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明日9月22日の午後0時20分から、NHKの「ひるどき日本列島」は我が町仁尾町の話題です。--------------------------------------「ひるどき日本列島」 後0:20~0:45 ☆9月22日(月) 「自慢の“箱庭”八朔人形まつり」~香川・仁尾町~ 仁尾町で開かれる「八朔まつり」は、空き店舗や民家を使って地元の人々が箱庭風の飾りを造る恒例の祭りである。お題は竹取物語や孫悟空など。砂や盆栽は実物を使用するなど作品は本格的。400年余りの歴史を持つ八朔人形まつりを堪能する。 --------------------------------------4月16日の日記「八朔まつり、ふるさとイベント大賞に」で書いた、仁尾町の八朔人形まつりが今日から23日まで開催されています。仁尾町商工会のHPによりますと八朔人形まつりの由来は、 仁尾城は、永禄年間から仁保・吉津・比地中村の領主であった細川頼弘公居城でありましたが、戦国時代の420年前天正7年3月3日、土佐の長曽我部元親の侵攻を受けあえなく落城。以来、3月3日の雛まつりは行わず、八朔の日(旧暦の8月1日)に女子の雛節句も祝うようになりました。 初めての男子誕生に際し、その子の健やかな成長を願って、八朔に神功皇后と団子馬を飾る風習は西讃一円に広く見られますが、これに加えて仁尾町では、古くから店舗や座敷に舞台を設け、石、砂、草木などで箱庭風の山川渓谷を作り、人形を置いて人々に広く知られている歴史上の物語やお伽噺の各場面を再現するという風習が出来あがりました。 全国に例を見ないこの独特な、まさに芸術とも言える八朔人形飾り、この伝統行事を仁尾町商工会が中心になって復活いたしました。なのです。実は家内もこのイベントに裏方で参加しているために、今日と明日は出かけています。遠くて見に来られない皆さんも、ぜひ明日のTVでお楽しみくださいね♪
2003年09月21日
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熊本へ向かう新幹線の中で、「無登録農薬を使用した農家にも罰則、農水省が検討」というニュースが流れていた。博多駅に着いて待機していたバスに乗り込む。そこで今回の研修旅行の主催者である香川県果樹研究同志会長の挨拶があったのだが、それも「無登録農薬問題」についてだった。熊本へ着いてJA熊本果実連で組織運営についての研修をしたのだが、このときの後半も「無登録農薬問題」へどのように対応するかがテーマだった。今回の研修旅行は香川県果樹研究同志会の役員研修旅行だった。3年に一度役員改選の年に行われている。研修目的は熊本県の果樹研究会の組織運営を勉強することと、基盤整備事業の現地視察、キウイの高品質生産への取り組みだったのだが、どこに行っても、急に持ち上がった「無登録農薬問題」についての話題だった。香川県は幸いにもリストに上がっていなかったが、熊本県は「無登録農薬」が販売されていると報じられただけに、JA熊本果実連でもその対応に大わらわだった。旅行中にも新しいニュースが報道されて、今回はすっかり「無登録農薬問題」を考える旅行になってしまった。昨日の夜は無事帰宅したのだが、例によって新幹線の中での冷房が原因で頭痛が起きていたtetywest、日記の更新は出来なかった。「無登録農薬問題」については、農家であるtetywestは当然今までも関心があったし、言いたい事もいっぱいある。今夜はそれをまとめてみようと思っている。
2002年08月29日
