さらりと、クライアントが目を背けている感情を答えさせる質問をするだけです。「沈黙」が多いほどセッションの質は高くなります。それは、即答できない「質問」とは普段、自身と関わっていない側面への質問だからです。つまり、普段は自分自身まず問いかけることをしない質問を行います。そこに、まだ未知なる可能性を秘めた知らない自分を発掘する道だからです。本質的成長とは、外部から新たな知識や技術を手に入れるのではなく、自身の内面に眠っている力を引き出すというものです。ですので、外には意識を向けることなくセッション中は、常に自身の内面に意識を向け続けます。これが慣れるまで結構きついと言う方が多いです。私自身もクライアント時代、自身の内面に入ることが毎回怖くて逃げ回っていました。思考で理解している「自分」というのは、氷山の一角にすぎません。9割以上が水面下に隠れています。思考が理解している自分はたった1割程度です。言いかえれば、ほとんど、自身の本質を理解できていません。セッション開始時は、少し辛い時間に感じる方も多いですが、自己の内面に自分で入っていくことで新たな自分を見出すことが最も意味があり価値あることです。近年は、身体への健康の意識が高まり、運動や食べ物への意識も持つ方が増えました。がしかし、メンタリティー(心)、感情を鬱積させることがどれだけ自身に悪影響を及ぼしそして、鬱積させないための新しい自身との関わり方への取り組む方はまだ少ないように感じます。現代社会、これだけの精神疾病と自殺が止まらない国です。とても哀しいことです。自分に合った方法を見つけ是非、自身の心(感情)との関わり方を深めてください。
2010.01.06
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あけましておめでとうございます。新たな年のスタートですね。今年はどんな人生を送るのかどんな方々と出会うのかどんな知らない世界に触れることができるのかたくさんの想いを胸に新しい年を迎えました。今年も一年よろしくお願いいたします。曽根原秀典
2010.01.03
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今日はクリスマスに因んで「天使からの贈り物」というテーマを選びました。ある海外の物語「天使からの贈り物」を通じて「現象面(起きていること)に囚われず本質を見る」というお話です。私は、以前ある海外の童話「天使からの贈り物」を読む機会がありました。そのお話は「先輩天使と後輩天使が人間界で修業する」という物語です。---------物語の簡単な説明-------------ある2人の天使が人間界へ修行の旅に出ました。その天使は、先輩天使と後輩天使です。修行の内容は、出会った人間にお願いをして、「寝る場所」と「食べ物」を提供してもらうことです。それを通じて、人間について学ぶことが修行でした。先輩天使は、早速一軒目の家をみつけ今日はここに泊めてもらうお願いを試みました。その家は、大きなお屋敷で見るからに大金持ちの家と分かりました。後輩天使は、ここなら美味しい食事とあたたかいフカフカの布団で寝ることができると嬉しそうでした。先輩天使は、奥様に今夜泊めてもらえませんか?そして、食べ物を分けてください。とお願いしました。すると、奥様は怪訝な顔つきで渋々、受け入れてくれました。夕食は固いパン一つ、寝床は地下のコンクリートの倉庫でした。後輩天使は、「なんでこんなに部屋が余っているのに 倉庫で寝かすんだ! それに食料だって沢山あるはずだ!」とブツブツ文句を言いながら固いパンをかじっていました。後輩天使は、パンを食べ終え寝ようと思った時、先輩天使が何かしていることに気づきました。良く見ると先輩は、穴のあいてる壁を直してあげていました。後輩天使は言いました。「なんでこんなにケチな人のために 壁を直してあげるの?」と・・・・先輩天使は何も答えずに、穴をふさぎ終え寝ました。翌朝、二人はその家を後にし次の家を探しに旅を続けました。夕暮れ時に見つけた一軒。先輩天使は、今夜はここにお願いすると言いました。その家は、見るからに貧乏な家でした。ドアをノックすると中から優しい老夫婦が出てきました。先輩天使は、今夜泊めてもらえませんか?そして、食べ物を分けてください。とお願いしたところ老夫婦は、快く家の中に招き入れてくれました。夕食は食糧に余裕がないため、老夫婦は自分たちの分を半分ずつ分けてくれました。そして、提供された寝床はなんと、老夫婦がいつも寝ているフカフカのベッド。自分たちはソファで寝たようです。後輩天使はなんて優しくて良い人間なんだろう!昨日の人間とは大違いだと思い床につきました。翌朝、事件が起きました。なんと、老夫婦の唯一の収入源である乳牛が死んでいたのです。老夫婦は、肩を落としとても哀しんでいました。その状況を見て後輩天使は先輩天使に対して怒りました!「なんで昨日の意地悪な家の壁を直してあげて、 こんなにも優しくて良い人たちの大切なものが 失われてしまうのを何もせずにいたの! ひどいじゃないか!」と・・・・・先輩天使は話はじめました「お金持ちの家の壁を直してあげたのは、 実は穴の奥に金貨が沢山あったんだ。 この家の人たちは金貨を手にしても 良いことには使われないと思い、 壁をふさいで見つけられなくしたんだ。 そして、昨夜(深夜)、天から召使が降りてきた。 誰を連れていくのかと尋ねたら老婆を連れていくと 言った。そこで、この老婆は私たちに自分たちの 食料や寝床を差し出してくれたとても良い人間です。 どうか、連れていかないでくださいとお願いをした。 そうして、召使は変わりに乳牛を連れていくと言って 連れて行ったんだ。」----------------------------------------------------私はこの物語を読んで、いろいろなことを考えさせられ、気づかされました。私たちは後輩天使のように、現象面(起きていること)に囚われてしまい物事の本質を見る事が出来ずにいます。そうすると、目の前で起きていること自体に反応し、良いか悪いかの評価を繰り返しています。浅い現象面に囚われてしまうと、後輩天使のように物事(起きていること)の背景には本当の意味が隠されていることに気づくことができませんね。私自身も30年以上、後輩天使のように浅い物の見方(捉え方)しかできませんでした。物事の本質を見抜けないと、間違った判断、行動をしてしまうということです。故に、後輩天使は大金持ちの壁を直した乳牛を助けなかった先輩天使に対してバツをつけました。しかし、その行動の背景を知れば先輩天使は正しいことをしていました。自分の周りで起きる現象にはそれぞれに深い意味があります。物事の本質を見ずに現象面に囚われてしまうとそのカギ(深い意味)を手に入れることができないということです。物事の現象面でなく、「本質」を見抜く力をのばしていきたいですね。これが「天使からの贈り物です!」素敵なクリスマスを!
2009.12.25
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今日は私がスイミングプライベートコーチを担当している小学校高学年のHくんのお話です。Hくんとは、10月から4カ月間に渡り、1ランク上の選手クラスへ進級するためにレッスンを行っています。(現在継続中)今月12月にも進級をかけた記録会が行われました。しかし、今回の指定種目(200M個人メドレー)では、10秒以上タイムを縮めなければならないので、私は1月の記録会(50Mクロールあと2秒)に照準を当てて練習を行っている最中でした。今月の記録会(200M個人メドレー)は、昨日行われました。私は今回の記録会ではベストタイムが出れば十分だと思っていました。昨日の夕方、お母さまより記録会の結果報告の電話を受けました。お母さまは興奮していてまず第一声『上がりました!』でした。私は再度『上がったとはタイムですか?』と聞きなおしました。そうしたら、お母さまは『いいえ。上のクラスへ進級しました!』とおっしゃいました!私は思わず耳を疑いながら『えっ?標準タイムを突破したんですか?』と改めて聞くとお母さまは『そうなんです!』私も大興奮! 『よかった!すごい!すごい! Hくんがんばりましたね! Hくんにおめでとう!と伝えてください』と電話を切りました。私は、今回も(今までにも何度も)Hくんに学ばされました。人間には時として理由や形として見えない力を信じることそして、それに疑心が出ても委ね続ける強い意志(心)今回の記録はまぎれもなく上記のことが含まれるHくん自身の努力の賜物です。人間の底知れない無限の可能性「力」は思考をはるかに超えたところに存在していることをHくんは身を持って教えてくれました。私は、今回の記録会(200M個人メドレー)で進級を狙うのは難しいだろうと判断していました。その判断を下したのは私の過去の経験です。つまり、私の小さな世界での経験をHくんにあてはめてしまった結果Hくんの力を見誤りました。他者の限界点を安易に見極められるものではありませんね。コーチは選手の限界点を勝手に決めてはいけないということを今回深く学ばされました。Hくん、今回のあなたの結果は大変に素晴らしいものです。Hくんは、私に大きな学びそして、大きな喜びを与えてくれました。Hくんステキな感動をありがとう!
2009.12.14
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どなたでも、人生を生きていると『苦痛な時間(痛みを伴う時間)』というのがあるものです。その時間は人それぞれ異なっています。20代の方、30代の方、40代・・・また幼少時代だった方など・・・私自身も経験したことですが、『苦痛な時間』は本当にイヤなものです。毎日、暗いことばかり考え、人生終わってしまったかのようなそんな辛い時間が長く続きました。私は7年近く続きました。この時間はいったい何を意味しているんでしょう・・・私自身の経験と、多くのクライアントの人生を見るとあるひとつのことが共通していることに気づきました。それは、振り返ってみれば成長の前にどの方の人生においても「痛みの時間」が存在することでした。言い換えれば成長痛です。それは成長前に必ず必要となる栄養素が含まれている時間です。苦痛な時間は対外何かに取り組むことなどといった余裕はありません。この時間すべきことはひとつ。きちんと必要な時間逃れずに過ごすこと。これだけでいいんです。この時間をきちんと必要な時間過ごすことができると「種」を手に入れることができます。この「種」は、本質的な成長への新しい自身への変身する「種」です。この「種」は苦痛の中では手に入れたことに気づくことができずにいます。しかも、苦痛な時間が終わっても勝手に開花することはない特別な「種」です。その「種」を開花すべくは、特別な時を必要とします。その開花させるべく「特別な時」とは、苦痛な時間をほぼ抜け出し、少し余裕ができたころから自身の内面を深く見つめる時間を要します。そうすることで手に入れた「種」はゆっくりと芽が出て、開花し、そして、いずれは大きな実りの時期を向かえます。この実りは今まで会ったことのない自分つまりは「新しい自分」を手にいれます。新しい自分は今まで見ていたもの感じていたもの考え方受け取り方などが全くことなり周りは一切変わっていなくとも自身が変わったことで今までの世界と異なっているとさえ錯覚を起こします。自身が変わる(本質的な成長)ことは大変なことですが、だからこそ大きな物を手に入れることができます。これは、本質的な成長を成し遂げた方にしか感じることのできない世界です。でも、誰しもが自らが望みさえすれば手に入れられることです。怖がらずに勇気を出して一歩踏み出してみましょう!「種」というものは、手間暇かけて育むものです。植物同様に、人間の成長も同じです。焦らずにゆっくりと育みましょう。
2009.12.10
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今日は私の大切な友人が開催するセミナーのお知らせです。現在社会で起業し活躍をされている方が多くいらっしゃいます。その中でもここ数年、女性の活躍が多く見受けられますね。多種多業種にて、自身の強みを生かし素晴らしい社会貢献とパフォーマンスを残しています。女性の活躍する場も増えているようですね。これから自身の強みを生かし「夢」を叶え起業への想いに情熱をも焼いていらっしゃる方も多いのではないのでしょうか。夢を実現したいと頑張っている女性の方、コーチ、カウンセラー、士業をしている女性の方、または目指している女性の方、そして本の出版に興味のある女性のみなさまへ朗報です!私の友人のあまみ悠さんが『夢を実現したい女性のかた限定の起業塾!』を開催するそうです。残席は少なくなっているようです。ご興味のある女性の方は下記のセミナー詳細をご覧ください。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ==== 日本一のメンターから学ぶ!女性の夢実現塾 ==== 開催のお知らせ。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★「手に織を持って自分らしく起業したい。」「自分が幸せになりながら周囲の人もハッピーにしたい!」・・・ワクワクする思いを持って始めたけれど、なかなか形にならない・・・。そんなのは、イヤですよね。実は、この段階で苦労するかたは多くいらっしゃいます。あなただけではありません。 でも、安心してください!基本からしっかり学べば、夢を形にすることは難しくありません。自分らしさを最大限に活かすことでたくさんのファンに愛され、応援しあう仲間もできる起業の方法がここにあります。■「日本一のメンターから学ぶ!女性の夢実現塾」講座内容:【第一回】最高の夢の見つけ方・夢を実現するための考えかたとステップ【第ニ回】強い心を作る・あきらめない理由の明確化 【第三回】自立型姿勢の体得【第四回】相互支援ネットワークの作り方【第五回】究極の自分になる!感動と共感のプレゼンテーション【第六回】突き抜ける共感の感動の発表会【終了後】受講生全員で「夢を形にした」本を出版! 流通本はおおよそ300万円程度かかりますが、今回に限り 参加費込みで 出版できるようにいたしました。【さらに・・・】多彩な女性ゲストのスピーチや終了後は 女性限定SNSの登録圏など、終わったあとも学びと成長が どんどん加速していく講座です。※毎回、体験演習がありますので学びを身体に落とし込み、 即使うことができます。 多くの人の人生を変えた《夢と感動の伝播》を あなたも手にいれませんか?■講 師:福島正伸先生 (株式会社アントレプレナー・センター 代表取締役)■演 習:あまみ悠(ライフコーチジャパン代表取締役)■日 時:2010年1月29日(金)13:30~16:20から全6回■主 催: ライフコーチジャパン株式会社■お問合せ、ご質問はこちらまでお気軽にどうぞ。メール mail@my-coach.jp※12月28日までお申込のかたには割引制度あり。 さらに特典『新・経営用語辞典』をプレゼント!詳細はこちらまで→ http://happy-women.net/↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑今回の講座を記念して、福島先生から学んだ大切なことを受講前に知っていただけるように無料メールセミナーにしました!「夢を形にするために知っておきたい3つの秘訣」にてお届けしています。登録方法は上記のHPをご覧ください。自ら輝く女性のみなさんとお会いすることを楽しみにしています!ご相談・質問などありましたらお気軽にご連絡ください。■お問合せ、ご質問はこちらまでお気軽にどうぞ。ライフコーチジャパン株式会社 代表 あまみ悠メール mail@my-coach.jp ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
2009.12.06
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今日はコミュニケーションスキル「沈黙」のお話です。よく伺うお話に「沈黙」って苦手とか「沈黙」になると何か話さなくちゃと焦るなど他者との会話に生まれる「沈黙」に対して恐れを持っている人がいらっしゃいますね。今日のお話は「沈黙は大切な時間だから邪魔しない」です。この「沈黙」とは話が途切れてしまった「沈黙」ではありません。相手が考えている時に生まれる「沈黙」です。他者とコミュニケーション(会話)をしている時に相手が考え込んで「沈黙」する時があります。この時の「沈黙」は相手が自分と一生懸命にコミュニケーション(会話)をしている最中ですので邪魔しないでくださいね。相手が何か言ってくるまで待ってあげましょう。私のコーチングセッションでは、クライアントがよく「沈黙」します。私は即答できない質問をするからです。即答できる質問は、常日頃、自分とコミュニケーションしている内容です。ですので、思考に答えがあります。私のコーチングセッションは、深い気づきによる本質的な成長を支援するため普段自分と会話していない側面からの質問をします。例えば「明日の仕事の予定はどうなっていますか?」という質問は即答できる方が多いと思います。それは、すでに自身で明日は何をするのか考えてあるからですね。だから即答できます。では、次の質問はどうですか?「今、あなたの心は何色ですか?」答えずらい質問ではないでしょうか。自身の心を色に例えてみるなど普段ほとんどしないコミュニケーションですね。この時に「沈黙」が生まれます。この時間は相手が自分と深くコミュニケーションしている時間です。邪魔してはいけません。私はセッション中、過去に3分間沈黙するクライアントがいらっしゃいました。部屋に二人きりで3分間の「沈黙」部屋はシ~ンと静まったまま3分。この時は私も大変に長く感じました。心の中では「大丈夫かな」「どうしたんだろう」「別の質問の方が良いかな」など・・・そういった不安や焦りの感情を抑えながらクライアントが自身との会話が終わり何か話してくるまでジッと我慢と言い続けていました。「沈黙」は30秒でもとても長く感じます。でも、我慢してください。忍耐です。相手は一生懸命に自身とコミュニケーションをしている最中です。この「沈黙」が自身とのコミュニケーション力の向上につながります。子供や部下を育てたいとお考えの方は、相手にとって良い質問(普段自身としていない側面の質問)をしてあとはジッと我慢です。大切なのは、答えを言わせることではありません。「沈黙」つまり、自身とコミュニケーションしている時間が大切であり価値があります。自身とのコミュニケーション力が高い方は、他者とのコミュニケーション力も比例して高い方が多いですね。自身の心の声をジッと待ち、聴きとる力があるからです。相手の心にも寄り添いジッと待つことができます。雑音の少ない場所で、静かにご自身とコミュニケーションする時間を数分でもいいですので作り、それを癖にしてみてはいかがでしょうか。
2009.11.25
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今日のお話は「質問力」です。書店に行くとこの手の書籍が沢山出ていますね。よくビジネススキルに「質問力」をつけよう!と言われます。今日お話しするのは簡単なことで「質問力」を上げるカギです。簡単です。「Why(なぜ)」を「What(なに)」に変えるだけです。自分や相手に対して「なぜ?なんで?」という質問を多くしていませんか?別に悪いと言っているわけではありません。しかし、「なぜ?なんで?」と聞かれ続けると問いただされている感じ、尋問を受けている感じを受けないでしょうか?例を上げて説明しましょう。A営業部長が部下のBさんに下記のように質問しました。A営業部長:「なぜ?今月はノルマが達成できなかったんだ」Bさん:「すみません・・・なんとかノルマを達成しようとがんばってはいたんですが・・・」A営業部長:「言い訳を聞いているのではない。原因は何なんだ?と聞いているんだ」Bさん:「はあ・・・それは・・・・」と・・・なんだか怒られている感じがしますね。そもそも、A営業部長がBさんへのコミュニケーションする目的は、今月の改善点をみつけ次月はノルマを達成してもらうためです。怒るのが目的ではありません。であれば、「なぜ?」を「何?」に変えてみるとどのような質問になるでしょうかA営業部長:「今月は残念ながらノルマは達成できなかった。 来月はノルマを達成してもらいたい。 何があれは達成できるだろうか?」Bさん:「そうですね(沈黙)・・・ 訪問先の回り方が効率的ではなかったので、無駄な時間が多かったと 感じています。来月は訪問先の順序を見直し効率よく回ればノルマが 達成できると考えています」A営業部長:「そうか。効率よく訪問先の順序を見直すにあたって、 何か必要なものはあるかい? それとも、何か手伝って欲しいことでもいいんだが」Bさん:「必要なもの・・・手伝って欲しいこと・・・沈黙・・・ 今私が担当しているA地区を前に担当していた方にどのように回るのが 効率的かお話を伺いたいです。」A営業部長:「わかった。それでは、Cさんに少し時間を作ってもらうよう私から 頼んでおこう」Bさん「ありがとございます」「何」の使い方のイメージがつきましたか?自分に対しても同じです。「なぜこんなことをしてしまったのだろう」から「今回の失敗を再発させないためには、何が必要なんだろう」または「今回の失敗から何を学ばなきゃいけないのだろう」と質問すると質問された方は受け取り方が全く異なります。なにより、自身の行動を改善するために自らが考え行動し移します。これを組織で言うならば「自立型社員」です。「自立型社員」が沢山集まった組織を「学習型組織」と言われていますね。失敗にバツをつけることは簡単です。が、バツをつけるだけでは反省はするものの自身の改善するための行動を深く考えるところまでいかない場合が多いです。なぜならば、「なぜ」で質問された相手は非常に圧力を受けるからです。つまり、責められているバツをつけられているという思いが先立ち心には不安や恐れ怒りといった感情が生まれます。自己を深くみつめる作業は、自身を客観的にみなければいけません。客観的にみるためには、心が落ち着いた状態でなければなかなか難しいでしょう。まずは、自分に対して「何」に変えて質問してみてはいかがでしょうか?この「何」の質問は、最初は簡単ではないかもしれません。「何」を使ってどのように質問するかを何度も繰り返し考えることで「質問力」が向上します。「質問力」が向上すれば、怒らなくとも相手に改善するためにどのようなことをすれば良いのかを気づかせることにつながります。質問者自身のストレスが軽減され、パフォーマンスの向上につながる一石二鳥のコミュニケーションスキルです。