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tetywestは農薬を使ってミカンを栽培しています。若い頃には「無農薬栽培」に挑戦したこともあったのですが、湿度の高い温帯モンスーン気候の日本では、無農薬ではきれいなミカンが出来ないことを悟りました。無登録農薬問題以降、農家は農薬の使用基準には特に気を遣っています。ミカンを出荷するときには、どんな農薬と除草剤をいつ散布したのかを園地、品種ごとに全部記録してJAに提出しなければなりません。また、JAではミカン販売金額の0.07%(当然、農家から徴収します)を使って独自に「果実残留農薬検査」を行っています。これは1検体当たり検査費用が5万円かかるのですが、殺虫剤・殺菌剤・除草剤併せて90成分を一度に分析できるのだそうです。農家は何も好き好んで農薬を散布しているわけではありません。手間とコストと健康を危険に曝すリスクを負うわけですから・・・。tetywestも台風18号の後どうしようかと悩んだ末、黒点病の予防のために最後の殺菌剤を散布しました。農薬名は「ジマンダイセン水和剤」です。この時期に黒点病が発生するかどうかは微妙なところで、その後の天候次第なのです。9月になっても残暑が厳しくて雨が多ければ黒点病が発生します。しかし、「ジマンダイセン水和剤」の「適用病害虫及び使用方法」に拠ると、「ミカンへの使用時期は収穫30日前まで」と書いてあります。つまり9月5日に散布すると10月5日までは収穫できないので、9月下旬に収穫する「極早生」にはどのみち散布できないのです。ですからtetywestも極早生には散布しませんでした。結果的には、9月は高温だったものの、台風21号が来るまでは晴天が続いて乾燥したので、極早生に黒点病の発生はありませんでした。しかしtetywestは、「これは一種の『バクチ』なんじゃないの?」と思うのです。堅実な農家のする事ではありません。「それなら、収穫1ヶ月前の8月下旬に散布したら?」という反論は当然あると思います。しかし、黒点病の防除は実際にはそう予定通りに出来るものではないのです。防除指針によれば、6月中旬に最初の黒点病の防除をして、その後1ヶ月ごとに7月中旬、8月中旬、9月中旬(極早生は除く)と防除をします。しかし、今年のように雨が多い年には少しずつ早めに散布することになってしまうのです。この問題にであったためにtetywestは、「ジマンダイセン水和剤」の「適用病害虫及び使用方法」をもう一度じっくりと見直してみました。すると、ミカンへの使用時期は収穫30日前まで4回以内ブドウ 収穫60日前まで2回以内リンゴ 収穫60日前まで3回以内ナシ 収穫45日前まで5回以内カキ 収穫45日前まで2回以内カンキツ(ミカンを除く)収穫90日前まで4回以内と、果物の種類によって使用時期と回数が違っているのです。さらに、マクワウリ 収穫7日前まで7回以内スイカ 収穫7日前まで7回以内メロン 収穫7日前まで5回以内トマト 収穫前日まで2回以内キウリ 収穫前日まで3回以内と、野菜では使用時期が極端に緩和されているではありませんか!!!!何を根拠にしてこのような使用基準が決められたのかtetywestには全く理解できません。参考URL:http://www.greenjapan.co.jp/jimandaisen.htm グリーンジャパン>農薬情報>殺菌剤
2004年10月06日
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雲南省で最後の食事は、昆明市の銀座みたいな金碧路に面した「橋香園」という店だった。もうすぐ午後1時なのに大混雑で、店の外のテーブルまで満席だった。案内されたのは店の奥のほうで、先に2人いたお客と相席だった。橋香園whさんが手際よく注文してくれて、何が出てくるのだろうと楽しみに待っていると、たくさんの皿が次々に運ばれてくる。それぞれの皿には鶏肉、豚肉、魚の薄切やニラ、チンゲンサイのような野菜が入っている。そして、ひと際大きな皿に盛られて出てきたのは「米線」の麺だった。最後に、端の欠けた大きな丼に入ってグツグツ煮立っているスープがやってくる。「まず肉を入れて、野菜を入れて、最後に米線を入れます」whさんが食べ方を教えてくれる。「これは、『過橋米線』と言います。雲南省の有名な食べ物です」と、ノートに漢字を書いて説明してくれる。「『過橋』はこちらの皿からこちらの丼へ橋のように渡るから、そう言います」なんだか日本の「寄せ鍋」に「うどん」を入れるようなものだ。具がとびっきり上等なので、今まで食べた「米線」の中では一番美味しい。