2009.11.20
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今日は共感についてのお話です。過去のブログでもで「共感」についてお話をしています。※『相手がとても喜ぶ話の聴き方~その1「共感編」~』今日のお話は先日開催した「コミュニケーション力向上・傾聴編」セミナーで起きたお話です。内容は相手との信頼関係の構築を早める「積極的共感」です。受講者は15名でした。皆さん初めて合った人たちです。この「積極的共感」を身につけるには実際に練習をしながら体験を積み重ね経験につなげるのが効果的です。つまり、セミナーは野球でいうとバッティングセンターみたいなもので、ここで打てたとしてもその後も、素振りを続けなければ身に付かないスキルです。セミナーでは、スキルの解説をした後に二人組になってもらいます。そして、お互いコーチ役、クライアント役になって練習をし合います。テーマは簡単なもので練習時間も2~4分/1回。この日のセミナーでは4回(テーマを変えて)同じペアで練習しました。練習を重ねるごとにそれぞれのペアに変化が起き始めました。今日初めて合った相手に対して簡単なテーマとはいえ自身の内面を話すことには抵抗感があります。しかし、練習を開始して小1時間(自分が話す時間は4回で9分)、たった4回の練習で二人に変化が起きるのです。その変化とは、1回目は話が止まってしまうペアがあったり、会場全体の感じは、全ペアがひそひそ話をしている感じです。それが2回3回と重ねると、いつもまにか会場全体が騒がしくなります。つまり、話す声のボリュームが上がり、話が止まらなくなるくらいノっている感じです。たった、4回9分間お互いに話を聴き合っただけでこれほどに大きな変化が現れます。これが、セミナー目的である「他者との信頼関係」の構築方法です。初対面の人と、この短時間で「信頼関係を結ぶ」ことができた証です。この感じを自らが経験することが、大切なことであり価値のあることです。セミナーでお伝えしている「信頼関係の構築」とは自分が相手に対して信頼関係の橋を構築することに重きをおいているのではありません。では、いったい何を・・・・相手から自分に対しての信頼関係の橋を構築するためにスキル「積極的共感」を身につけます。このことが理解できていればスキルの習得は難しくはありません。相手(クライアント役)に何をすれば橋を構築してくれるかが明確だからです。それは至ってシンプル話しを聴くだけです。コーチ役の腕次第で相手(クライアント役)の橋がどれだけ短い時間で構築されるのかが決まります。コーチ役には3つのミッションを与えています。1・相手が何を言っても無評価・無条件で受け入れる2・うなずいたり、あいづちをうつ(だまって、無反応で聴かない)3・相手の言った言葉を反復すること(オウム返しで良い)以上の3つのミッションです。これを数分の練習の間に行うだけです。なのに、今日初めて合った人に心を開かせ信頼関係の橋をかけさせてしまう。これはすごいことです!「積極的共感」は強力なコミュニケーションスキルです。これは「メタスキル」を呼ばれるもので、「メタ」とは「~を超えた」という意味です。つまり、スキルを超えたスキル。ヒューマンスキル(人間力)と言われるスキルです。練習中、3回目のテーマに「最近楽しかったことはなんですか?」がありました。この練習をしている時にとっても話が盛り上がっているペアを発見!見ていると、二人ともよく笑っていらっしゃるいや、爆笑に近い時もありました。これが理由かと感じました。コーチ役の方が上手に共感しているからここまでクライアントは心を開き表情からは安心しきった安堵感がただよっているんだと・・・コーチ役の方がしていた共感は実は3つのミッションに入れていない高レベルな共感方法です。それは、クライアントと一緒に笑うことです。これは、最高の共感でありクライアント役にしてみれば最高に嬉しいことです。自分の感情を言葉を使わずに一緒の表現方法で返してくれるこれほど自分の気持ちを分かってくれたと感じることはありません。最高の共感!クライアント側からの信頼関係の橋の構築を非常に早めます。クライアントが涙したら一緒に涙してあげることが最高の共感。クライアントの感情を受け取ってあげることです。私がセミナーでお伝えしているスキルはプロのテクニックです。カウンセラーやコーチ、他者の話を聴いて解決する人が必須としているスキルです。相手と早く信頼関係を構築するポイントは「相手からの橋をかけさせること」そして、そのスキル(方法)は1・相手が何を言っても無評価・無条件で受け入れる2・うなずいたり、あいづちをうつ(だまって、無反応で聴かない)3・相手の言った言葉を反復すること(オウム返しで良い) ※特に反復すべきは「感情」のキーワード(例えば、嬉しい、美味しい、寂しいなど・・・)です。特別難しい内容ではありません。是非、お試しください。
2009.11.17
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日々、暮らしている中で感情はどれほど生まれているのでしょう・・・そして、その生まれた感情はどれほど感じ(意識化)ることができているのでしょうか・・・ある心理学者は「心」は空のようだと言っていました。それは、空の様子は数秒後には姿を変えてしまう。人間の「心」も同じで今「嬉しい」と思っていても外界(他者の態度や言動、環境の変化など)からの刺激によって数秒後には「心」の中が不快感に満ちてしまう。といった様子を見て「空」と表現したようです。感情は意識をして生まれるものではなく、反射的に生まれると言われています。つまり、心で無意識に生まれているということです。その後で「気づく」ことができれば「あぁ、今自分はこんな思いをしている」と意識化されます。感情にもいろいろな種類がありますね。喜び、楽しい、嬉しい、哀しい、不安、恐れ、焦り、怒り、憎しみ、恨みなど・・・比較的、ポジティブ(明るい)感情が生まれた時は自身でも受け取りやすく(感じ取る)意識化できます。しかし、ネガティブな感情はどうでしょうか・・・もちろん個人差はありますが、焦り、不安、恐れ、苛立ち、怒り、妬み、恨み、憎しみなどといった感情はどれほど意識化することができているでしょうか。意識化とは、生まれた感情を自身で理解するということです。例えば、「不安感」心の生まれてどれくらいの時間で意識化できるでしょうか意識化は、「あぁ、自分は不安なんだ」と自身に対して言えることです。私自身のある行動を例にとってお話しましょう。講師の仕事の前夜のことです。持っていく物の準備をしていますが、ふとテキストの内容に目をやり始めると、このページでこんな質問をされてら答えられないからこれについての情報や、調べ物をしておいた方が良いな!と考え、その作業に時間を費やしてしまいます。そうすると、また、こんな質問も出てしまったどうしよう・・・・・私のこの行動の背景にはどのような感情があったのかと言うと・・・「不安」です。その不安が、 「こんな質問されて答えられなきゃ 講師として失格じゃないの?」といったように「不安」が私を脅すのです。つまり、私は「不安」にコントロール(支配)され、自身の思考と身体を動かされています。この時間は「苦痛」です。これが、意識化できずにいる感情です。意識化できていなくとも、行動の背後で突き動かしている支配しています。意識化できるとそっか「自分か不安を抱いていて、この行動を起こそうとしているんだ」と自身とコミュニケーションができます。すると「不安」のコントロール(支配)から解除され、本来の自分がハンドルを握ることができます。そうすると、確かにそのような質問をされると答えることができないよね。でも、今までそのような質問は受けたことがないし、それに、それは自身の妄想にすぎない。もし、答えられない質問が来た際には、正直にその質問に対しては 「勉強不足のためお答えできません。 きちんとお答えしますので少しお時間をもらえますか?」と対応すればいいよね。自分にとって正しいことができるという意味です。本来、明日の講師の内容はすべて準備が整っています。今さら、余計なことに時間をさくよりも、早く寝て体調を整えた方がよっぽどパフォーマンスが良いのです。ネガティブな感情から目を背け続けていると心に鬱積していきます。これは、常にネガティブな感情によって自身が支配されていることになります。「考えている」「行動をする」背後にネガティブな感情がいないかチェックすることが大切です。このチェックこそが自分との関わりを深めることになります。現代、精神疾病が大問題となっています。これを予防するには自分との関わり自分の感情との関わりが深ければ自身できちんとコントロールできます。自分にあった方法で自分との関係を深めていけば良いと思います。ネガティブな感情にハンドルを渡さないでください。ネガティブな感情の鬱積は人生そのものを苦痛にさせてしまう力を持っています。自身の身体と同じように「心」の状態にも目を向けられるといいですね。
2009.11.12
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先日、公的機関の職業訓練校へ2日間の研修講師をしてきました。今回は、14名の生徒です。今回の生徒さん達は、全員が素直でまっすぐな心を持っていました。2日間を通じ自身の本質を理解しようと一生懸命に自身とコミュニケーションをとっていました。授業は人材育成ツール「エニアグラム」を活用し自身の本質に迫ります。「エニアグラム」は数多くある性格判断ツールとは異なり、「気質(本質)」を知ることのできる優れたツールです。米国では、スタンフォード大学MBAコースに採用されているのを始め、多くの一流大手企業が人材育成(人間を活かす)ツールとして活用されているものです。2日間の研修では、いろいろな側面からの質問やワークによって自身と向き合い続ける時間となります。今までの自身との関わり方とは異なる側面からの関わり方なので受講生はかなり疲れます。それでも、皆、自身から目を背けることなく2日間受講していました。本質に気づく速度は人それぞれ異なります。しかし、それぞれ必要な時間をかければ良いことなので、遅い早いに優劣はありません。初日の午後には早い方は、自身の本質が明確になります。自身との関わりを深めていくと同じ反応をする方々がいました。それは、研修が進むほどに自己の本質が分からない。または、自己の本質とはなんなのか混乱する。などです。私はこの反応に対してとても良い傾向と捉えています。それは、今まで知らなかった新たな自分を感じ始めている結果ということです。内面に深く入り始めると見たことの無い「自己」の側面が見えてきます。その自己が目の前に現れるとどう受け止めて良いのか分からなくなり混乱する方が多く見受けられます。それは、自己の本質と真正面から向き合っている証なのです。「エニアグラム」は9つのタイプ(気質)に分けられるツールです。9つの気質とは、それぞれ価値観(大切にしているもの)に強い傾きがあり、その傾向を9つに分けています。「気質」は「性格」とは異なるものです。心理学の世界では明確に分けられています。簡単に言えば「性格」は、後天的なもの。すなわち変化する(させる)ものです。「気質」とは、先天的なもの。すなわち、血液型や性差といったように基本的には生涯変わらないものと定義されています。自己の気質(本質)はどこにあるのか?外にはありません。自身の深くにあります。ですから、自身と深くアプローチをし続けるプログラムを2日間に渡り提供しています。本質に触れるとそれぞれに反応が異なります。しっくりときて、表情が柔らかくなる人。抵抗感が生じ苦痛を感じる人。さまざまです。私はこの2日間で伝えていることは、自己の気質が明確になることがすべてではい。自己と新たな関わり方を持つきっかけとなるべく2日間で自己の内面へ深く入る体験が大切なことだと思っています。気質が分からなくても自己とのコミュニケーションを行った時間がなにより価値があり意味があるということです。今回の受講生たちは2日間本当によく自己を見つめ続けました。自身と向き合うことは簡単ではありません。不安や恐れ、拒絶を抱く方がほとんどです。今回の14名が社会へ出て自己の本質的な強みを生かしより豊かな人生に向かって歩み始めるきっかけになる2日間であったならばこれほど嬉しいことはありません。私の仕事はすぐには実らない(成果がでにくい)ものです。しかし、将来大きな実りを迎えるための種を植える仕事です。育て方はそれぞれに委ねています。将来、豊かな実りを迎える日を心から祈っています。
2009.11.09
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私のメンタルコーチのクライアントに、5年お付き合いしているロンドン在住の方がいます。彼は、若手でありながら企業内で素晴らしいパフォーマンスを認められ、昨年末よりロンドン支社に出向となりました。現在は、週1回(3時間)スカイプを使用して自身の本質的成長を目的としたコーチングセッションを実施しています。先日このクライアントから心温まる話を聞きましたのでみなさまにもお裾分けです。クライアントが週末にロンドン近郊のカフェに行った時に出会ったある家族のお話です。家族はお父さん、お母さん、男の子(6~8歳くらい)の3人です。男の子は、アツアツのホットチョコレートをお母さんから手渡されました。しかし、その瞬間、自分の胸からお腹にアツアツのホットチョコレートをすべてこぼしてしまったそうです。お母さんはすぐに歩み寄り、心配そうに「火傷しなかった?」と聞きながら対処していました。お父さんもその状況に気づき、すぐに歩み寄ってきて、やはり男の子の身体を心配する言葉をかけた後、男の子にこう声をかけたそうです。 お前、今日は2つツイてることがあるぞ! 1つ目は 「アツアツのホットチョコレートを こぼしても火傷しなかったこと」 2つ目は 「新しい服を買ってもらえることだ!」 と優しい表情で話したそうです。そしてお父さんは優しい表情で 「いいかい。今度から熱い飲み物を 持つ時には十分に気をつけるんだよ」その話を聞いた男の子は、悪いことをしちゃったなという表情を見せながら「うん」とうなずいたそうです。私はこの話を聞いてなんて素敵なご両親だろうと心がポッと温かくなりました。『怒る』ことなく、愛情深く『叱る』ことができるこれは言うほど容易いことではなくとても難しいことです。上記のケースでご両親がお子さんを怒っているシーンはよく見かけます。「なんでこぼしたんだ!」「服が汚れちゃったじゃないか!」「何やってんの!せっかく買ってあげたのに!」などなど・・・『怒る』と『叱る』では受け手側はどのように違うと思いますか?今回の『叱る』の場合、愛情を込められ『叱られた』子供は自分の失敗よりも自分の体を気遣ってくれた両親の優しさと温かさを感じたことで、自分の存在は大切にされているというとても嬉しいメッセージをもらえました。それにより、自然と自身の今回の行動を振り返り「両親には心配をかけた」「服を汚してしまった」次回は気をつけなきゃと反省をするでしょう。では、『怒る』の場合、どのように感じるのでしょうか?子供自身、「いけないことをした」というのは当然感じるでしょう。それ以外に「自分の行動だけでなく、存在をも否定された」と受け取ってしまう可能性があります。その場合、心が傷つきます。これは大変に哀しいメッセージです。『怒る』行為の場合、怒る人自身が、相手が気に入らない行為をし、それに対しての怒りや悲しみを相手にぶつけてしまうケースが多いですね。つまり、相手視点ではなく自己視点で行ってしまうということです。この場合は、相手の行動や存在までをも否定し、「私が満足のいく行動をしなさい!」と相手に求めることとなるでしょう。親子の関係だけでなくあらゆる人間関係で、叱ることのは大変難しいことです。が、人間を大きく成長させる必須のコミュニケーションです。自分自身の中に無意識に生まれる感情に気づき、理解し、受け入れ、この素敵なご両親の様にきちんと『叱る』ことができるようになりたいものですね。
2009.11.05
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最近、メンタルコーチングの仕事以外にスイミングのプライベートコーチの仕事も始めました私自身、小学校1年生から水泳を始めました水が大嫌いな子供だったために、両親がスイミングスクールに通わせたのが水泳との出会いです嫌いながら始めた水泳ですが通い始めて2年で選手コースまで進んでいました8歳から17歳まで背泳ぎとクロールで全国大会に何十回と出場し結果を残しました高校卒業後、社会体育専門学校に通い都内にあるフィットネスクラブに入社しました10年間スイミングインストラクターを行っていた経験を再度生かしたいと思い今回の仕事を始めました現在受け持っているクライアントに小学5年生の男の子H君がいますH君は都内の名門スイミングスクールの選手クラスに所属する子供です今日は、このH君とのレッスン中に感じたことをお話しますレッスン中、今の泳ぎ方を改善するためにこまかいポイントを意識させ指導していましたその指導中、私は職業病でついコーチング的な質問をしてしまいました※私は本業に人間の本質的な成長を支援するメンタルコーチングを行っておりますその質問とは、 『改善するために〇〇のことについて 意識を持って泳いでもらったけど、 意識をする前と意識をした後で何か気づいたことはある?』と・・・・・質問してしまった瞬間私は心で「うわぁ。小学5年生の子供になんて答えずらい質問をしてしまったんだ!大人でもなかなか答えづらい質問だよな・・・つい癖でしてしまった・・・質問の仕方に気をつけなきゃ」と数十秒思っていました。そして、別の質問に変えようと思った瞬間なんとH君は答えてきましたH君は 「意識をする前とした後では、なんか手のひらが 水の中をかくときに重たい気がする」この答えに私はビックリ!大人でも自身の気づきへの質問はなかなか答えられないのが現状ですなのでビックリしましたと同時に大切なことを教えてもらえました気づく力に年齢は関係がないのだということそう思いこんでいたのは私自身の偏った考えであったということ小学5年生であっても気づく力があれば問題がないということこのように私自身がH君から深い気づきを与えられました私が、H君に素晴らしいコーチングを受けたということですH君は本当にまっすぐで自分に正直ですご両親の愛情をたくさん受け取って育ったと感じ取れます「自分に正直」なところも私は学ばなきゃいけないことだと教えられます気づくのには年齢は関係ないと言いましたが、気づかせられる相手にも年齢は関係ないということですねつまり、気づかせられる相手に条件は無いということです「年齢」「経験値」「ステイタス」などです私は小学5年生のH君から多くのことを気づかせられ学ばされます10年ぶりに子供のスイミング指導に接し私が子供の支援をしながらも子供も私の本質的な成長のために支援してくれていると感じました昔は毎日子供と接していましたがここまで深く気づくことはできませんでした大切なことに気づかせてくれたH君との出会いに感謝の気持ちが絶えませんお互いに成長し合える関係です 『気づきは宝物』です!
2009.11.02
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人間の内面には「エゴ(自我)」が存在しています。「エゴ」とは心理学の世界では、「自我」「超自我」「スーパーエゴ」など心理学者・研究者達によっていろいろな言葉で表現されています。「エゴ(自我)」とは、ある特定の刺激に対して無意識に必ずその反応をしてしまう、パターンみたいなものです。「エゴ(自我)」は本質的な成長に対し強く抵抗すると言われています。自身の中にありながら、本質的な成長を阻もうと抵抗するとはいささか矛盾というか変ですね。「エゴ(自我)」は、本質的な成長を遂げられてしまうと「エゴ(自我)」自身の存在が消滅してしまうのではいかという恐れから抵抗するとある研究者が言っていました。ブレーキの掛け方はさまざまで「あめとムチ」をうまく使い分け、新手の詐欺師のように巧みに自分を騙そうと企んでいます。「エゴ」について学んでいる方や、自身の中の「エゴ」に気づいているかたはご存じのとおり「エゴ」は非常にやっかいでしつこいです「エゴ」は、抵抗することが強さの証だと信じています。しかし、それは違います。抵抗は弱さであり、強さという仮面をかぶった【恐れ】にほかなりません。「エゴ」は持続的に抵抗し、真の自分を弱さとみなしてそれを覆い隠そうとニセの自分を演じ続けようとします。人間にはそれぞれ「強みと弱み」が存在しているようにそれぞれに「強さと弱さ」も存在しています。真の強い人間とは、「弱さ」を消すことではなく「弱さ」の存在(事実)を認め、受け入れる(許す・降参する)ということです。強い人間とは、決して「弱い」部分が無いという意味ではありません。よくやってしまいがちなのが、「弱さ」を克服(消す)すると言いながら「弱さ」を無視する、目を背けることをしてしまいます。私も過去はほとんど無視していました。つまり、自身を偽っていたということです。ですから、「強く見せる」ことが必要となってしまいました。他者の感情を無視し、話を聴かず、自分の価値観や考え方の異なる他者に対しては無理やり自分の価値観を植え付けようとしてしまったこともありました。そうせざるえない理由は、そのような態度・行動の背後には「恐れ」があるということです。攻撃される前に、先に相手の弱点を見つけ先制攻撃をしかけようとピリピリしていました。一日の大半が緊張状態でした。真の強さを手に入れたことで、一日の中で心身共にリラックスする時間が増え、心が穏やかになりました。そして、感受性が高くなり、自身の内面や身体の変化に敏感になり、他者の言葉の背後にある感情を受け取ることができるようになってきました。人生そのもの、生き方そのものが変わりました。以前とは比べ物にならないくらい楽に生きれるようなれたのは過去の自分からは「奇跡」とも言える変化です。他者は変えることができませんが、自分は変わろうと思った瞬間から変わることができます。本質的な成長は外側からではなく、内側から始まります。適切な内面へのアプローチ方法と、サポートする人間がいれば早い方で半年から1年で大きく変化するかたも多くいらっしゃいます。自分では、なかなか変化したことに気づきにくいのですが、久しぶりに会った人などはビックリするほど見違えるように成長した姿を感じ自身に伝えてきてくれます。そこで、自身は初めて大きく変化した(成長した)ことを実感されることでしょう。半年、1年という自分の大切で何物にも代えられない貴重な時間(人生)を費やしてきたことに満足されることでしょう。私は「奇跡」と言いましたが、これは霊的なスピリチュアルなことではなく、まぎれもない計画的なトレーニングで身につけられる力です。特別な力や、能力はいりません。多くの方が本質的な成長に取り組み新たな自分を手に入れています。ご興味がおありの方は、自分に合うプログラムを見つけ手に入れてください。私の専門は「人間の本質的な成長のサポート」「インナーチャイルドの解決」などです。私のプログラムは、私自身に活用し効果を感じたものを組み合わせ、実際のセッションの経験を通じて進化させているプログラムです。セッションを開始する前には、必要な時間カウンセリングを行い、私とクライアント様が共に進めていくプログラムです。クライアント様一人一人に合ったプログラムにカスタマイズして行います。私のプログラムにご興味がおありの方は下記のページからご覧いただけます。質問や聴きたいことがありましたら気軽にご連絡ください。↓●曽根原秀典のプログラム内容●
2009.10.30
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あなたは、自分の人生の岐路をどのように決断していますか?人生の道を大きく変える時、迷いや不安・恐れはつきものですね。それでも大きな決断をしなければいけません。何を大切にして決断をしなければいけないのでしょうか?大切な人(他者)の気持ち?周りの環境?・・・・・・この答えは明確です。それは『自身の心(本当)の声』です。と、言うと・・・よくこんなことを言われます。「そんなの自分勝手じゃない」「わがままじゃないですか?」などなど受け入れられない方が多くいらっしゃいますね。実は、私もそうでした。だから、そう言いたくなるお気持はよーく分かります。私が『自身の心(本当)の声』に気づきそれに委ねることに勇気を持ち数回行ってみて感じたことは「自分勝手」「わがまま」と他者は評価する人もいるかもしれません。が、しかし、私自身の人生で大切なことは自分の人生に責任を持つということです。自分で責任がとれる人生を送るための選択をするということです。どうでしょう、もし、「愛する奥様がその道はイヤ!こっちの道にして」と、自分の本当の声を無視して、奥さんの声に従ったとしましょう。残りの人生、悔いが残らなければ全く問題ありません。その選択は正解だったということです。悔いが残らないほど、自分のやりたいこととは異なるが、愛する妻を哀しませないためにも、自身と納得の上で決めた場合です。これは、奥様の声に従ったのではありません。自身との話し合いの結果、出した決断です。だから、問題ないのです。しかし、自身と納得するまで話し合っていなかったとしたら?どうでしょうか・・・・・つまり、自身を偽って生きる決断をしたということです。これは、なかなか大変なことが起きます。それは、自身に嘘をつくことは自身と衝突の原因になります。自身との関係に苦痛と軋轢が生じる関係です。この不健全な関係で他者と接すると同じく苦痛と軋轢を生じさせる関係になる可能性があります。そうなると、奥様との関係の中で、衝突の際相手を攻撃する「殺し文句」としてあの時「俺は自分の行きたい道を諦めて、お前の行きたい道を選んでやったんじゃないか!」・・・・・とこれは、哀しい衝突です。とっても痛いです。そう言われた奥様も言われたら言い返す殺し文句は「そんなの頼んでないわよ!あなたが決めたんでしょう。私のせいにしないでよ!」・・・・・とこれまた、火に油状態で一気に二人の怒りの炎に引火し大爆発、大炎上を引き起こします。おっと、今日は夫婦間のコミュニケーションについてのお話ではないので、話を戻しましょう自身の心(本当)の声に従って自分の人生を決断しないと、責任が取れないんですね。何の責任?それは、自分が責任を取れる唯一のこと『自分の人生(生命)』にです。人生の岐路に立った時自分自身で決断を苦手とする方は良いことをお教えします。どの道が自分にとって正しい道か?つまり、自分の心(本当)の声を探す手がかりになる3つのチェック項目です。下記の3つのことかできなければ答えは「NO」ということです。1.楽しむことが出来る2.情熱を燃やすことが出来る上記の2つは説明することもないでしょう。この2つがあるのなら、気づきや成長につながる道と考えられます。上記の2つばかりの人生ではないですよね。ほとんどが下記の3つめが大切なポイントなるでしょう。3.受け入れることが出来るこれは、少し解説します。「受け入れる」こととは、自分が嫌いなことであっても、やりたくないことであっても、その道を選択することは正しい道となります。先ほどの、ご夫婦の旦那さんのように自分の望む方向ではなく、奥様の望む方向を選択しても自身ときちんと納得するまで話し合いができた場合は、この「受け入れる」ことになります。「受け入れる」とは、抵抗せずに降参することです。「楽しむこと」も「情熱を燃やすこと」もできない、「受け入れること」も出来ないのであれば「その道は辞めればいい」ということです。そうでないと、自分が本当に責任を取れる唯一のことを放棄することになります。この「放棄」とは、自身の人生(生命)に責任を取っていないことになります。自身の人生は、他者や環境を理由に決断してはいけないということです。自分の心(本当)の声で決断すること。これに抵抗(攻撃)するのは、本当の声ではなく、負の感情(不安・恐れ)です。深く自身の内面を見つめてください。どこかに拒絶させる「負の感情」がいるはずです。また、探そうとすると猛反発(攻撃)をしてくると思います。だとしたら、それが「負の感情」です。そのように自身とのコミュニケーションを深めることが自身にとって正しい道を決断することにつながります。自分の内面深くに入ると自身から反発(攻撃)を受けるというのも変ですよね。自分の内面深くには何がいるんでしょうか?知ってしまえば、「恐れるに足らぬ」です。このことを知っている方は、みなそうおっしゃいますね。自身の人生正しい道への導きは外にはありません。「自身の中」にあります。
2009.10.26
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人間を「強い」「弱い」と表現することがよくありますね。「強い人間」「弱い人間」とはどのような人間なんでしょうか?強い人間なりたいと思っている人は多くいらっしゃいます。そのような人に「強い人間」とはどのような人間になりたいのか具体的にお話を聞かせてくださいとよく訪ねます。ある人は、「ピンチの時に動じない人間」「自分に負けない人間」「問題が生じてもジタバタしたり他者に相談せず自分で解決できる人間」などなど・・・・それぞれ定義があるようですね。私も嘗ては、自身の精神的な弱さに対して認めず自身と戦闘態勢でその弱さと闘っていました。簡単に言うと否定し無視することをしていました。弱い自分をみつけると時には「気合い・根性」と叱咤し、時にはその弱さから目を背けるために「動き続けたり」していました。しかし、いくらそれを続けても苦痛な時間が終わることはなく苦しい辛い人生を歩んでいました。そこから、自身との関わり方について深く学び始め3年の時間を費やしようやく新しい自分との関わりを手に入れることができました。自身との新しい関係を手に入れた時、本当に強い人間の定義が変わりました。それは、自身の内面に生まれた痛み、弱さ、苛立ち、怒り、哀しみ、辛さ、折れた心、などから「気合い・根性」または「気持ちを切り替える(その感情から目を背ける・無視する)のではなく、その感情達と向き合い・味わい・そして受け入れる(許す)ことが本当の強い人間だと理解しました。これを手に入れるために長い時間茨の道を歩み続けてきたのだと気づきました。今、苦痛で辛い時間を過ごしている方。辛く、苦痛な時間はずっとは続きません。必ず、時は変化します。変化した時、それは大きな成長を遂げる準備が整ったということです。芋虫が蝶になる時です。焦らないでください。必ず時は変わります。
2009.10.22
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地球上に沢山の人間が存在する。出会いの確率はおよそ65億分の1である。およそ65億人の中から地球上でたった一人の人間と出会う。計り知れない確率から出会った人。その「縁(えにし)」は必然であり、深い意味がある。よく男女間で言われるのが「運命的な出会い(赤い糸)」である。「出会い」にはどのような意味があるのであろうか?よく言われるのは人間関係は私たちを幸福にする関係(出会い)と言う人が多くいる。私も以前はそう考えていた。この人と出会ったことで、自分も相手も幸せになるに違いないと・・・しかし、その考えで他者との関わりを広めたり深めたりしていた時に疑問を抱くようになった。それは、幸せになる為の出会いだとすれば、幸せってなんであろうか?いったい誰の幸せだろうか?自分?それとも相手?・・・・・・・・・幸せとは自分だけに(それぞれの人間に)存在する偏った価値観(嬉しいこと、楽しいことなど)である。と言うことは、その幸せを与えてくれる相手であるということになる。それは、「エゴ」ではなかろうか・・・と考え始めた。男女間でよく見受けられるのが、付き合い始めた当初はラブラブ期間中のため、相手の喜ぶ(幸せ)ことをなんでもしてあげたくなる。全力投球である。しかし、哀しいことに全力投球はそう長い時間続かない。数年が経つと同じように出来なくなることがよくある。私もその一人である。それは当然とも言えよう。誰しも全力投球をすれば力尽きる。充電(休息)の時間が必要である。他者との出会いは『自分を幸福にするもの』となると、「幸せ」をもらう量(回数・頻度)が減ったり、もらえなくなった時にどうなるのか・・・その関係からは痛み、軋轢を生むことになる。私自身も39年間の人生で沢山の出会いに対し、痛み、苦痛を繰り返してきた。その繰り返しによって最近になって、ようやく気づけたことがある。人間関係は自分を幸福にするものではなく、『本質的な成長への気づき、学びに目覚めさせてくれる』ものだと捉える事ができた。この人と出会ったことで、本質的な成長のために「何に気づき」「何を学ばなければいけないのか」そのように自身に問いかけることで出会いは必然であり、深い意味があることに気づく。浅かれ深かれ「出会い(縁)」は、互いに影響を与え合う。言葉、態度、行動、考えなどの現象面(見えている部分)だけではなく、「目を背けている自分」「気づかなければいけない自分」を見るため(気づくため)の鏡でお互いが存在している。普段(無意識ではあるが)、目を背けている自分が突然相手の肉体を借りて映し出される為、拒絶や過剰に反応してしまうこともある。(自身の経験談)時には、相手と衝突や傷をつけ合うこともある。実は攻撃しているターゲットは相手ではなく、自分自身なのである。(この意味をきちんと理解したい方はエゴや自我について書かれている書籍や、セッション、ワークショップをお勧めします)それすらも、自らの本質的な成長のために手に入れなければいけない『カギ』に気づかせるために起きている。(無意識に自身で必要なことを起こしている)他者との出会いは「必然であり、深い意味がある」ということ。『本質的な成長への気づき、学びに目覚めさせてくれる』これが人間関係(出会い)の意味である。良質な人間関係を構築するためには、(出会いに対して、より短時間で本質的な成長への気づき、学びに目覚めさせてくれるためには)相手に対して裁判官(相手の不足面や、自分と異なる価値観を批判、裁くこと)になるのではなく、相手を「知る(聴く)」人になるということである。言葉だけを捉えるのではなく、その後ろに隠れている感情(心)を聴き取ることに意識を持つこと。それが、自身を深く知ることにつながり、本質的な成長への道である。幻に反応する(現象面に囚われる)のではなく、幻(現象面)を見つつも、その奥にある真実を見抜く力をつけることである。と、現在私は考えている。
2009.10.19
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『自分に正直に生きる』とはどういう生き方なんでしょうか?・好きなことをして生きる?・思ったことを口にする?・好き嫌いをハッキリ言う?などなど・・・・人によっていろいろな答えが返ってきそうですね。このお話をするのに上記の反対の側面からひも解いていきましょう。では、その反対で「自分に嘘をついて生きる」とはどのような生き方でしょうか?いったい誰(何)に嘘をつくのですか?誰と問われれば 「自分」と答えることができますね。では、「自分の何?」に嘘をつくのですか?・・・・・・・・・それは 「心(感情)」です。例え話で説明しましょう。あるカップルの彼女が黙って彼の携帯電話のメールをチェックしました。そのことが彼にばれてしまい彼は彼女に「何のつもりだ!」と問いただしました。すると彼女は 「なんか最近のあなた怪しいと思ったから」さて・・・・・・・この彼女の言った「なんか怪しいと思った」というのは彼女自身正直な言葉だと思いますか?私は「嘘をついていると思います」それは、彼女のとった行動「彼の携帯メールをチェックした」そうさせた「犯人」は何だと思いますか?これが、即答できた方はそうとうご自身に正直に生きている度が高い方ですね!答えは・・・・ 「彼女の心にある不安感」です。心に「不安」が生まれると無意識に「不安」を考えてしまう方がよくいます「不安」は考えると「不安」を生みますそしてそれを繰り返していると「不安」が「恐れ(恐怖)」に変化し、そうなると達が悪いのが「恐れ」が「ネガティブな妄想」を生み出します。彼女の例で言えば、大好きな彼は変わらず私を好きかしら?でも、最近「好き」とか言ってくれないな・・・もしかして、他に好きな人でもできちゃったのかな・・・などなど・・・・・・この妄想は加速し始めると猛スピードでしかもエンドレスで頭の中を流れ続けます。非常に達が悪い!私もしょっちゅう悩まされていました。話を戻しましょうでは、彼女は正直に伝えるならば何をどのように伝えればよかったのでしょうか・・・答えは至ってシンプル。上記に書いたありのままの「心」を伝えればいいだけです。つまり「ねえねえ。私のこと今でも好きなのかどうか不安に思っているの」です。えぇ・・・・そんなこと怖くて聞けない・・・なんて声やもし、好きな人が出来たなんて言われたらどうするの?などといったネガティブな声が聞こえてきそうですが!よく考えてみてください。上記↑に書いたネガティブな声は現段階では事実ではないですよね。つまり、それも自身の中に生まれているネガティブな妄想ということです。現段階での事実はたったひとつ「彼が自分のことを好きなのか不安」という自身の心に生まれた感情ですよね。この事実を自身でどう受け止めるかが問われている問題です。どうしますか?その感情を受け止め自身の中で解決しますか?それとも彼に確認しますか?ここから先の彼とのコミュニケーション方法については今回のテーマではないので深くは書きません今回のお話でお伝えしたいのは「自分の感情に正直に生きる」って意識して行わないと難しいということです。無意識だと自分の不安を伝えるはずが、まるで彼を罪人扱いしてしまうことになります。「自分の感情に正直に生きない」とは時に相手の心を深く傷つけ、関係を良好にするどころか壊してしまうことにつながってしまう可能性があります。自身の「心」に正直に生きるこれを期に意識してみてはいかがでしょうか。
2009.10.15
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今日は2本のコーチングセッションを実施しました。午前中、1本目のセッションでクライアントの強い怒りを受け取りましたが、なんなく吸収し、解放(手放した)できていたと思っていました。夜、2本目のセッションを開始して1時間くらいしたところで気づきました。なんと、1本目で解放していたと思い込んでいた「怒り」が自身の心で騒ぎ立てていました。2本目のセッションを開始して1時間を過ぎたあたりで、クライアントが電話のため、数分席を外しました。これは、チャンスと思い、自身その場で、目をつぶり、深い呼吸に意識を集中させ簡易的ではありますが本来の自分を取り戻すべく方法をとりました。クライアントが戻りセッションを続けました。数分後、その「怒り」は再び騒ぎ始めていました。内心「しぶといやっちゃなぁ」と思っていました。今までも、このような経験は何度もありましたので焦ることはなかったのですが、久しぶりにキツイなぁと思いながらセッションを行っていました。心で騒いでいる「怒り」を横で宥めながら(相手をしながら)正面のクライアントのセッションに集中するのでエネルギーの消耗は通常の倍以上。何度も経験していても、セッションを終えるとヘトヘトです。ここで、午前中から引きずっていた「怒り」の正体を明らかにしましょう。実は、クライアントから受け取った「怒り」ではありません。クライアントの「怒り」が引き金になり私自身の心の中に解決出来ていない「怒り」や「傷」がフラッシュバック(再体験)している状態です。つまり、これは、自身の問題ということです。2年前までは、この状態に陥ると長い時間「心」が囚われ、凍りついてしまうように「心」が固まってしまうことが多々ありました。今は「風邪」みたいなもので久しぶりにきたか!といった具合に対応できるようになりました。このような「心」の起伏は昔はストレスでしたが、今は「心が正常に機能している証」だと思っています。人間の「心」はそもそも感受性が高くいろいろな外部の刺激に対して感情が生まれています。この感情のボリュームを絞ること「感情的にならないこと」が社会では「おとな」と言われています。しかし、絞りすぎてしまうと精神疾病につながってしまう恐れがあります。よく、ネガティブな感情には目をそむけ(感じないようにする)、ポジティブな感情だけをキャッチしたいとおっしゃる方がいます。そのお気持はとてもわかります。が、しかし心の中ではある特定の感情を絞ったり、または、特定の感情だけを強く感じつづけてしまうとバランスを崩してしまいます。人間はとても感情的に生きる動物です。外には出さなくても、心の中では無意識に沢山の感情が生まれています。そのいい例が「黙っていても、あの人機嫌悪そう」などと分かるじゃないですか「心」は雲のようだとも言われています。雲は、時間の経過とともに形を変え続けるように「心」も数秒後には変化しています。自身の「心」に生まれた感情はとても大切なものです。感情に優劣はありません。自身と健全な関係(コミュニケーション)を築く(保つ)ためにも感情との関わりは大切なカギとなります。「不安」「苛立ち」「怒り」「恐れ」などの感情に触れる(味わう)ことに恐れを持つ方がいらっしゃいますが、実は、そういった感情から目をそらし、無視し、鬱積させてしまうことの方が恐ろしいことです。「自身を大切にする」とは「自身の心に生まれた感情を無条件で受け止める(味わう)こと」そしてそれが、「自身に正直に生きること」につながります。「自身を偽る」ことは未来の自分に対して大きな「罪」となります。このことを理解し「心」を育んでいる人は心が豊かな人他者の気持ちを受け取る力が高い人と呼ばれます。自身の内面「心」に目を向けることを恐れることはありません。それは、自身の「心」を育み、豊かにすることにつながります。※ひとりでは難しいと感じる方は専門家のサポートを受けることをお勧めします。次回は「自分に正直に生きる」についてお話します。お楽しみに。