なるほど、それで今朝の食事はラーメンだったのか・・・過橋米線tetywestたちのテーブルの一列前に小さな舞台があって、運良く1時からのショーが始まった。竹の笠をかぶって民族衣装風のコスチュームをつけたダンサーが5人民族舞踊を踊るのだ。どの女性もルックスもスタイルも抜群にいい。「民族衣装風」と書いたのは、伝統的な衣装より肌の露出部分が多かったからなのだが、tetywestはこっちの方が嬉しい。民族舞踊ショーwhさんから「橋のように渡るから」と教わった「過橋米線」(グオチャオミーシェン)なのだが、帰国後調べてみるともう一つ説があった。 過橋米線は既に1000余年の歴史があり、雲南省南部の蒙自県が起源と言われている。当地のある書生が南湖にある小島で科挙の試験勉強に励んでいた。妻が食事を作って運ぶのだが、彼がすぐに食べないので、いつも冷めてしまう。ある時、妻が鶏のスープの壺を触ると熱い。中を見ると、上に油の熱い層があり、熱気を封じ込めていた。妻はこれにヒントを得、この後、夫に運ぶ麺のスープに鶏油を貼るようになり、夫に熱い麺を食べさせることができるようになった。妻は彼のために毎日食事を作って送り届け、その書生はついに試験に合格して状元となった。妻が毎日食事を送り届けるのに小さな橋を渡らなければならなかったため、書生はそれを『過橋米線』と呼び、その時から言い伝えられてきたとのこと。ちなみに米線の作り方は、うるち米を水に浸して発酵させ、挽いてしとぎにします。これを濾したものを蒸して、小さな穴がたくさんあいた板を通して、ところてんのように押し出して、うどん状にします。これをさらに冷水にさらしてできあがり。なのだそうだ。
2004年10月07日
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2001年09月28日
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ミカンの収穫も終えて、ようやく新しい年を迎える準備が出来ました。ミカンの収穫をしているある日、あるアメリカン・ファミリーがtetywestのミカン園でミカンの収穫を手伝ってくれました。仁尾中学校外国語指導助手のDanさんと奥さんのJeanさん、そして1歳8ヶ月になるAikoちゃんです。みかんの収穫が終わった頃、町の広報誌にその時の様子が掲載されていました。今年の最後の日記はその文章で締め括ります。来年は農業をやっていることの新たな意義を探す年になりそうです。―------------------------------------ダンのひとりごと俳句とミカンとボランティア愛子は木になっているそれが大好きだ。彼女の個人的な言葉で ”Chikan Chikan” と言うらしい。最近それはどこでも見ることができる。山の上や、お店、私の家の玄関でも。ほんの1歳8ヶ月だけれど、数秒でそれの皮を剥き、素早く食べられる。私たちが日本を離れるとき、彼女は本当に悲しむだろう。他の国にも ”ミカン” のような果物はあるけれど、同じじゃない。私はアメリカの友人に ”真ん丸な果物” のように描いてみせる。ジャケットのポケットにピッタリ入る大きさで、勝手に剥けてしまう皮ではなく、甘党の私を満足させて、おまけに体に優しい。日本のイメージの一つとして、私は ”コタツに入ってミカンを食べているシーン” をいつも思い出すでしょう。懐かしいと・・・2週間前、私が日本に来て初めての冬以来、望んでいたことを経験する機会を得た。ミカンちぎりのお誘いを受けたのだ!聞くと驚くかもしれないが、私にとっては待ちに待った瞬間だった。日本の実生活の一部を経験できることは、旅行に行って寺院やお城を見るよりずっとエキサイティングだ。砂利道を七宝山の頂上へ上がる軽トラのサウンド、朝の冷んやりとした空気、眼下に広がる海へと続くわが町の景色が、私の感覚を目覚めさせ、私たちが住んでいる町の美しさに再び感謝した。他の農園の人たちとの2回の休憩を取りながら。昼ご飯まで太陽の下でミカンをちぎったけれど、お年寄りの方が、私たちより圧倒的に早くちぎるのだ。私が思うに、お世話になった農園の方は、私たちの仕事は午前中を予定していたけれど、頼み込んで午後からも連れて行ってもらった。