2009.10.13
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私たちは、コミュニケーションにおいて通常、日本語を使用しています。お互いに使う単語の意味が同じであれば問題はありません。しかし、それぞれに使う単語はそれぞれの国語辞典が存在し、用語の定義が異なっているとしたらどうでしょうか・・・果たしてどこまで相手に伝わるのでしょうか?良い例が「幸せ」という単語です。結婚前のラブラブの時、結婚して「幸せ」になろうね!うん!なろう!と二人で会話をすることがありますが、ここに大きな落とし穴が潜んでいます。「幸せ」の用語の定義が異なることを知らず「幸せ」は自分と同じに決まっていると大きな間違いをしたまま結婚に至ってしまうと後で衝突の原因となるケースが多々ありますある時の喧嘩で妻:なによ結婚して「幸せ」になろうって言ったじゃないの!夫:ああそうだよ!妻:なのにあなたは全く「幸せ」なことをしてくれないじゃない!夫:お前こそ!俺の望むことを全くしないじゃないか!・・・・・・・・・・・・と結婚前にしなければいけなかったこと・・・・それは、お互いの「幸せ」の意味をきちんと共有しなければいけなかったことそうなんですこの準備をきちんとしておかないと愛する人のためにしてあげたいことも分からないまま結婚することになってしまいますとは言うものの自分にとっても「幸せ」の定義って何?と問いてみればなかなか即答できる人も少ないのがほとんどです私は結婚を控えたカップルにお手伝いするカップルセミナーを実施しています二人で画用紙に絵を描きますテーマは「自分にとって幸せとは」ですテーマを言われた瞬間は「え~っ」といった思いが出ますが案外描けるものです描けたらお互いの絵を説明し合いますそうすると自分の「幸せ」と相手の「幸せ」が全く異なることに気づきますそこで次にお互いの「絵」に対して質問し合います大切な愛する相手に何をしてあげることが良いのか明確にするのですここで注意しなければいけないことはどちらの「幸せ」が正しいのかまた、そちらの「幸せ」に合わせるのかを明確にすることは避けなければいけませんこのワークの目的はお互いの「幸せ」が具体的にどう異なるのかを知るということです大切なことはお互い異なることに評価をしないことどちらが正しいという反応をしないことですこれが生じてしまうと互いに攻撃し合い受け入れることなまずできなくなってしまうからです「異なる」とは「間違い」ではありません単に「異なる」というだけですそれを認め、受け入れ合う作業が結婚前に出来ているか否かで結婚生活が異なりますそれぞれの発する日本語「単語」は自分とは意味が異なっていることを理解しましょうそうすれば、言葉に囚われずにその言葉の意味を互いが確認し合うコミュニケーション(関係)が構築できますその結果異なることに恐れることも不要となり衝突は激減することでしょう「言葉」の後ろにある意味(想い)をきちんと聴く癖をつけていきたいですね
2009.10.08
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4回にわたり「愛する力」とは「3つの心」を持つことが大切なカギ!それぞれの「心」「許す心」「信じる心」「生かす心」についてお話してきました。今回は「総集編」です。よく「自分を愛せなければ他者を愛せない」と言われますね。私もその通りだと思っています。対人関係において、他者に対して行っていることは、自身に対して行っていることと同じ場合が多いようです。つまり、上記の「3つの心」を自身に対して出来ている範囲で他者にも出来るということです。自分を「許す心」が不足していれば同じ分、他者を「許す心」が不足します「愛する力」は残念ながら放っておいて伸びる力ではありません。まずは、自身に対して「3つの心」をどれだけ持てているのだろう?と、意識を持って自身とコミュニケーションし続けることが必要です。そして、他者に対して「3つの心」をどれだけ持てているのだろう?と、意識を持って自身とコミュニケーションし続けることが必要です。この作業は、ゆっくりと、時間をかけ繰り返し繰り返し地道に行っていきます。まるで、土に種を植え毎日、毎日、観察して必要なものを与え育んでいく植物のようです。「愛する力」を育むポイントは2つ 1・自身の内面に意識を持ってコミュニケーションし続けること 2・ゆっくりと時間(人生)をかけること 忍耐力が必要です 3・「3つの心」について知識ではなく知恵として持つこと。 それは、学んだことを実際に自身や他者に意識を持って使い続けることです。知識として他者に伝えることは簡単です。しかし、知恵として使い続けることはとっても難しいことですね。今の時代、結果や成果が形として短時間で見えることが価値のあることであり、求められていることが多いですね。それも大切なことです。しかし、形や成果が見えにくく、しかも時間がかかることであってもそれが人生を豊かで幸せにすることにつながると私はそう感じています。私自身、上記の取り組みを始め5年が経ちました。5年を振り返ってみれば大きく変化した自身の姿を明確に感じることができます。■お薦めする書籍■※インターネット書店などの中古書籍で安価で購入できる場合があります●書籍名:愛について著者:ペーター・ラウシュター出版社:飛鳥新社値段:1700円●書籍名:ゆるすということ著者:ジェラルド・G・ジャンポルスキー出版社:サンマーク出版値段:1500円※上記の本は以下のような方にお薦めします。・自身や他者の存在を無条件でOKを出せない方(何かをしなければ、何か出来るようにならなければ、 何かにならなければ・・・など人間の存在に条件を付けてしまう方)・自己否定、他者否定が強い方・不安症の方・もっと自身や他者を愛したい方・「愛する」というものを理論的に学びたい方-----------------------------------------------------------------★エニアグラム(本質について)学習のお薦め書籍●書籍名:エニアグラム『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 』著者:鈴木 秀子出版社:PHP文庫値段: 680円●書籍名:エニアグラム―あなたを知る9つのタイプ 基礎編著者:ドン・リチャードリソ出版社:角川書店値段:1785円※エニアグラムの書籍は、さまざまな角度から書かれており、数多く存在しています。ご自身に合った書籍をお選びいただければいいと思います。
2009.10.06
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「愛する力」には「3つの心」●許す心●信じる心●生かす心が大切なカギ!とお話しました。今日は三つ目の「生かす心」について具体的にお話しましょう。●生かす心・・・・・とは私は、この「生かす心」について学び始めた時、とてもレベルの高い心と感じました。それは「許す心」「信じる心」上記の2つの心を持たなければ持つことは難しと感じたからです。自身を「生かす心」とは、自身に既に存在している本質的な能力を、自らの人生に「生かす」ということです。本質的な能力とは、経験から取得した技術や知識だけでなく、自己の本質(すでに存在しているが意識化できていない能力)を理解し生かすということです。他者を「生かす心」とは、他者の持つ技術や知識だけでなく、他者の本質(すでに存在しているが意識化できていない能力)を理解し生かすということです。「本質」が不明確な場合は、どこかで学ぶ必要があるでしょう。私は「エニアグラム」という心理学のコミュニケーションツールで学びました。他にも「人間の本質」について学べるツールは多く存在していますので、自身に合ったツールで学習することをお勧めします。まずは、自身の本質を理解し人生に生かすことから始めると良いでしょう。本質を学習し、理解し自身で生かすことで他者を「生かす」とはどのようにすることなのかが分かってくると思います。他者を生かす場合には、どうしても乗り越えなければいけない壁が存在します。それは、他者の本質は往々にして自身とは異なる価値観(大切にしていること・信じていること)がほとんどです。つまり自身では「ありえない」「非常識」と感じる部分を生かすことです。これは、なかなか大変な作業です。自身の価値観(ものさし)だけでは計り知れない価値観が数多く存在しているからです。ですので本質の学習(理解)自体が愛する力を育むことに大変に役立ちます。「生かす」という意味にはもうひとつ大切な意味があります。それは、自分や他者の存在そのもそを認めるという意味です。無評価・無条件です。何もしなくても自分の存在が認められるということはとっても嬉しいメッセージですね。人間の存在自体だれしもが存在するだけで価値があるということです。自身の潜在意識の中には、計り知れない能力が沢山眠っています。未知なる可能性がそこにはあります。外にはありませんよ。自分の中に眠っています。人間の可能性は無限大です。自身の眠っている能力を呼び起こし人生に生かしましょう!次回は「総集編」です。お楽しみに。
2009.09.30
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「愛する力」には「3つの心」●許す心●信じる心●生かす心が大切なカギ!とお話しました。今日は二つ目の「信じる心」について具体的にお話しましょう。●信じる心・・・・・とは「許す心」が持てると「信じる心」が生まれます。愛するものに対する条件がなければこそ、自分や他者を信じることにつながります。これができると愛するべきものと良質な関係が構築できます。心から自分や他者の可能性を信じたり、相手の気持ち(想い)を信じることがきます。「信じる心」に根拠はいりません。疑う気持ちは自分の問題です。疑うというのは自分の中に生まれる相手に対する気持ち(想い)です。疑う気持ちで相手に接すれば相手も瞬時にその気持ちを察することでしょう。その場合、関係に苦痛と軋轢が生まれてしまいます。もし、相手がおや(信じることができない)?と思う態度・行動をした場合、事実確認を行い、その結果によって自分の気持ちや行動を決めることで良いのです。「信じる心」を阻害するものには自分の中にあるネガティブな感情があります。「不安」「恐れ」「怒り」「苛立ち」「妬み」「恨み」「過剰な慾」このような感情が自分の心にある場合、事実に反して、偏った捉え方、受け取り方、感じ方をしてしまうことが多々あります。しかもその場合、無意識です。自身や他者を信じられない状況になった時、心の奥に上記の感情がないか探してみましょう。もし、見つけたら否定や拒絶をせず、ゆっくりと味わい、受け入れます。無視をしても解決にはつながりません。それは、心に負の感情を鬱積させてしまいます。この鬱積は、他者との関係の前に自身との関係に苦痛と軋轢が生じてしまいます。つまり、自身と関係が悪くなるということです。負の感情であったとしても、自身の心に生まれた大切な感情です。上手に手放すことが必要です。この二つの心が持てると三つめの「生かす心」につながります。次回お話しましょう。
2009.09.28
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前回のブログでは、「愛する力」には「3つの心」●許す心●信じる心●生かす心が大切なカギ!とお話しましたね。今日は一つ目の「許す心」について具体的にお話しましょう。●許す心とは・・・「愛する」とは無条件です。それは、相手やすべての物に対し無条件・無評価で受け入れるということです。この無条件・無評価とは、相手が行った態度・行動に対して自分の価値観や好みといった基準を全く使用しないことつまり、相手の態度・行動について正しいのか?正しくないのか?と自身のものさしで測らない(評価を行わない)ことです。他者が自分の好ましくないことや価値観の異なることを行ったをしても相手を評価や否定をせずに無条件(抵抗せず)で受け入れるということです。「許す心」とは大変な「心」ですね。これは自分に対しても同じです。今現在、自分をどこまで許せているでしょうか・・・例えば・・・「自分に対して何かしたら」とか「何ができたら」とか「何かになれたら」とか・・・自分に条件をつけその条件を満たさなければ自身の存在を認めないという方は多いように思います。これは「許す心」を持てていないということです。許すとは「甘やかす」とは異なります。人間それぞれ、強みと弱みが存在します。その弱みも含めて今ここに自身は存在しています。自身の内面を見つめ正しく見ることありのままに見ることそして不足している力があっても認めたくないことがあってもまずはそれを自身が認め受け入れることこれが許すということになります。この「許す心」を持てなければ次の心「信じる心」に進むことができないほどとても重要な「心」です。次回は「信じる心」についてお話します。
2009.09.21
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「愛する」ってなに?人生において大変深く、永遠のテーマですね。人間は、「人から愛されたい」「愛して欲しい」という欲求を強く抱いています。大切な人からどれだけ愛されているか?大切な人は、どれだけ自分のことを愛してくれているか?いつでも自分が満足いくレベルを感じていたいものですね。そうすることで自分の中の不安感や恐れが消え安心することができます。そして自身の存在にOK(ここに存在していて良い)を出せます。「愛する」の前に「愛されている」ことが大切であり重要なことです。人間は、「愛されたい」という欲求は何もしなくてもすくすく成長します。がしかし・・・「愛する」という力は特別に、意識的に、トレーニングを行わないと育だたないようです。下記のようなお話をよく聞きます。ペットの猫ちゃんは無条件で愛する事が出来る。しかし、旦那さんは無条件では愛せない。つまり、自分が満足のいく愛を送ってくれなければあなたを愛せない。あなたが愛してくれた同等のレベルでしか愛さない。など・・・これはどういう意味でしょうか?猫ちゃんは無条件旦那さんは条件つきいったい「愛する」ってなんでしょう・・・・私も偉そうなことは言えないんですけどね。30数年間「愛する」ことを全く理解していませんでしたし「愛する」力が乏しい人間でした。私は、30代に入って人間関係で大変な衝突、軋轢、苦痛といった状況に置かれ苦しい人生を送っていました。どうしてこんなに自分のことを分かってくれないのだろうか?なぜ、自分を受け入れてくれないのだろうか?と・・・・・・・・そんな思いが常に心の中にありそれがやがて怒り、憎しみ、嫉妬、妬み、恨みといった感情に結びつき、生きることに絶望すら覚える時期でした。多くの人の心を傷つけそして自身の心もずたずたに傷つけていました。(その時はそんなこと全く理解していませんでした)このとても苦しい、辛い時を過ごしていながら30代半ばにしてに「愛について」学ぶセミナーと出会いました。私は、それまで「愛」といったものを具体的に勉強したことは一切ありません。正直言ってかなりの抵抗感を持ちながら恐る恐る参加したのがあの時の気持ちです。なんか、「宗教っぽいな」とか「そんなものは勉強することではなく経験から身につけるものだろう!」などといった得体のしれないものへの不安感と恐れが強い抵抗・拒絶感につながっていました。そのセミナーは1日(8時間)の内容でした。結果から言えば、私は1日を終えこのセミナーに出会えて心が軽くなった助けてもらったと感謝の気持ちでいっぱいになりました。本当に参加して良かった!セミナーの宣伝をするのが目的で書いていませんので内容の詳細は割愛します。話をもとに戻しましょう。1日通して学んだことは至ってシンプル。「愛する」とは「3つの心」であるということでした。それは●許す心●信じる心●生かす心この「3つの心」を養うことが出来れば「愛する力」を育むことができます。それは、本当でした。私自身が自ら取り組み、自他認める成果を感じています。では、この「3つの心」が具体的にどのように「愛する」ことに必要なのかを次回のブログからお話していきます。続く・・・
2009.09.16
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先日、友人のプロコーチからメルマガに掲載するコラムを書いて欲しいという依頼がありました。実は、私は文章を書くのが大変苦手で、自身の中には「自分は文章能力がない」という強い自己否定の声があります。小学校時代のトラウマです。そんなネガティブな声もある中、勇気を持って月2回お受けすることにしました。先日、初のコラム原稿を友人に送り文章を校正してもらいました。数日後返答が来て修正箇所はごく一部のみでほとんどは私が書いたままの文章で掲載するとの返事がきました。友人からの返事にはとても嬉しい内容が書かれていました。下記は実際にいただいた内容です『コラムを拝見させていただきました。まず、素敵なお話をありがとうございます。曽根原さんの暖かい人柄がにじむようなお話ですね。きっと子育中のママが読むとそうそう、そうなのよ、怒ってしまうのよねーと今度は「怒らず叱る方法」を教えてほしいというリクエストがきそうです。文章が苦手とおっしゃっていましたがまったく感じませんよね。』でした。素晴らしい褒め方です。素晴らしい褒め方には、形がありますので褒めるのが苦手な方は参考にしてみてください。きっと相手の方は大変嬉しく思うでしょう。その形とは・・・1・相手が行った事実を伝える2・相手が行った事実によって周りに与えた(与えそうな)良い影響を伝える3・相手の行った事実によって、感じたことや想いを伝える4・相手の行った事実を褒める※順番は入れ替わってもOKです。です。相手の行った事実を見て「素晴らしい」「よかった!」というのでも相手は嬉しく思いますが上記の伝え方ですと相手は、「なんて自分のことを深く理解、受け入れてくれている人なんだろう!」と感じ、それにより、信頼関係を深めたり、モチベーションを上げることにもつながります。実際、私は「はたして次回もコラムを書くことができるだろうか・・・」と不安に思っていましたが、すっかりモチベーションが上がり「よし次回も書くぞ!」と少し書くことに楽しみを感じるようになりました。この褒め方の効果は、相手がしり込みしていることに対して背中を押してあげることにつながったり相手の行動を継続して欲しい時などには絶大な効果をもたらします。部下育成、子育て、恋人同士、夫婦間、あらゆる対人関係を良質なものにする「コミュニケーションスキル」です。スキルは簡単ですから覚えて、意識して使い続けることで誰にでも習得できると思います。私の大切な友人は、あまみ悠さん。プロコーチのコーチが出来る素晴らしいコーチです。温かく優しい気持ちで書かれている友人の★メールマガジン『人生を変える☆しあわせ成功講座』★ブログ『優しい気持ち』ご興味のある方はご購読ください。お勧めです!
2009.09.08
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よく「前向きに」とか「ポジティブ」に考えましょうと耳にしますそのようなメルマガや書籍も多く存在していますね今日は「ネガティブな考え方・とらえ方」「否定的な反応」を無意識に、心に悪癖を持っている方についてお話しますメルマガや書籍を読んで「前向き」や「ポジティブ」な考え方になれる方はそのまま継続くださいメルマガや書籍を読んでも一瞬「前向き」「ポジティブ」になれてもすぐに不安・恐れからネガティブにもどってしまう方は是非、読んでくださいどのようにしたら「前向き」「ポジティブ」になれるのでしょうか?不安や恐れを頻繁に感じてしまう(無意識)方はメルマガや書籍を読んだだけで変化を継続させることは難しいようですそれには理由があります不安や恐れを頻繁に感じる方はそれが強みにつながっており生きる戦略として持っている方々がいらっしゃるからですこの場合それを根本的に変革させることは自身の存在自体に危機を及ぼすことになるため自己の中から激しい抵抗を感じると思いますそしてすぐに戻る(やめてしまう)と思いますこれを改善するためにはどのようにすればよいのか?それは自分自身の本質を深く理解する必要があります自分はなぜ無意識(通常ほとんどの時間)に不安感があるのか?そして自分にとってその「不安」はどのような意味を持っているのか?また、どう自分らしさにつながっているのか?つまり、それがなければならない理由を理解するということですこの作業は書籍やセミナー、専門家のアプローチによって理解していくことが可能です早い方であれば1日(数時間)で受け止めることができるでしょう理解が終われば次は自己を「前向き」「プジティブ」な反応や考え方、受け取り方ができるように自己変革を起こす取り組みへ移っていきますこの取り組みは地道で忍耐力が必要です一人きりでは途中でリタイヤしてしまう方も多いでしょうその際はこの手の専門家のアプローチをお勧めします具体的な取り組み方は例えば、毎日日記をつけます寝る前に「今日良かったこと」5つ書き綴っていきますまず3か月を目標にしますここに課題がある方にとってはこの取り組みは苦痛に感じられるかもしれませんだからこそ本質的な成長への「真の課題」となります成長には痛みが伴います幼少時代に1年間で数十センチ背が伸びると関節に痛みが出る場合がありますね急速に身体が発達するためですこのワークが簡単に楽にできてしまう方は必要ありません苦痛は反発に変わり自分自身に否定的な声を浴びせる時もあります・こんなことして何の意味がある・もっと他のことの方が大切であり必要なことだ・バカバカしい・できなくたって何の問題もない・やめちまえ~など・・・なんとかして辞めさせようとする声ですこのような反発は非常に手口が巧妙でしつこく出てきます専門家のサポートをお勧めするのはこのような声を聴いてもらえる人が必要なためです自分一人では冷静にその声を聴きコミュニケーションすることは難しいからですこのような声はネガティブな感情を生み出し鬱積させてしまう恐れがありますそれがリタイヤに直結してしまうことも多いので自身の中から言葉を使ってアウトプットさせることで心を軽くし、また自身の内面でどのような事が起きているのかに気づき理解することができますこれは自己変革を加速させることにつながります不安を常に感じる方はその不安感を消したいと思う方が多いと思いますが、しかし残念ながら消えませんそれは前回のブログでもお話しましたがあなたの「強み」につながっているからですしかし、不安を軽減させもっともっと「前向き」に「ポジティブ」に人生を生きていきたい!とお考えになることは素晴らしいことですしそれは可能なことです手に入れる方法もあります今までは「不安」に自分は飼われていたのを自分自身が飼い主となり「不安」を飼うようになればいいんです「不安」が出てきたら無意識の内に囚われる(引き込まれる)のではなくいち早く「不安」が出たことに気づきどうしたんだいかまって欲しいのかい?それとも餌の時間かい?といった具体に「不安」との関係を変えることができますこれが自己変革「本質的な自己成長」ですこの新たな自身(不安)との関係を構築すればいままでにはない人生の歩み方「生き方」ができるようになりますもう「不安」と闘ったり「不安」を無視したり「自分は弱い」「だめな奴」などといった『自己否定』につなげることを手放しましょうこの課題を持つ人は、気合いや根性や自己否定は成長につながりませんこの成長を遂げた方々は・人生が楽に楽しくなった・自分を信じることができるようになった(自信が持てる)・パニックにならなくなった・心が穏やかになった・落ち着いて他者の話を聴けるようになった・突発的な変化が怖くなくなった・前向き、プジティブな考え方、生き方ができるようになったなどの声を頂戴しておりますビジネスパーソン、主婦、経営者層からトップアスリートまでさまざまな方々がこの課題に取り組み新たな自分を手に入れていますしかし、それでも「不安」は消えません変わらず、しょっちゅう出てくるそうですこの課題を持っている方はご自身で分かると思います焦る必要はありません覚悟などもいりませんまずは、「日記」から始めてみてはいかがでしょうか
2009.08.03
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今回は私自身の話をします私は「不安症」です物事をネガティブに受け取り考えます悪い方悪い方へ結びつけてしまう心に悪癖を持っています考えることの多くは「不安」なことです一日の中で7割以上考えている日もありました自分で計測してみました不安を考えると不安が生まれそれを繰り返しますそうすると不安が「恐怖」に変化しますここまで来ると頭の中に「ネガティブな妄想映画」が流れ始め止まることをしりません妄想ですのでありもしない事実無根の事柄をずっと考え本当にそれが起きると思い込んでしまいます私は高校まで水泳選手をしていましたが試合になるとほとんど練習の成果を出すことができず予選落ちしてしまうことが多々ありましたそういった時は、必ずと言っていいほどレースの前に「タイムが出なかったらどうしよう・・・」と自分とネガティブなコミュニケーションをしていました私は、人生においてすべての面でこのネガティブ思考で生きてきました20代後半~30代前半の時に不思議だと思っていたことがありましたそれは、周りの人たちを見ていると不安も見せずに前向きに生きている人たちでしたそれは、全ての人が自分と同じこと(強い不安感)が起きているにも関わらずなんであんなに明るく前向きに生きていくことができるのだろうと思っていました当時の私は人間の本質について何も知らなかったので当然ですがそれを、思考で理解しようとすれば「自分は弱く、ダメな人間」なんだという声が頭を占拠してしまいます強い自己否定ですそんな苦しく後ろ向きな生き方をしてきて疲れ果てていた30代半ばに「人間の本質」について学ぶ機会がありましたそこでビックリしたことは自分のように不安症でない人たちがいるという衝撃的なものでしたすっきり納得できたんです何が?それは、自分と異なる人たちがいるんだよねだから、あのように明るく前向きに生きることができるんだよね!と・・・これは自分にとって安心し、楽になりました自分のように不安症であって、前向きな生き方ができなくてもそれは、自分が弱いとかダメな人間とかのレベルではないことそして次にもっと大きな衝撃がありましたそれは「不安」は最大の武器であり強みであると!?これは全く意味が分かりませんでした深く学ぶにつれ「不安」を感じる力があるからこそ「リスクヘッジ」に長けている「石橋をたたき慎重に慎重に歩んでいく」本質であることを学びました最初は「不安」が強み?と大きなクエスチョン?でしたがそのように考えてみたことすらなかったので意識を変えてみようと思い始めましたその変化を大切にし少しづつ少しづつゆっくりと歩み続けてみれば数年前とはウソのように今では自分の持っている力や強みを理解し、意識して活用することで人生そのものが、生き方そのものが変化していました「不安」は今も変わらず常にそばにいますしかし、その「不安」に囚われ思考を占拠されている時間が減りましたこれは自分でも実感しています「不安」を考える時間が減った分比例して「前向き・ポジティブ」な受け取り方、考え方をしている時間が増えた事実を見た時これからの自分の人生が楽しみでありワクワクする気持ちが生まれました私はずっと「不安」を気合いとか根性といった感情で自分の中から消そうと努力してきました言い換えると感情を無視してきたんですそれを30年も行ってきましたから、ネガティブな感情が鬱積しもう貯めこめるエリアがなくなってしまったんだと思いますその鬱積させた感情が「苦痛」を齎す原因でした「不安」を消そうをいうこと事態が蟻地獄でしたしかし、この「人間の本質」を学ぶ過程で「不安」は消せないそれは「強み」につながるものである「不安」を消そうとし闘うのではなく「不安」を認め、許す(反応・抵抗せず受け入れる)ことが本質的な成長だということを初めて知りました自己を深く理解することの大切さこれは、人生をよりハッピーに生きるには必須なことと感じていますこれは私の話です皆さんにはそれぞれの本質があり、どのように人生に活かすのかは自身を深く理解することから始めるだけで変化が現れますどのようなツールを使っても良いと思います人生に遅いなんていう時期はありませんやってみようと思った時がそれぞれ最善の時です
2009.07.22
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自分探し、自己啓発といった言葉に興味をお持ちの方が多いですね書籍やセミナー、旅行まであらゆる分野で商品が多く存在しています今日は「自分探し」って何処に探しに行くのでしょうか?というお話しです私がお手伝いするクライアントの方にも「自分探し」を目的に行っている方が多くいらっしゃいますここでみなさんにお聞きしたいことがあります「自分探し」探している自分はどこにいると思いますか?探している自分の場所が把握できていなければなかなか見つけることができません私は「新たな自分に会えるパワースポットハワイツアー」に過去参加した方と出会う機会がありましたその方とはその後セッションを実施することになったんですが下記はそのクライアントと実際に行ったセッションの一部ですコーチ:「パワースポットに行って新たな自分と出会えましたか?」クライアント:「すごく気持ちは安らいだ気がしました」コーチ:「そうでしたか。よかったですね。それで新たな自分に出会えましたか?」クライアント:「・・・沈黙・・・」 「新たな自分と出会えたかと問われればNOですね」コーチ:「あなたは新たな自分と出会いたいんですね」クライアント:「はい」コーチ:「あなたの出会いたい新たな自分はどこに行けば会えるのでしょうか?」クライアント:「・・・・・・・・・・・・分かりません。教えてください」コーチ:「なるほど。どこにいるのか分からないんですね」クライアント:「はい」コーチ:「どこにいるんでしょうかね?ハワイにはいなかったんですね?」クライアント:「はい」コーチ:「あなたにとって新たな自分とはどのような自分なんでしょうか?」クライアント:「・・・・・・・・そうですね・・・・沈黙・・・・・」コーチ:「・・・沈黙・・・・・・」クライアント:「・・・今の自分ではなく、別の場所!?にいる自分・・・」コーチ:「ほぉなるほど。別の場所にいるんですね。それはどこだと思いますか?」クライアント:「・・・・・・・・沈黙・・・・・・」コーチ:「・・・・・・沈黙・・・・・・」クライアント:「どこにいるんでしょうか?知っていたら教えてください」コーチ:「もう少し頑張りましょう!何があれば新たな自分に出会えそうですか?」 例えば、時間なのか、環境なのか、何か道具が必要なのか・・・」クライアント:「・・・そうですね・・・時間ですかね」コーチ:「時間が必要ですね。その時間はどのような時間ですかね」クライアント:「どのような時間?!・・・んん・・・ゆっくりとした時間、静かな時間」コーチ:「なるほど。時間以外には何か必要ですか?」クライアント:「その場所を教えてくれる人、または一緒に探してくれる人」コーチ:「そうですね。それは大切なことですね。その他にはありますか?」クライアント:「自然の中とか思っていたんですけど・・・・ハワイでは出会えませんでしたので・・・・沈黙・・・」コーチ:「そうですね。出会えなかったんですよね」クライアント:「ええ。だから自然は関係ないのかなぁ・・・・いや場所は関係ないんでしょうかぁ・・・・・?」コーチ:「おお!だんだんと近づいてきた気がしますね。場所は関係ないとすれば新たな自分はどこにいると思いますか?」クライアント:「・・・・・・沈黙・・・・・」コーチ:「・・・・・沈黙・・・・・」クライアント:「んん・・・・場所は関係ない・・・・・・外ではないってことですか?」コーチ:「ほお!だとしたらどこにいそうですか?」クライアント:「・・・・・自分の中ですかぁ?」コーチ:「はい?(再度聴き直す)」クライアント:「自分の中に新たな自分がいる!」コーチ:「なるほど!いそうですか?」クライアント「はい。なんとなくですが」コーチ:「自分の中に新たな自分がいるのでは?と考えたのは今回初めてですか?」クライアント:「いろいろな書籍ではそう書いてありましたが・・・自分でそう考えたのは今が初めてですね」コーチ:「そうですか!私は素晴らしい気づきだと思いますよ!」クライアント:「そうですか?まだ半信半疑ですが・・・」コーチ:「そうですよね。自分の中に探しにいったことはありますか?」クライアント:「ありません」コーチ:「そうですか!では確かめに行ってみる価値はありそうですか?」クライアント:「そうですね。今まで、パワースポットだとか、書籍やセミナーにでても出会うことができていないのでまだ探した事にない自分の中にもしかしたらいるのかもしれないと今思い始めました」コーチ:「素晴らしい旅になりそうですね!」クライアント:「そんな気がしてきました。なんだかとても楽しみです。実は今までは自己の中に入ることに不安を感じていたんですが大丈夫でしょうか?」コーチ:「はい。大丈夫ですよ。私も一緒に新たな自己探しへの旅をお伴いたします。ペースはあなたのペースでいきますし、ゆっくりゆっくり焦らずに進んでいきましょう。いかがでしょうか?」クライアント:「そうですね。コーチが一緒でそう言ってもらえるのであれば。」コーチ:「では、次回から始めましょうか!」クライアント:「はい」このセッションでクライアントは大きな気づきがありましたそれは、新たな自分が外つまり、パワースポットや書籍の中、セミナーの中にあると思いこんでいましたが、そうではなく「自分の中にあるのではないか」という深い気づきですクライアントにとってこの意識改革は大変大きなものでしたクライアントは今まで数々の外の場所に自分を探し続けてきましたしかし、出会えなかったと自身で気づいていますそれは、場所の良し悪しではなく、探している場所そのものが間違っていたからです「新たな自分とは」自分ですから自分の中以外にいません未だ出会っていない自分つまりまだ眠っている自分ですそれを自らの内面へ探し、出会いに行けば良いのですしかし、それが分かっていてもなかなか一歩踏み出すことができない方も多いですねそれもよくあることですそれは、自分の内面に入ることに不安と恐れを持っているからですその不安と恐れから逃れるために外の何かに依存してしまうのです新たな自分は「自分の中」このことが理解できていれば書籍や、セミナー、またはパワースポットで新たな自分に出会える可能性は十分ありますし特別な場所にいかずしても自分の内面にはいつでもどこでも入ることができます大切なのは意識です自己の内面は形のないものです気づきや感じることが大切です人間はどうしても形あるものに頼り信頼したがる傾向があります最初は不安や恐れがつきまとい苦痛の作業もありますが、ある一時を超えると新たな自分と出会えてきます早い方であれば1か月、遅い方でも半年~1年苦痛を味わった分のご褒美ですねこれを繰り返し本当の自分を探すことにつながります本当の自分を見つける本来の自分に戻る本質的な成長はすべて私は同じ意味でクライアントにセッションの中でゆっくり何度となく繰り返しお話ししています新たな自分と出会うと人生そのものが変わりますこれは事実です私自身も経験していますし数々のクライアントも経験しています私のセッションは、スピリチュアル(霊的)なアプローチはありません(できません)ただ、クライアントの中にある事実を掘り出し深く深く入り新たな自分に出会うお手伝いをしています
2009.07.21