私が楽しんだ体験の多くは、自然と共に太陽の下で働くことだった。私の家にはとても大きな庭があり、特に秋には大変な手間がかかる。芝や草を刈り、リンゴの収穫や、落ち葉も片付けなければならない。ウィスコンシン州では、寒くなるのが早く、落ち葉で分厚く覆われる。それら全てを集め、堆肥の山へ運ばなければならない。私は、この骨の折れる仕事が嫌いだったけれど、それによって自然が私に教えてくれたことに感謝している。大学でも、奉仕団体に入った。日本では、言葉と文化の壁が自発的に奉仕する機会を難しくしたので、自然に触れる労働をすることが嬉しかった。もし農園での作業に助けがいるなら、気軽に声をかけて!なぜなら ”私のしたいこと”リストには、まだ2つのアイテムが残っているのです。その中の一つは ”ミカンモノレールの運転方法を学ぶ” なんだけど・・・。ミカン俳句Autumn freckles fill The face of Seven Treasures Bring forth its bounty (秋の陽が 恵み浮かべる 七宝山 -tetywest和訳)―------------------------------------
2003年12月31日
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今から熊本へ出かけます。帰ってくるのは明日ですが・・・同窓会の報告が一段落したので、ちょっと日記も休憩しますね。西日本は残暑がぶり返してきて、まだまだ夏が頑張っていますけど、秋はすぐそこまで来ているんでしょうね。皆さんもお体に気をつけてお過ごしください。それでは・・・行ってきます。
2002年08月27日
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「鶴は千年、亀は万年」というのは日本固有の諺かと思っていたら、最近中国の友人と話をしていて、これも中国からの輸入品だとわかったtetywestです。中国では「龍」「鳳」「亀」「麟」が縁起の良い動物のベスト4だと教えてくれました。なるほど、それで定陵には亀に乗った墓碑があったのか・・・・さて、ここから話は全然別の方向に・・・・友人 「『亀』は昔は良い動物。でも今はちょっと違います」tetywest 「なに?なに?」友人 「奥さんが自分以外の男と関係していることを知らない夫を『亀』と言うんです」tetywest 「へ~、そうなの」さらに、続ける友人友人 「ワンパータンね」tetywest 「えっ?ワンパターン。何それ、・・・・書いてくれる?」友人が書いたのは「王八蛋」友人 「ワンパータンですよ」tetywest 「おぉ、王、八、蛋、でワンパータンなのか。それで、ど~ゆ~意味なの?」友人 「『王八』は口語で、亀のことです。『蛋』は卵」今度は日本語の「ワンパターン」を説明するtetywest。中国語と日本語(英語?)で同じ発音の言い回しがあるのにビックリでした。tetywest 「じゃ、夫が他の女性と関係しているのを知らない奥さんは『鶴の卵』?」友人 「いいえ、昔、中国の男は奥さん何人でも大丈夫です。ですからそんな言葉はありません」tetywest 「昔の日本も、同じだったんだよ」さらに友人が紙に書いたのは「紅杏出牆」tetywest 「?????」友人 「きれいな花が塀を越えて咲いている・・・でしょう?」tetywest 「うん、それで・・・・」友人 「ワンパーの奥さんのことです」tetywest 「あ、そうか」友人 「これは唐朝の詩があります」さらさらと詩を書く友人。「一枝紅杏出牆来」tetywest 「誰の詩?」友人 「孟浩然です」tetywest 「おぉ!!あの『春眠暁を覚えず』で有名な・・・・」友人 「最初はその意味ではなかったです。でも、紅杏が亀の奥さんだということは、今の中国人なら誰でも知っていますよ」「鶴亀」が「孟浩然」へ・・・・予想外の展開でした。同じ「おめでたい」でもワンパータンにはなりたくないですよね。
2002年02月12日
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