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前回のブログでは「共感」についてお話ししました今日は「傾聴」についてお話します「傾聴」とは・・・耳を傾けて聴くこと、熱心に聴くことと辞書にはあります人の話はよく聴きましょうと言われます話を「きく」によく使われる漢字は「聞く」ですこれは門構えに耳がついている字ですこの意味は門(扉)に耳をつけて中から自分の必要な情報をキャッチするといった意味を持つ聞き方です正しく「新聞」がそのものですね「訊く」という字もありますこれは問いただすといった意味合いを持つ字です例えば尋問ですねよく刑事ドラマで見る「お前がやったんだろ!はけ!」といった風に非常に圧力をかける聞き方ですさて、「傾聴」に使われているのは「聴く」ですこれは耳だけではなく心で聴くと言われますでは、心で聴くとはどういう意味なのでしょうかコーチ・カウンセラーは共感する、共観する、イメージする、沈黙するといった聴き方をします「積極的傾聴」です「共感」は前ブログでお話しした通り相手の言葉を反復してあげることです「共観」は相手の話を聴きながら同じ「絵」を見ることです「沈黙」は通常話が止まってしまうことに恐れを持つ方が多いですが沈黙している時は相手が自分とコミュニケーション(考え中)している大切な時間ですから、邪魔せずじっくりと待ってあげます私は、自分の思いや考えを横に置いて相手の話しを聴き入れます自分の心を相手のためにあけ渡します男女の話の聴き方の傾向には少し違いがあるようです男性は「聞く」の傾向で、女性は「聴く」の傾向があると言われていますこれがきっかけで男女の衝突が生まれます例えばご夫婦の会話で妻:ねえねえ、今度の休み、近くに出来たイタリアンレストランに行こうよ!夫:うん(そっけなくテレビを見ながら答える)妻:そのレストランって小さいんだけど本場のイタリアで修業してきた 有名なシェフが作ったんだって!夫:ふ~ん(そっけなくテレビを見ながら答える)妻:私イタリア料理に興味あるしもっと作れるようになりたいの! だから今度の休みの行こうよ!夫:いいよ(そっけなくテレビを見ながら答える) ・・・っと次の瞬間、妻が突然怒り始める妻:なんであなたってそうやっていつも私の話を聴かないの?夫:聞いてるよ!妻:全然聴いてない!夫:聞いてるって! 「イタリア料理の店が出来て、そこのシェフは本場で修業を積んだ 有名なシェフで、お前はイタリア料理に興味があってもっと作れる ようになりたいんだろ!」聞いているじゃないか!・・・・・という衝突を起こしがちですさてこれはどういうことなんでしょうか男性は話を聞いていると言っていますしかし、それを妻は話を聴いていないといっていますこれは大変な問題ですお互いに言っていることは正しいからですこの衝突の背景に性差による話の聴き方(聞き方)の違いによるものです男性は「聞く」。つまり妻の話しを新聞のように言葉(情報)として捉え感情は受け取らない聞き方が特徴です。しかし、それに対し女性は「聴く」。この聴き方は、言葉だけでなく感情・心(想い)の伝達という意味を持っています。ですので妻はテレビを見ながら私の喜びや、ワクワク感といった感情(想い)を一切受け取らない夫に対し、話を聴いていないと評価したのですでは上記の場面で妻に合格点をもらう模範解答はというと↓妻:ねえねえ、今度の休み近くに出来たイタリアンレストランに行こうよ!夫:ほお出来たんだ!いいね~(妻に顔を向け明るい表情で返す)妻:そのレストランって小さいんだけど本場のイタリアで修業してきた 有名なシェフが作ったんだって!夫:へぇ。それは期待できそうだね!(妻に顔を向け明るい表情で返す)妻:私イタリア料理に興味あるしもっと作れるようになりたいの! だから今度の休みの行こうよ!夫:オッケー!楽しみだね!(妻に顔を向け明るい表情で返す)どうでしょうか?女性の方、合格点をいただけるでしょうか?男性の方は渋い顔をされているかもしれませんねそうなんです男性はもともと「共感力」は女性に比べ低いんですですから、「共感」しながら話を聴くつまり「傾聴」は大変なんですよね私もコーチの仕事始めた当初この「共感」には大変に苦労しました私は共感力がとても低かったので・・・それでも、トレーニングで伸びるものです男女の話しの聴き方(聞き方)の違いを理解し受け入れてくださいどちらが正しい正しくないの話しではありませんお互いに話しの聴き方(聞き方)が異なるということを認め受け入れることで否定し合うのではなくお互いの聴き方(聞き方)を認めながらお互いが歩み寄ることは良質なコミュニケーションにつながります「傾聴」についてお話してきました話し手にとって「傾聴」されること話しを聴いてもらえるというのはとても嬉しいことですそれは「傾聴」するとは話を聴くのではなく相手の感情を受け取るという意味だからです相手の感情を受け取るというのは本当に大変なことですが、意識を持つことは大切なことです良質なコミュニケーション(関係)の構築をする時にはお役立てください
2009.07.16
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よく「共感」という言葉を耳にします例えば「あの映画はとても共感した」など・・・今日はプロコーチやカウンセラーが使う「共感」の意味についてお話ししましょうまずは、「共感」と「同感」について例題をあげながらお話しします「共感」と「同感」の違いを理解し意識して活用すればコミュニケーション力の向上につながりますここで問題です下記のどちらが共感でしょう?1・Bさん「Aさんビールはお好きですか?」 Aさん「はい。好きです」 Bさん「Aさんはビールがお好きなんですね」2・Bさん「Aさんビールはお好きですか?」 Aさん「はい。好きです」 Bさん「私もビール大好きなんですよ!」いかがでしょか?両方とも質問とAさんの答え方は同じですAさんの答えに対するSさんの受け答えが異なっています1は「Aさんビールがお好きなんですね」2は「私もビール大好きなんです」さて「共感」はどちらでしょうか?答えは一番下に明記してあります答え合わせをどうぞさて上記2つの受け答え方について解説しましょう1の「Aさんビールがお好きなんですね」はAさんの好みや価値観をそのまま反復していますこの受け答え方は質問者自身の好みや価値観、意見などはまったく関係なく受け答えします自分のことは横に置き、Aさんがそう感じたのであればそうなんですねと無条件・無評価で受け入れますこの方法を取ることでAさんは自分の価値観が相手に認められた(受け入れられた)と感じますつまり承認(無評価・無条件で存在を認めること)されたと感じますこれが正解の『共感』です2の「私もビール大好きなんですよ!」はAさんの答えに対し、質問者の好みや価値観を伝える受け答えですこれは、Aさんの答えを自分の価値観と比べ(評価し)結果を伝えています上記の例題の場合、Aさんと価値観が一致していますので同じ価値観を持っていることが分かり話ははずむかもしれませんがしかし、もし質問者がビールが嫌いだったらどうなりますか?これは価値観の衝突になりますので、どちらの価値観が正しいのか対決してしまう可能性を秘めていますねこれは『同感』なんです大切なことはどちらがコミュニケーションの上で良いのか悪いのを問題にしているのではありませんお伝えしたいのは目的に応じて使い分けることが良質なコミュニケーションにつながるということですそれでは2つの受け答え方の目的について解説してみましょう1の「共感」とは、質問者自身のことは話しません「Aさんビールがお好きなんですね」の後は・・・例えば「好きな銘柄はあるんですか?」などの質問を行い目的はAさん自身のことを詳しく話させることです共感され自分の価値観が無条件で認められると無意識のうちに嬉しくなりもっともっと自分のことについて話したくなります共感を活用する有効な時は、例えば・相手と信頼関係を早く構築したい時・相手の心を開かせたい時・相談にのってあげる時・気づかせたい時などに有効ですよくこんな話を聞いたり、みなさんも経験があると思うのですが・・・悩みがあり、他者に相談して沢山話した後に「あースッキリした!」と・・・この意味は答えを相手から教えてもらった言葉ではありません悩みにより、不安や恐れといった負の感情を吐き出すことができたつまり、吐き出すことによって感情を手放すことができたという意味なんです鬱積させた負の感情は重たいですし、マイナス思考の原因にもなります心が軽くなればスッキリしますし、その効果としてプラス思考で物事を考えられるようにもなります「共感」され続けると相手は嬉しいですし、モチベーションが上がってきますし、そして共感してくれる人に対し信頼関係の構築が加速しますそれは、自身の価値観を無評価・無条件で受け入れてくれる相手ですから安心して心を開ける人だと感じるためですさて、2は1とは反対の対応です相手の価値観に対して、自分の価値観を伝えるスタイルです「私もビール大好きなんですよ!」の後は、質問者自身が相手の価値観と同じことに嬉しくなり質問者自身の話をしたくなりますつまりAさんに話をさせるのではなく、質問者自身の話をするのが目的となります例えば、「Aさんビールがお好きなんですね」「私もビール大好きなんです」の後は、「そうですよねビール最高ですよね!しかもアサヒの切れ味は天下一品ですよ!」というような具合です先ほども言いましたが良し悪しを言っている訳ではありません目的が異なると言っているだけです悩みを聴き、感情を吐き出させ軽くさせることが目的であれば『共感』が大変に効果的ですよく耳にする「この映画はとても共感できた!」と言っているのは多くは「同感」で使用している可能性があります私はこの仕事をするまでそれぞれの意味を理解していませんでしたし気にもとめずに使っていました振り返るとほとんど「同感」でした補足ですが「共感力」は女性が非常に高い能力をもともと持っています男性はどちらかと言うと「共感」は苦手な方が多いです女性は子供を産むミッションがありますね生まれたての赤ん坊は言葉をしゃべれませんシンプルにいくつかの感情を表現するだけです数少ない信号で何を伝えているのか理解できなければ赤ん坊は死んでしまいますね母親は「泣く」という信号でオムツの交換なのか、ご飯が欲しいのか、具合が悪いのかなど瞬時に受け取ることができます男性は泣きじゃくる赤ん坊を渡されても困ってしまう方が多いでしょう私もそうでしたが、泣いている赤ん坊に何をして欲しいんだい?と聞きたくなってしまいますプロは「積極的共感」を行いながらクライアントとの信頼関係をいち早く構築したり、問題を解決するお手伝いをしています簡単な「共感」をお教えしましょう・相手の話にうなずいたり、あいづちを打つ(ほお、ええ、うんなど)です・相手の言葉を反復すること。特に感情の言葉が出た時は反復ポイントとなります例えば、相手が「今日のご飯は美味しかったね!」と言ったら「うん、美味しかったね!」と返してあげることです感情の言葉を反復してもらえるととても自分の気持ちを分かってくれたと嬉しく思うものですこれは簡単にできる「共感」です相手がどのようは反応を示すか試してみてください「共感」がしっかりとできると「傾聴」につながりますこの「傾聴」については次回のブログでお話しましょう※答え1
2009.07.15
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前回のブログでは本質的な成長には苦痛が生じその苦痛を乗り越えて蝶になるお話をした今回は蝶になり空へ羽ばたいたがうまく飛べないお話をする本来の蝶は芋虫から蛹になり時がくればためらうこともなく蝶になり新たな世界へ羽ばたいていく私からすれば練習もなしに不安やためらいもなくいきなり飛び立つことはすごいことである私的にはありえないことである私であればしばらく恐怖のあまりその場にじっとしていることだろうそうなのである人間の本質的な成長を遂げ直後は新たな自分に違和感を覚えたり時に自身の態度行動に対して理解に苦しみ不安を感じることもある蝶のようにいきなり羽ばいてもなかなか上手に飛べない場合がある本質的な成長を遂げると今までの態度行動とは異なることがある例えば、今まではなんとも思わなかった(反応しなかった)ことに対して反応してしまう他者のなんてことない一言に傷ついてしまうなどこれに気づいた時自分は成長を遂げたのではなく後退し弱くなったのではないかと勘違いしてしまうそれは間違いであるきちんと成長を遂げた証なのである成長したことにより自分との関わりが変わる特に自身の中で外部の刺激に対し無意識に生まれ態度行動に結びついていた「感情」を意識できるようになったことで他者の言葉のみを受け取っていたことが言葉の後ろに隠されているネガティブな感情をも受け取ってしまうために上記のようなことが生じるつまり感受性が高くなったという意味である今までは感じ取れなかった他者の感情をアンテナが察知してしまい心の針が振れる初めのうちは心の針が振れると感情が乱れ不快感を覚える人もいるしかし心配はいらない私はそれが成長の証しだと伝えそのまま続けさせる人間は蝶のように初めからうまく飛べない人もいる芋虫の時には少しの風が吹いても葉に足をつけているだけで何も心配の不安もなかったが蝶になったらほんの少しの風でもバランスを崩し墜落しそうになり死んでしまうかと思うこともあるであろうまた、小雨が降ったとしても芋虫は気にすることもなかったが蝶になれば雨で羽が濡れれば死を意味すると不安と恐怖が生まれることもあるであろうそういうことであるしかし、蝶になってしばらくすれば風や雨の対応方法を学習し不安や恐れが軽減していくなぜ、私はうまく飛べないで困っているクライアントを手伝わないのかはそれは教えても自らが体験を繰り返し習得しなければいけない技術だからである※伝えることが必要な人は前もって伝える場合がある手は出さないが見守るだけなのであるあの本質的な成長を遂げる前の苦痛の荒波に比べれば自転車の補助輪をはずした時のようなものである見守ってさえいれば転んで擦り傷を作る程度であるこの状態を数か月から半年もすればすっかり自分になじみ活かせるようになる自身で大きく変化が感じられることが対人におけるコミュニケーションの変化である1年前にはできなかったことを何気なくセッションの中で話してくるそこで、私の出番であるこう質問する「あの~今言ったことって1年前できていましたっけ?」とそうするとクライアントは振り返りそういえば昨年のセッションの中でそれができなくて対人関係の問題となり話をしていましたっけねと笑いながら話をしてくる私は、本質的な成長を遂げたことにより手に入れたものを気づかせる役割である本質的な成長をしたと言っても自身では何がどう変わりそれによって何ができるようになったのかが理解できていないだからさらりと当り前のように無意識に行ってしまっているそれはとてももったいないことであるなぜならば、苦痛を乗り越えて成長したご褒美に喜びが必要だからであるこの喜びを感じることができれば次回のステップは自ら踏み出すことにつながりまた、他者を本質的な成長をさせることができるようになるためである本質的な成長には「痛み」を払い「喜び」で報酬を得るのである
2009.07.14
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最近読んだ書籍にある物語の一部が書いてあった・・・・・・書籍より・・・・・・・・・・少女が老人にこう訪ねました。 『蝶になるにはどうしたらいいの?』 老人は優しくほほ笑みながらこう言いました。 『芋虫でいるのをあきらめられるほど、飛びたくて仕方がない気持ちがなくてはいけない』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とても深い意味のある文章だと感じた 芋虫から蝶へ・・・ それは、自分の生きる世界が変化すること陸から空へ這うから飛ぶへ葉を食べることから蜜を吸うことへ天敵も全く異なる見ず知らずの世界へ事前に考えることや体験することすら出来ない世界へ生き方すべてを変えることつまり生きる世界が変わるのではなく自分自身が変わるということこれは素晴らしいことであるが、至難でもある芋虫は蝶へ変化しためらいもなく大空へ羽ばたいていく本質的な成長である時がくれば抵抗することもなく本能に委ねるがままに自分を変化させるしかし・・・人間は本質的な成長になぜこんなにも抵抗や拒絶反応が生まれるのだろうか今の自分の殻を破り新しい自分に変化することを拒み芋虫であり続けようとしがみつく自分を変化させることを恐れる不安と恐れに囚われその感情の支配下に置かれると本能に委ねることができないなぜ?蝶になることを拒み芋虫であり続けようとするのか 例えばこう言う自分を変えると今までの自分を否定し意味のないことになってしまうそれは自分の存在価値がなくなることであるだからここまで長い時間を費やしてきた自分を変える必要はないと・・・実は私も偉そうなことは言えずその一人であっただからそのような気持ちはよく理解できる本質的な成長には苦痛が生じるそれは今までの自分が新しい自分になることに対し拒絶、抵抗するためである心の中で、古い自分vs新しい自分との葛藤が生じるこれが苦しみや痛み、時には怒りとなり全力で拒絶する蝶になる過程でこの葛藤は何度も何度も繰り返されるとてもしつこくてやっかいなヤツである人生には何度となく蝶になるタイミングが訪れるしかし、なかなか1回でチャンスをものにし蝶になる人は私がお会いしてきた方々の中では少ない多くは何度かそのチャンスを見送り先送りするが、先送りしてもまた近い将来やってくるそれを何度も見送れば見送るほど、苦痛は大きくなるあまりの苦痛や恐怖心により蝶になるチャンスを無意識に先送りし芋虫のままでいようとするこの時点では本人はそのことには気づかずにいるしかし、心はもう蝶になる準備が整っていることを何度となく知らせてくる先送りしてもまた近い将来『その時』を知らせる苦痛がやってくるしかし、心配はいらない蝶になることを拒み芋虫であり続けようとすることは普通のことである私も何度となく先送りし続けた私と出会うクライアントはこの状態の時が多い蝶になるには今の自分であることを諦め、手放してでも新しい自分になることに期待や喜びといった強い気持ちが必要であるしかし、その決心とは「今の芋虫の自分を捨て蝶になる」というケースもあるが私を必要とするクライアントの場合は「もう苦痛にうんざり2度とこの苦痛は味わいたくない今回、決着をつける」というケースの方が多いそこまで自身で蝶になる(この苦痛に決着をつける)と決心していてもクライアントは途中で何度となく「やはり芋虫でいいです(やっぱり先送りします)」と覆すこともよくあるだからこそ私を必要としているそれだけ、一人では耐えがたい痛みが生じる大変な作業なのである私はクライアントにこう伝えるその痛みは成長痛でるしかしあまりの痛みに逃げ出したく(先送りしたく)なることも当然なことでありまた必要なことであるあっさり蝶になってしまうことはもちろん素晴らしいことだが本物には「痛み」が生じるものである成長痛に耐えながら蝶になり空を羽ばたいたクライアントの多くはこう言う「もっと早くになるんだった」と蝶となり羽ばたいた世界は自分で味わった人にしか見ること感じることのできない世界それと蝶になる時期に遅いも早いもないまた、他者と比べる意味もない自身がその時期に来たと感じた時勇気を持って心に委ねれば良い一人では難しいと感じるならサポートを得ればよいのである次回のブログでは「蝶になり空に羽ばたいてみたがうまく飛べない」話しをする
2009.07.13
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昨日のブログに続き本日は私の実例を基に解決への具体的なプロセスについてお話する私の父親はとてもパワフルで強い父親であった常に怒りを持っており、それを強力なパワーに変え自身の限界に挑戦し続ける気質だった幼少時代から日々怒られ、怒鳴られ、げんこつを受けていた父親の機嫌が悪いだけで何もしなくとも怒鳴られることもあった私は幼少時代から父親がとても怖かったいつのまにか私は父親に怒鳴られないために行動するようになっていた常に父親の顔色を伺い、機嫌が悪ければ何もしゃべらないか、そばに寄ることを避けていた私は小学校に入学と同時にスイミングスクールに通わされた私は水が大嫌いで、顔に水がかかることすら怖かったその為、父親がスイミングスクールに入れればと思ったらしい一応、父親からスイミングスクールに通うか?と尋ねられ私は即答で「うん」と答えのを今も覚えているがしかし、それは自分で通いたかったわけではなく断ると怒られると思い、怒られずにすむのなら言いなりになることを選択したのだったスイミングスクールに通い始めて2年経ち私は水が嫌いでなくなるどころか選手クラスに入っていた。そして8歳で埼玉県で1位(背泳ぎ)、ジュニアオリンピック(全国大会)に出場するまでになっていた選手クラスの練習は毎日あり、父親は毎日見に来ていた練習が終わり帰宅すると練習中のことで父親から怒られることが多々あったタイムが遅い、泳ぎ方が悪いなどスイミングコーチより父親の方が怖かったのである埼玉県で1位をとってもタイムが悪いと怒られ、1位でタイムが良くても次は全国で何秒を出せと圧力をかけられたほとんどほめられた記憶が無かったのであるそのようにすべての面で私のマイナス面を口にされて育てられた成人になり、社会に出て自身の生き方に悪影響を及ぼしていることを理解したのは30代半ばであったどのような悪影響にいたったかは・自分には能力がない・自分は弱い・自分で好きなことややりたいことをみつける力が低い・自分で決断する力が低い・自分を信じる力が低い・自分を認める力が低い・他者を認める力が低い・他者の不足面に目がいきそこを攻めてしまう幼少時代から自分の思いや考えを優先させることを放棄し父親に怒られない態度行動を無意識に生きる戦略とした結果であるさて、それではこのような問題を解決するためにどのようにプログラムを進めていくのかお話ししたい現在から5年間づつ両親との関係をあるテーマに従って思い出していく。具体的には下記の通り『私が35歳から31歳の父親に対しての自分』●父親にしてもらったこと●父親にしてあげた(返した)こと●父親に迷惑をかけたこと●父親にして欲しかったこと『私が35歳から31歳の母親に対しての自分』●母親にしてもらったこと●母親にしてあげた(返した)こと●母親に迷惑をかけたこと●母親にして欲しかったことこの作業を0歳まで5年おきにさかのぼっていく上記を1週間かけて思い出すノートに記録し、次回のセッションでコーチに報告するこの課題に取り組み始めた時はたいして難しい課題じゃないと思ったがしかし、いざ思い出し作業を始めると非常に苦しかった自身の内面に入ること(思いだす作業)にとても抵抗感があり、ストレスを感じた正直、苦痛以外の何物でもなく自己の内面から否定的な声が溢れ出てくる例えば「こんなことして意味はない」「本質的な成長は別の方法の方が良い」「苛立ち、怒りなどの感情」「いやな過去の思い出があふれ出しネガティブな感情に囚われる」などといったこの作業に対する自己の抵抗がありこれが苦痛の種である私は取り組んでいる最中何度もこのワークを辞めようと考えたそれでも何とか続けたワークを進めていくと思いだすスピードが増し、深さも増す幼少時代の記憶は2歳まで思い出すことができた2歳の時、弟ができ母親が産婦人科に入院した時寂しくて寂しくて仕方なく祖母に母親の病院に連れていくよう夜中にだだをこね祖母がおんぶしてくれて病院の近くまで行ってくれた時の祖母の背中の感触やその時の外の空気や香りまで思い出す事ができた人間の記憶はたいしたものだと感心した途中挫折をしかけながらも、このワークを最後までやり遂げたそして、始めてこのワークが持つ意味に気づくことができたそれは、自分の記憶されている父親象(記憶)は事実ではないことそれはある現象を否定的な感情と結びつけ自分勝手に都合よく、事実を曲げて記憶しその記憶がすべて正しいと思いこんで生きてきたことしかし、このワークを行っていくと父親は私に対してどれだけのエネルギー、パワーそして父親自身の人生をかけてくれていたのかが明確に気づくことができたこの事実に気づいた時、父親に感謝の気持ちがあふれ出し父親に対して怒りなど持っていることに意味がないと感じた私は大変に愛されて育ったと気づきそして35年目にしてようやく父親を許すことができた私は父親に対し怒りがあると気づいていなかった父親は尊敬しているものだと思い込んでいたこの許しにより自身の中にいるインナーチャイルド(傷ついて泣いている自分)と35年ぶりに対面しコミュニケーションし抱きしめた両親との関係の解決とは実は過去の自分との解決なのであるこのワークに両親が参加したり両親と実際にコミュニケーションすることは設けられていない(特別な目的があれば別である)すべては自分の問題だったということである確かに、父親の関わり方(態度行動)によって恐怖を感じたり傷ついたのは事実であるがしかし、自分の思いや考えを優先させることを放棄し父親に怒られない態度行動をとり意識してだろうが、無意識だろうが選択し実行したのは私自身である人間は他者を変える(他者改善)ことはできない変えられるのは自身だけであるしかし、私は35年間他者を変えようと生きてきた自身のインナーチャイルドと和解し不安と恐れが日々軽減し自分を信じる力が伸び1日の中で心が穏やかな時間が昔とは信じられないくらい増えているこのワークには「痛み」が伴う本質的な成長にはどうしてもこれから逃れられない成長痛といわれるように成長には痛みが必要だからだ今私の2名のクライアントがこの取り組みを行っている強い痛みが生じる時代を必至に乗り越えようとしているその姿はたくましくあり、本当に強い人であるよく強いとは自己の弱い感情を無視し、気合い・根性で乗り越えると言う人もいる私も昔はそう考えていたしかし、その定義は今は異なっている本当の強さは自己の内面に生まれる弱い感情(不安・恐れなど)から目をそむけずに、その感情を感じる(味わう)ことである「自分から逃げる」という意味もそういった感情から目を背けることだと私は考えている過去の傷ついた自分を癒すことができるのは自分だけであるそして癒す力は誰もが持っている※私のプログラムにご興味がある方は下記のHPへアクセスいただければ詳細が書かれていますHP: http://www.coachingbank.com/coach/sonehara質問などございましたら気軽にメッセージをお送りください
2009.07.12
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私のコーチングセッションはクライアントの本質的な成長のお手伝いしている回数を重ねるごとにクライアントの内面(心)へ深く入っていく人生生きていれば、誰もが心に傷を負っているクライアントの内面(心)に深く入っていくと必ず封印している(触れたくない、目をそむけている)部屋があるそこは真っ暗な部屋であるそこには、深く傷ついている過去の自分がいる傷の手当てもせずに長い時間閉じ込められている本質的な成長を遂げるにはその部屋に閉じ込められている可哀そうな自分の傷を癒す必要があるそれは人生を生きる上で無意識のうちに多大な悪影響を与えているからだ心理学の世界では「インナーチャイルド」と呼んでいるインナーチャイルドとは誰もが持っている幼少時代の心の傷これがトラウマとも呼ばれるそのトラウマとなった幼少時代の自分とコミュニケーションすることによって傷が癒え、自分の内側から大きな癒しのエネルギーが溢れ出てくるその後の人生を大きく変える「本質的な成長」につながる傷は他者につけられたものであるこの課題に取り組む時根源的なものの多くが両親(もしくは育ての親)との関係にある両親に傷つけられた心は根深く無意識に人生に悪影響を与えている両親につけられた傷といっても大半は一般家庭においてごく普通に育てられて傷ついた心であるもちろん、見捨てられたり、虐待されてついた傷は大変に深刻であるでは、なぜ一般的な家庭で両親は大切に育てているにも関わらず子供の心を傷つけてしまうのだろうかひとつに「気質(本質)」の違いがある性格とは異なるものである(心理学の世界では気質と性格は異なるものと線がひかれている)気質とは生まれる前からすでに決まっており、生涯変わらないと現在研究者達は論じている私は気質の学習は「エニアグラム」を通じて行った※現在のエニアグラムはスタンフォード大学の医学者・心理学者らによって研究・整理され、理論化・体系化されたもの。MBAコースにも採用されているご興味がある方はまず書籍をお読みいただくと良いと思う※参考書籍:『9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 』鈴木 秀子 (著) PHP文庫 680円話を戻して両親と気質がことなる場合、価値観の衝突により生じる幼少時代は両親の言う事がどんなに理不尽であろうと受け入れざる得ない関係である気質が異なる両親との関係を動物で例えてみる父親はライオン、母親はシマウマ、子供はオオカミだとする(動物の種類はそれぞれ気質が異なることを意味している)母親であるシマウマは、子供をオオカミだと分からずシマウマとして育ててしまうつまり、シマウマとしての常識を植え付けるのである例えば食べ物は、草食であるから、動物を殺して肉を食べるなど言語道断であるしかし、オオカミは本来肉食であるある時、自分の前をウサギが横切り、気づいたら追いかけ殺して食べてしった自分はなんていけないことをしてしまったのかと思うが、しかし草以外は食べないのが自分であると教わったが、肉ってとても美味いじゃないかと気づいてしまうこれは、幼少時代を超え自我が芽生え始め、自分の気質が無意識に出てしまうこれが反抗期につながることもある子供は物心つく前から自分はシマウマだと植え付けられているしかし、本来はオオカミであるこれは、オオカミである本来の自分を母親にお前はオオカミではなくシマウマなんだとオオカミである存在そのものを否定されてしまうこれが深い傷として心に残されているこの問題は、親の育て方の良し悪しの問題ではないのであるこのようにして普通に育てられても本人が気づかないうちに心に傷を残している可能性が多々あるそれではこの問題を解決するにはどのよう取り組めばよいのか私のプログラムをお話しする私のプログラムはいきなり傷ついた幼少時代に戻ることはしないいきなり行おうとしても大半は無理であるし、強い拒絶反応が出て取り組みを途中で辞めてしまう可能性が高い大手術を麻酔なしにするようなものであるそこで、現在の自分から数年おきに両親との関係について過去をさかのぼっていく方法ととっている少しづつ自己の内面に入っていく浅いところからゆっくりと慣らしていくこのスッテプをきちんと踏むことが解決への道となる焦りは禁物で、クライアントの適切なスピードを把握することがカギとなるこのプログラムは私自身が実際に受講し、解決したカリキュラムと経験を基にオリジナルのプリグラムとして作り上げた内容である現在2名のクライアントがこの取り組みを実施しているどのようにして解決していくのかを私の実話を基に次回のブログでお話しする
2009.07.11
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昨日の続きですカップルが良質なコミュニケーションを手に入れるためにセッションを推奨していると昨日お話ししました今日はカップルセミナーについてのお話しですミスコミュニケーションによる衝突は性差の違いと気質(価値観:大切にしているもの・信じているもの)が根本的に異なっていることから生じますカップルセミナーでは性差と自他の気質について学習しお互いの理解を深めます基本プログラムは1回3時間×4回ですカップルセミナーの全体構造は下記の通りです目的:気質(価値観)の異なる相手と幸せなコミュニケーションを手に入れるため目標:自己理解・他者理解・性差理解を深め大切な相手との良質なコミュニケーション方法を理解する方法:エニアグラム学習・性差学習・コーチングセッション★ステップ1★・カウンセリング&ガイダンス・自己理解と他者理解(エニアグラム学習)・ワーク&カップルセッション(テーマ:自分のモチベーションについて)★ステップ2★・お互いの気質学習(強み・弱み・コミュニケーション方法)・ワーク&カップルセッション(テーマ:自分にとって良いコミュニケーションとは)★ステップ3★・気質についての復習と質疑応答・性差学習・パーソナル(個別)セッション・ワーク&カップルセッション(テーマ:自分にとって幸せとは)★ステップ4★・パーソナルセッション・カップルセッション上記は基本プログラムです初回のカウンセリングで二人の現状を伺いカスタマイズして行います初回のカウンセリングでは主にクライアントのお相手との信頼関係の構築を重視して行いますクライアントとは信頼関係の構築が出来ていてもお相手とは初対面の場合がほとんどなのでゆっくりと必要なだけ時間をかけます初めはお二人のコミュニケーションで現在思っていること感じていることにつて伺いますその後、セミナーの目的、プログラムの内容、進め方などの説明を行いますカップルセミナーの理解とセミナー実施の了承をお二人から得てスタートとなりますセミナーの各ステップは大きく3つのパーツで構成されています1.講義形式の学習2.ワーク(画用紙にクレヨンで各テーマに従い描画します)3.コーチングセッション(一人ずつ実施するセッションと二人で実施するセッションがあります)このセミナーの特徴はワークの「描画」です同じテーマでお互いの絵を描いていただきますステップ1のテーマは「自分のモチベーションが上がる時の絵」ですその場で10分程度で描いていただきますいきなりそんなことを言われても描けないと思う方が多いですが今まで数千人の方にこのワークを実施してきた結果90%の方が描けています描画のワークを経験した方のほとんどがとても面白くて、そして深い気づきを得ることができたと好評なお声をいただいておりますそれでは2つの絵のサンプルを見ながら簡単に説明してみましょうお二人が描いたテーマは「モチベーションの上がる時の絵」です 自身がふもとの山小屋から山頂に登っていく姿が描かれています絵の説明では、ゴール(山頂)が明確であり、ゴールまでのプロセス(道)も明確に自分で理解できていること山を登るにあたって事前の準備が万全であることそして一歩一歩ゆっくりであることがモチベーションであると描かれました※補足説明この方の気質は不安を感じやすく石橋をたたいてわたるタイプの男性です強みは忍耐力があり、誠実で、責任感がありルールーや規則はきちんと守します弱みは突発的な変化への対応、即決、自己信頼の低さなどが存在する気質です この絵は自身は赤い◇でありまわりの□■は世の中の常識やルールや枠です枠に囚われることなく自分は他者とは異なるオンリーワンでありたい同じことを繰り返し行うことは退屈であり、毎日異なった人生を送りたい※補足説明この方の気質は独創的でユーモアなクリエイティブさを持ち、感受性が高い女性です強みは感受性の高さ、本質を見抜く力、共感力、独創性に富んでいます弱みはルーチンワーク、大人数の集まり、ルール(規則・枠)を守ることですどうでしょうか?二人は同じテーマで描いた絵です互いにモチベーションの意味そのものが異なっています衝突が起きて当然ですね通常、私たちは自分がしてもらって嬉しいことを他者にも行っています逆に、自分がされて不快なことは他者にもしないということですしかし、上記の二人の絵を見てどう感じますか?単純にお互いにされると嬉しいこと自体が異なっていますねつまり、自分のして欲しいことを相手に行っても的外れだったり、逆に不快にさせてしまう可能性があるということですこれは大変な問題ですねこのセミナーで私が一番お伝えしていることは他者を理解しコミュニケーションを良質なものにするにはまず、自分を理解するということです気質は本質とも言いかえられますがとても深いところに存在しておりそれはその人にとって命そのものです自己理解を深めなければ、他者の本質も見ることができないということです話を戻しましょう絵を描き終えたら、お互いに自分の絵を説明し合いそして自分と相手の理解を深めるために質問(わからないこと、聴きたいこと)し合いますこのワークをする際にとても大切なマインド(心構え)がありますそれは・すべてのことに対し無評価であること・優劣をつけないこと※昨日のブログでもお伝えしましたが、お互い本質が異なっているだけで間違いではありません。それぞれ正しく生きているということです評価してしまうとどちらが正しいのかという具合に戦闘モードでコミュニケーションしてしまいます。これは、苦痛とあつれきを生むだけですこのマインドがあればお互いを深く理解し合い、無条件で相手の存在を受け入れる(相手の存在にOKを出す)ことにつながります実は良質なコミュニケーションとは、相手にどんなアプローチをするかの前に上記のマインドをどれだけ自分の中に持ち続けるかになるということです非常にシンプルではありますが、至難なことでもありますステップを重ねるごとに自他の理解が進み相手にとってどのように問いかけをし何をサポート(手伝い)すれば良いのかが具体的に分かりますそしてもうひとつこのセミナーで大切なことを手に入れていただきますそれは、今までと異なったコミュニケーション方法です相手の言葉だけを聞いてコミュニケーションするのではなく、言葉の後ろにある思い(感情)を感じ取る(受け取る)力を手に入れていただくことですこれができるとコミュニケーションが飛躍的に良質なもととなりミスコミュニケーションによるストレスが軽減されますいかがでしたでしょうか現代社会におけるストレスの大半は自己との関わり方と他者とのコミュニケーションによるものですみなさまの心が健全であり、そして心が穏やかであることを心からお祈りしております★★編集後記★★私がこのプログラムを作った背景には自身の離婚経験があります離婚はエニアグラムと出会う前でしたエニアグラムを学習し、相手(元奥様)にどのような接し方をしなければいけなかったのか、また、なぜ相手が理解できない態度行動をするのかの謎が解けましたミスコミュニケーションはストレス(苦痛・あつれき)だけでなくお互いの心に傷をつけ合ってしまう可能性がありますそれは本当に辛く哀しいことです私の経験と学習した知識や身につけたスキルを活かし問題を抱えていらっしゃる方のお手伝いをさせていただいております※私のプログラムにご興味がある方は下記のHPへアクセスいただければ詳細が書かれていますHP: http://www.coachingbank.com/coach/sonehara質問などございましたら気軽にメッセージをお送りください
2009.07.10
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どのクライアントもセッションを重ねていくと必ず男女間(恋人、夫婦)のコミュニケーションの問題がテーマに出てきます上記の問題を解決するセッションを進めていく過程で私がクライアント(一人)だけのセッションでは解決できないと判断した場合にはカップルでのセッションを推奨してますカップルセッションと通常のセッション(マンツーマン)の違いは私がクライアントの120%味方になることができないということですコーチは120%クライアント味方ですが二人のクライアントを同時にセッションしていますのでそれができない時がありますこれが結構大変なんです二人が衝突している場合、一方の味方になるともう一方は私を敵と感じてしまうからですセッション中、私は二人の間を振り子のように行ったり来たりしています今まで3組のカップルにセッションを実施しました目的は、お互いの価値観の衝突によるストレスの軽減とコミュニケーションの改善でした最初は、お互いの感情を吐き出させ手放す作業を必要なだけ行います愚痴だろうが不満だろうが鬱積させている感情を話させるということです心が軽くなると表情も変わりその場の空気も軟らかくなりますこの作業が終了してからセッションをスタートしますセッション中、私は二人の通訳者となります通訳とは、心にある感情(思い)と話している言葉が不一致していることが多々ありますそれを一致させる役です例題をあげて説明してみましょう例えば、彼女が彼に「あなたは何も話してくれない」と言ったとしますここで私の出番となります「何も話してくれない」というのは大概事実ではありません彼女は自分の正直な気持ちを話していませんつまりウソをついているのですそこで私は、彼が何について話をしてくれないのかを明確にします話を聴いていくと彼女は「彼が自分の感じていることや思いを話してくれないので私のことをもう好きじゃないのかととても不安に思っている」が本当の意味(気持ち)でしたこれが私の役割(通訳)です彼の立場になってみれば「あなたは何も話してくれない」と言われるのと「あなたの感じていることや思いを話してくれないので私のことをもう好きじゃないのかととても不安に思っているの」と言われるのでは受け取り方がとても異なります1つ目は彼は「否定された」と感じてしまう恐れがありますしかし2つ目は「自分の態度行動が彼女にそう思わせてしまっていると気づき彼女の感じていることは違うと自分の本心を伝えようと試みるでしょう」言葉だけを拾い、その後ろにある感情を無視してしまうとミスコミュニケーションとなりお互いに多大なストレスとなりますミスコミュニケーションの背景には性差の違い、気質(価値観:大切にしているもの・信じているもの)の違いの不理解が大半を占めています「自分と相手の本質が異なっている」このことが具体的に理解できていませんその結果相手の反応の仕方や考え方などが自分と異なると理解する(受け入れる)ことができないので相手にバツ(間違え)をつけてしまうのです違いは間違いではありません違いは「異なる」というだけですどちらが正しいのかを問う必要はありませんそれぞれの根本的な気質(本質・価値観)が異なるということですからそれぞれが『正しく生きている』だけなのです私はこれを常に心に持つべき「ヒューマンマインド(心構え)」と考えていますこのマインドを持っている人は素晴らしいコミュニケーション能力があり人間力が高い方だと評価されています話を戻してカップルセッションで明確に気づかせたい点は2つあります1.自分と相手は根本的に異なる人間である2.自分も相手も正直に話をしていないこのことに気づくだけでもストレスが軽減しコミュニケーションに変化が出ますさらに解決する方法は1.自分と相手の気質(価値観)を学習し理解することで 相手を無評価・無条件で受け入れることにつながる ※身につける方法は気質(エニアグラム)学習・性差学習2.相手の言葉に囚われずその後ろにある感情に意識を向ける(自分にも)ことで 深いコミュニケーションが可能になる ※身につける方法は、カップルセッションだけでなく お互いにパーソナル(個人)コーチングセッションを受ける上記の取り組みを行うと二人の関係が良くなるばかりでなく自身の本質的な成長につながりますお二人の関係が良質なものに変化していくと「幸せ」ですね幸せな関係を構築するお手伝いをもっともっとしていきいたいと思っています※1の気質の学習については、セッションではなくお二人のためのプライベートカップルセミナーを実施していますこの内容については次回のブログでお話ししましょう
2009.07.09
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私は、つい最近気づいたことがある私は3年ほど前から、自分は何のためにこの世に存在しているのか探し始めたつまり自分がこの世に生まれたミッションを知りたいと思ったのである2年近く自問自答し、答えの書いてある書籍を探す日々を送っていたしかし、つい最近あれほど知りたがっていたことを全く忘れているかのように考えもしなくなっていたことに気づいた振り返れば1年くらい前からであるこれはどういう意味であろうか?と自分の中に答えを探し始めた振り返ってみると1年ほど前からその日、実施するセッション(クライアント)のことや研修のことを考え、その瞬間瞬間に必要なことだけを考えるように意識を向けていたそんな日々を繰り返しているうちにこの世に存在する意味など考えなくなっていた興味関心が無くなっただけだとも思ったがそれは違っていた考える意味がなくなったということであるそれは「答え」を見つけたからだ「答え」はすでに1年前に心の奥で分かっていたがその「答え」を意識化できたのはつい最近のことだったこれは私の考えである「人生の意味や目的」そんなことを考えることは本当に必要なのであろうか?生きること自体がその目的であり意味なのではないだろうか私は気づくと「過去のことを思い出している」そして「不安を感じ未来を考えてしまう」それは一日のほとんんどの時間「今」ここにいないことに気づいたのである意識を向け続けていないとすぐに過去と未来に飛んでいる私は「今この瞬間にいる」ということがどれほど大切なことでかつ至難なことなのかを理解した「今」ここにいない時間を繰り返しているとより多くのものを望もうとしてしまう自分の生活に不安や不満を感じ、生活があまりにも単調で来る日も来る日も全く同じことを繰り返しているためにより多くのものや現在やっていること以上のものを望み人生はもっと豊かな意味があるに違いないと思いこんできたもし、人生に意味が存在するならばそれを把握することは極めて重大なことであるしかし、それは困難なことでありしりごみせざる得ない不可能なことだと学ぶことができたこの気づきにより「今、ここに自分在る」という意識が多く持てるようになり心が以前よりも穏やかである
2009.07.08
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昨日書いたブログの番外編である公的機関の職業訓練校で2年に渡り「コミュニケーション力向上」研修を担当している350名以上に提供してくれば自己の内面に入ることに強い抵抗と拒絶を示す生徒さんもいるある2日間研修で初日の午前中のことであった描画のワークでは白紙のまま書こうともせず2人組のセッションでは相手の顔を見ることなく一言も口を話さずにいる生徒さんがいた私はすぐに彼に歩み寄ったそして、こう問いかけた「苦痛ですか?」とそうすると彼は「えっ何?」ともう一度聞き返してきた私は改めて「研修受けるのは苦痛ですか?」とそうしたら彼は「ええ、まあ」と険しい表情で一言返してくれた私はその一言で彼から強い恐怖心を感じ取った一瞬、あまりに強い恐怖心からの抵抗・拒絶で私自身の心も固まった私は一呼吸おいてから彼にこう告げたこの研修は苦痛にさせるのが目的ではありませんですから、この研修を引き続き受けるか辞めるかの判断はあなたに委ねます私はあなたがどのような決断をしても尊重しますただ、もし今日の研修を辞退するのであれば担任の先生と私に一言その旨を告げてください私は彼に選択権を委ねた午前中を終え、昼休みに入った直後、彼から今日は帰ると一言申し出があった私は彼が選択し、決断し、そしてその決断を私に伝えてきたことが嬉しかったその勇気ある行動を尊重し無評価で受け入れたその日の夜は彼のことが気になって眠れなかった翌日は第2日目だったが彼は欠席だった彼から感じた恐怖はとてつもなく深いものだった彼は心を閉ざさなければならない過去があると私は感じた彼は心を傷つけられ生きる戦略として心を閉ざすことを選択せざる得なかったのではないかと感じているそれは他者が感じることのできない痛み理解することのできない痛み恐怖、怒り、憎しみ、恨みの後ろに強い哀しみを感じたそれは心の奥底の真っ暗な闇の中に凍結させているように感じる出来るのであればその心を抱きしめてあげたい彼の準備が整えば氷が解け始める時が必ず来る彼の幸せを心から祈っている今夜は満月の七夕みなさんの心が穏やかでありますように祈りをこめて
2009.07.07
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公的機関の職業訓練校にて2日間、恒例の「コミュニケーション力向上」研修を実施してきたこの仕事を受けてから約2年が経つ20クラス350名以上の方々に提供してきた今回のクラスは20~30代の男性14名この研修の目的は自身の意識化できていない強みを理解し転職に活かすために行っている目標は自己の本質的な理解と他者との本質的な違いを理解する方法は「エニアグラム」を活用し気質を理解する毎回のことだが研修初日の午前中は、教室の空気が非常に重苦しく固い生徒たちの不安感が充満しているからだ午前中にどれだけ生徒たちと信頼関係の構築ができるかがカギとなる開始時はいつも慎重に行う内容に入る前に研修の目的と受講するメリットを伝えるのに1時間ほど時間をさくここまでをきちんとできれば空気も軟らかくなり生徒たちの表情からも安心感が出てくる午後からは生徒たちの興味も増しているので自己の内面に入る速度も増していく描画テーマ『モチベーションンが上がる時』クレヨンで画用紙に絵を描くワーク描いた絵を活用した二人組のセッションやグループセッションを終えると自己の理解が深まり始めると同時に自分と異なる他者の存在に気づき始めるこの研修の重要なポイントは教えるのではなく気づかせることである本人自らが体験し、気づいたことは覚えるのとは異なる深見がある研修を進めるにつれ教室内の空気が変わりみんなの表情も変わるここまでくると私から個別にアプローチしなくても8割の生徒たちは自ら自己の本質に出会うことができている生徒たちの心はそもそもまっすぐで純粋自分と向き合うことに一生懸命になっているそんな生徒たちの表情に包まれると嬉しくなるこの素敵な表情は自分と偽りなくコミュニケーションしている証であるこのように2日間を通して自己とのコミュニケーション力の向上、他者との良質なコミュニケーションの意味の理解、そして自らの意識化できていなかった強みを手に入れる2日間、素敵な笑顔をありがとう再び社会へ出てもその笑顔は消えないで欲しいと心から願うばかり
2009.07.06
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太古の言語である中国語は、「表意文字」と呼ばれるシンボルが つらなって言葉をつくっているらしいひとつひとつの文字が意味をもち、その文字が組み合わさることで 言葉ををつくっていると言う「忙(しい)」と言う文字は、 「殺す(亡くなる)」と「心」という二つの文字の組み合わせからできているそうだ忙しくする真の目的沢山の予定を入れたり、劇的な状況を作り出したり、依存症になったりするのは、自分と面と向かうのを避ける手段真の自己を見つめるのが怖いあまりに、自分の気をそらそうとさまざまなことを思いつく安らぎを見つけるには走りまわるのをやめてただそのままでいることしかし、人や社会につられて急ぎそれでいてどこにもたどりつかない状態に陥るこれが現代社会問題となっている心の病につながってしまうひとつの要因それは自分との関わり方を改めて見直すチャンス(時期)が来ているということ
2009.07.04
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私たちはコミュニケーションで言葉(日本語)を使用しています。他者と言葉を交わすことで意思の疎通を行っています。しかし、相手にどれだけその意思と言うのが伝わっているのかいや、ほとんど伝わっていないのかを痛感させられる事がありました。私のクライアントに中小企業の経営者の方がいらっしゃいました。しかし、残念なことに10年経営してきた会社に終止符を打つ時が来てしまいました。クライアントとは非常にストレス下に置かれている状態です。私はメンタルサポートを目的でセッションを実施することになりました。クライアントは、スタッフのみならず、奥様とのコミュニケーションもほとんど行えなくなり、ネガティブな感情(不安・恐怖・自己否定など)が心を支配し、将来に対するネガティブな妄想、過去に対する否定や後悔といった念が支配している状態です。心身共に疲れ果てていました。1年かけ、すべての面で決着がつく見通しがついた時、クライアントは奥様にこんな言葉を呟いたそうです。「来月ようやく決着がつく。正直疲れたので数か月休みたい」と・・・その場での奥さまの返答は無言で受け入れたとのことでした。しかし、数日後クライアントから突然電話が入りました。このクライアントがアポもなく電話をしてきたのは初めてだったので何かあったのだと私はすぐに分かりました。お話を伺ってみると女房からこんなメールが入りました。どうしていいのか分からず電話をしました。私はそのメールを転送していただき拝見すると「来月から収入源が無くなる。今日私はパートで仕事を決めてきました。蓄えも少しあるので数か月は大丈夫ですが、この窮地の状態であなたは数か月休みたいなんて何を考えているの。殺してやりたくなる」と書かれていました。私はその全文を読んで心が凍りつくほど恐怖を感じました。その後、クライアントと再度電話でセッションを行いました。お気持ちを察した上で、私はまずこうお伝えしました。「奥さまはあなたを殺したいと思っていませんよ(過去奥様とは一度セッションをしております)」そして次のような質問をしましたでは、奥様はあなたに何を伝えたくてこのようなメールを送ってきたのだと思いますか?しばらく沈黙の後、クライアントは「多分、不安なんだと思う・・・」少し置いてから私は「私もそう思います」と答えました。クライアントには1年間のセッションの中で常々「相手の言葉には囚われないでください」とお伝えしてきました。もともとクライアントは人間力が高い方でしたので今回の件で奥様の言葉に対し無意識に反応し行動してしまうことなく私に電話をかけてきたのでこれ以上ご夫婦で傷をつけ合うことはありませんでした。実は、このようなコミュニケーションは日ごろ私たちはよくやってしまうんです。何を言っているのかと言うと奥さまは自身の思いを正直にお伝えすることができませんでした心は正直ですが、思考がウソをついたんですもう少し補足すると心は来月から収入源がなくなり、残った家のローン、娘さんの学費、自分のこれからの人生について不安・恐れを感じています。しかし、その不安感を自身で受け止めきれず目をそらしてしまった(無意識)ため思考がウソのメッセージを伝えてしまったということです「殺してやりたくなる」・・・とこれは大変なことですもし、今回クライアントが無意識に反応し行動に移ったならばもしかすると離婚までいっていた可能性がありますお互いにまったく望んでいない離婚です自己の本質的な成長には自己に正直であるということが求められますこれは大変なことであり、至難なことですなぜならば、無意識にしてしまっていることだからですウソをつこうと思っていないでウソをついているのですこれを意識化するのは自分との関わり(コミュニケーション)を深めない限り手に入れることができません言いかえると『自身とのコミュニケーションスタイルを変える』ということですそれは数十年、字を右手で書いてきたのを今日から左手に変えることくらい大変なことです本質的な自己成長の取組みには苦痛が伴います今回、クライアントは計り知れない苦痛から逃げず乗り越えたことで大きな成長を手に入れることができましたあれから2年が経ち、過去の経験を生かし経営者として新たな道を歩んでいますいいお顔をされているんですそこには、不安や恐れではなく穏やかさの中に揺るぎない強さを感じます相手に自分の意思が伝わらない理由の半分は自身がウソをつき正直に伝えていないということですあとの半分は相手の問題となります自身との関係が深まると他者の言葉に囚われず言葉の後ろにある感情を受け取ることができます相手は本当は何を言いたいのかを理解できるということですこの力を手に入れると・対人とのコミュニケーションによるストレスを軽減・他者のモチベーションを向上・他者の本質的成長の支援ができるようになります『自身に正直に生きる』これは非常に深い言葉です(わがままに生きるということとは本質的に意味が異なります)
2009.07.03
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メンタル・ビジネスコーチの仕事を始めて5年自分の役目はクライアントの本質的な成長の支援であるいろいろな人の話を聴き、沢山の感情を受け取ってきた自分以外の人生を垣間見ることができる貴重な経験であるセッションを重ねクライアントが本質的成長を遂げた分自分も成長させてもらえる先日もクライアントとの数ヶ月間のセッションを通じ大切なことを学ばされた生きているといろんなことが自分の周りで起きるその起きた現象に対して無意識に反応し感情が生まれるそして良いこと悪いことと評価する良いことばかり起きればと願うがそうはいかないしかし、悪いこととは何なんだろう本当に悪いことなんだろうか悪いことが起きれば不安、恐怖、怒り、苛立ちなどネガティブな感情が生まれる苦痛である良いことが起きれば喜び、楽しさ、好きなどのポジティブな感情が生まれる幸せであるん?これって同じこと!?起きた現象面に対し感情が生まれということ反応したいうことネガティブな感情から苦痛が生まれるしかし、苦痛は悪いものとして受け取るだけではもったいない苦痛は何かに気づかせようとしている心は大切なことを自分に訴えているつまり苦痛は大切な役割を持っているそれを聴き取るまで苦痛は続く苦痛から目を逸らしても消えることなく痛みは増すそれは自分が幸せになるために必要なカギだからそのカギを手に入れたクライアントは大きく変化した本当の自分の声を聴き取る力をつけた自分の中の雑音との区別がつき自分は何をすれば良いのかを自分の中から導くことができるようになっていた変化したクライアントは今まで自分を無視してきてごめんねと言ったそうだ長く続いた苦痛がうそのよう静まり心が穏やかになり表情まで変化した「時」にはいろんな時がある厳しい冬は葉もなく枯れ木のようにただただじっとそこに動かずとどまっている時しかし、外見は止まって固まって生きているように見えなくても内面では強いエネルギーが満ち溢れているそして時が過ぎしかるべく時(準備が整った時)がくればその満ち溢れたエネルギーを放出させ開花するその姿は一変するすべての「時」に意味があるそうクライアントは教えてくれた
2009.07.02
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